素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🏔 筑波山(女体山)から白雲橋コースを下る 🏔

2023年12月30日 | 日本百名山

筑波山は双耳峰 で、標高としては女体山の 877mで表示されています。                      日本百名山の中で標高が 1000m以下の山は筑波山と九州の開聞岳(標高 924m)のみであります。

周囲から抜きんでた山容と信仰や詩歌に登場する歴史・文化を深田久弥が高く評価し選定されたとのことです。

山頂の展望もすばらしく、北関東で最も人気の高い山であります。

男体山から御幸ヶ原に戻り、東に延びる電波塔のある稜線上を進む。

御幸ヶ原の広場から登り出し(出発 10時 35分)小さなアップダウンを繰り返しながら女体山へ。

まず最初に《せきれい石》と表示された大岩が目に付いた。 10時 43分。                     案内には、「この石の上に鶺鴒(せきれい)という鳥が止まり、イザナギノミコトとイザナミノミコトの二神に夫婦の道を教えたという言い伝えがある。」と書かれていました。

せきれい石の前にたたずむせきれい茶屋さん。通過、10時 44分。

この尾根沿いは女体山から、その先の弁慶茶屋跡辺りまで奇岩怪石が沢山現れます。

《ガマ石》通過、10時 47分。                                                あの筑波山名物「ガマの油」ガマ 口上を考案した永井兵助が、この石の上で口上の文句を考えたと云われております。

筑波山は山頂から中腹が 約 7500万年前につくられた斑レイ岩、中腹より下が 約 6000万年前につくられた花崗岩でできています。                                        古来、これらの岩石は筑波山に暮らす動植物の営みだけでなく、山麓の人々の暮らしをも支えていました。

筑波山は関東各地から遠望できる立地にあり、気象観測所(1902年)や電波中継塔などが古くから立ち並んでいます。                                                    電波塔の下を通過、 10時 50分。

電波塔を過ぎたら、その先に女体山の御本殿が見えた。

女体山山頂の御本殿に到着、 10時 55分。

 

こちらの山頂も男体山同様、岩場の上に御本殿が建ち、狭いうえ危険防止の柵の建設工事な進められており、邪魔をしないよう 短時間で参拝を済ませ、10分ほどで下山した。

山頂で工事を進められる作業員の方々。ご苦労様です。

素早く工事の裏側を覗かせて頂いたら、遠く霞ヶ浦を見ることが出来た。

下りながら、男体山を遠望す。

御本殿横の天浮橋(あめのうきはし)を渡り、白雲橋コースへの下山道に入る。 11時 05分。

山頂から中腹で見られる斑レイ岩の巨石や奇岩は長い年月をかけた風化や浸食によってつくられたものです。

私は下りですが、下には筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅があり、そこに大きな 駐車場があるので、そこから岩場の急な登りに挑戦してくるファミリーを含め沢山の老若男女が頑張っていました。

屏風岩通過、11時 22分。

屏風岩の上を筑波山ロープウェイが下って来ました。逆光で白黒です。

《北斗岩》通過、11時半。

天に聳え立つ岩で、天空に輝く北斗星の様に、決して動かないことを意味しているのだそうです。                                                                                                                                                    その脇には祭神の月読尊(つくよみのみこと)を祀る筑波山神社の摂社「小原木神社」があります。

この尾根には、まだまだ裏面大黒石、出船入船石、母の胎内くぐりなどの奇岩・怪石が続き、高天原を過ぎ弁慶七戻り石をくぐると終わります。

《弁慶七戻り》通過、11時 55分。

古くから、神々の世界と現世とを分かつ場所とされてきた石門とのことであります。           頭上の岩が今にも落ちそうで、 恐れおののいた弁慶が「七戻り」したと云われています。

弁慶茶屋跡の東屋を通過、12時丁度。

ここが 筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅と筑波山神社へ下る分岐点であり、自分は神社へ戻るため白雲橋コースへと進みました。

《白蛇弁天》通過、12時 50分。

白い蛇が棲んでいると云われ、この白蛇を見かけると財を成すとの伝説があります。

酒迎場(さかむかえば)分岐通過、13時丁度。                              ここは白雲橋コースと筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅からの迎場コースとの合流地点です。

女体山登山口に無事下山しました。13時 05分。

この登山口から10分で筑波山神社に到着し、ゆっくりと参拝を済ませました。

 

 

※ この1年、ありがとうございました。                                       ご訪問くださいました皆様、良き新年をお迎え下さい。

 

 

 

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🏔 関東平野の名山『筑波山』を歩く 🏔

2023年12月28日 | 日本百名山

《 西の富士、東の筑波 》と称される関東の名山。                         筑波山神社の御神体山である霊峰 『筑波山』 を歩いて来ました。

筑波山は、女体山と男体山の双耳峰からなり、万葉の昔から人々に親しまれ詩歌に詠われた名山でもあります。                                                   昭和 44年2月1日、筑波山塊が霞ヶ浦を中心とした水郷国定公園に編入され、水郷筑波国定公園が誕生しました。                                              公園内は特別地域または特別保護地区に指定され、沢山の 花々 が保護されています。

沢山の自然に咲く花々を見るのは、人工的につくられた植物園などとは違った良さがあります。ただこの時期には、静かな陽だまり ハイクが楽しめるので出掛けてみました。

大鳥居の下にある市営第四 駐車場に7時 05分到着。97台駐車可の所、私の車だけでした。                      30分で準備を済ませ7時35分、 出発。外気温 2.0℃ 

市営第四 駐車場から大鳥居を目指して上がってくる上記の様な広場に出て、筑波山神社入口のバス停やトイレがありました。                                     大鳥居をくぐり参道を登って行くと、名物のガマ の油や置物などが飾られたお土産物店が並び、左手に筑波山大御堂と石柱が目に入り参拝した。

筑波山神社付近の様子がわからず、地元の方らしき人に「筑波山に登りたいのですが❓」と道をお尋ねしたら、出勤途中にもかかわらず御幸ヶ原コースの登山口まで案内して下さり、恐縮し丁重にお礼をしました。                                        知らない所で親切な対応を受けると今日一日が、とても良い日になりそうで嬉しかったです。

そんなことで筑波山神社は下山してから、ゆっくり参拝することにした。                  まず目指す男体山への登山道は木製階段や案内板等が整備され、とても歩き易くなっていました。                                              ただ階段状の登山道が長く続くと最後まで足が上がるか心配でしたが、今回は意外と調子良かった。

登山道はケーブルカーの軌道に沿った形で 「御幸ヶ原登山コース」 が作られています。

杉やヒノキの樹林の中を登っていると、今年の筑波山整備事業として令和五(2023)年三月末に新築された東屋に到着、9時。                                     あまりにも立派な東屋でビックリ、休憩しながらケーブルカーを眺めることが出来ます。

木段の登山道も傾斜を増し、やがて岩や木の根がむき出しの道となる。

露岩帯を登り切ると男女川(みなのがわ)源流部に出る。 9時 18分。                   《つくばねの峰より落ちるみなの川》と万葉集に詠われたところのようです。

源流部から更に樹林の中を登ると、大きな岩の間に香取神社の小さな祠が迎えてくれました。 通過、9時 31分。

この御幸ヶ原コースの斜面は、ほぼ木段で整備され 筑波山神社の御神体山として良く整備され、沢山の登山者に愛されている山と知りました。

木製階段を登り切ると、ケーブルカーの山頂駅や食堂兼土産物店などの建物が並ぶ、十分な広さのある御幸ヶ原に出た。9時 50分。                                           奥の峰は女体山方面で、こちらの稜線沿いには電波銀座の俗称通り電波中継塔が立ち並んでいる。

御幸ヶ原から北側の日光方面の景色を望む。遠方が霞んでいたのが残念だった。

まず御幸ヶ原より男体山を目指して岩の登山道に取り付く。

10時 10分、男体山御本殿の建つ標高 871mの山頂に到着。

直ぐに無事登頂できた旨の報告参拝を済ませ、南西方向には郷土の山『 富士山 』 を見ることが出来ました。                                                      霞んだ中で見難く必死に目を凝らし、どうにか撮影できて良かったです。

山頂御本殿の裏側に男体山の標示板がありました。

岩場の山頂はあまり広くはなく、御本殿の横には我が国最初の高層気象観測所として創設された筑波山測候所がありました。

こちらの気象観測所は筑波山神社が所有しており、その管理・運営を筑波大学計算科学研究センターと共同で行っているとのことです。

10時 25分、下山開始。下山途中から見た、これから向かう女体山。

再び御幸ヶ原に戻り、下山した男体山を見上げる。

御幸ヶ原は男体山と女体山の鞍部で、ケーブルカーの山頂駅や回転展望台があり茶店や土産物店が並んでいます。

ここには昭和 60年(1985)4月 26日、昭和天皇が筑波山に行幸                              ご登拝遊ばされた折に、お詠みになられた詩の石碑 がありました。

 

 

 

 

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🎄 松田きらきらフェスタ 2023 🎄

2023年12月20日 | 

今年も、あと僅かとなりました。                                        コロナ の終息を祈りつつ、新たな年を迎えましょう。  

足柄平野の北に位置する松田山の中腹に 18万球が輝く 天空のイルミネーション

12月 15日から始まり年内は 25日(月)まで開催されております。 17 時から 21時まで

新年は1月7日(日)~8日(月)の 2日間、 再点灯されます。                                  駐車場 代金1千円、入園料は大人300円・小人200円 です。

会場は 冷え込みますので 防寒対策 が必要です。

第 21回目となる クリスマス 恒例のイベントであり、今年は以前の形からマイナーチェンジした イルミネーション となっています。

日当たりの良い南斜面であり、10月頃からはミカン狩りの楽しめる山であります。

また、2月中旬位から3月中旬にかけては 桜祭り が開催されます。                       2024年は 25回目となり、比較的早咲きの『カワヅザクラ』の木も大きくなり、紫がかった濃いピンク色の花びらが可愛らしく見応えがあります。

会場には、ふるさと鉄道というミニ鉄道に私鉄 特急のレジェンド、運転席が2階にある「小田急ロマンスカー はこね号」や「蒸気機関車」が走っています。                      ※(現在は調整中で走っていません。)

約 80mの平和のトンネルを抜けた先には、200インチのスクリーンに、平和を願った動画が放映されています。

関東随一の夜景も同時に楽しめる様に、夜景を邪魔しない イルミネーション の配置にも工夫が凝らされています。

夜が更け 足柄平野の南から北を望むと、闇夜に浮かぶ イルミネーション が輝いて見えます。

 

 

 

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▲ 紅葉狩り:静かな松茸山 ▲

2023年12月06日 | 郷土の秋

紅葉 の綺麗なところは沢山の人々が、この時とばかりに押し寄せています。                今まで3年間の新型コロナウイルス感染症が、今年の5月に2類から5類感染症に移行され、隔離措置や外出の自粛要請もなくなりました。                         これが大きく影響し、皆さん今年こそはという思いが行動に出ているように思います。                                         自分の体調管理は、自分で行いましょうとのことです。

 

                                             若い方でも新型コロナに感染された方のお話では、倦怠感など後遺症に 悩まされている方が今でもおられる様で、高齢で臆病な私にはまだまだ人混みには出られません。

そんなことで人混みの無い所として山歩きをしていますが、有名な山は避けています。

宮ヶ瀬湖畔園地を9時 56分に出て、松茸山散策路早戸川登山口に向かいました。             到着、10時 10分。

カサかさカサと落ち葉を踏む足音を聞きながらノンビリと進む。

周りには次々と真っ赤な紅葉が目に飛び込み、これぞ 『山粧う』 という言葉がピッタリと思った。                                                      真っ赤に紅葉した姿はひときわ目立ち、実に美しい メグスリノキ。

赤から緑へと見事なグラデーションに驚いた。

日本には古くからカエデの自生種が多く見られ、その代表種がイロハモミジと言われています。

なお、盆栽の世界では便宜上、イロハモミジの様に葉の切れ込みが深いタイプをモミジ、ハウチワカエデの様に切れ込みの浅いタイプをカエデと呼んで区別し、その定義は園芸界全体にわたっているとのことです。

11時 20分、上部の尾根に出たら防火用水 が設置されていた。

尾根を5分ほど進んだら、松茸山(標高 570.5m)山頂の東屋が見えた。                    今日は珍しく風もなく暖かかったので、30分の休憩を取りお弁当 にした。

11時 50分、下山開始。                                             誘って頂いた時に松茸山と聞き、アカマツ林の山かと思いましたが、登ってみたらアカマツは1本もなく、山頂付近の尾根上にはモミの大木:巨木が何本も見られました。

本当にマツタケが取れるような山には、登山者など入れませんよね。

風もなく静かで暖かな日に、落ち葉を蹴散らしながら闊歩するのは気持ちよい。

12時 20分、早戸川登山口に無事下山しました。

最近は半日くらいで歩ける山を探して歩いています。

 

 

 

 

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▲ 紅葉狩り:春ノ木丸 ▲

2023年12月03日 | 郷土の秋

神奈川県には県民を支える水源地として重要なダムが4つあります。                            相模ダム(相模湖)                                                    城山ダム(津久井湖)                                               三保ダム(丹沢湖)                                                   宮ヶ瀬ダム(宮ヶ瀬湖)

今回は のダムの合計貯水量よりも大きく約2億トンの貯水量を誇る 『宮ヶ瀬ダム』 の周りにあるマイナーな山の 紅葉 を見に行って来ました。

宮ヶ瀬湖畔園地の水の郷駐車場に8時 20分到着。10分で準備を済ませ8時半出発。               水の郷駐車場前の登山口より取り付く。

登り始めは広葉樹でも落葉性 の木が多く、落ち葉を踏みながら進む。

最初の道標を通過、8時 36分。                                         向かう山は 『春ノ木丸(標高 487m) 、ガイドブックには出ていないマイナーな山ですが、宮ヶ瀬湖付近の山をホームグランドとして歩かれていた方に案内して頂きました。

登山口から登り出し、「ヒョットしたら紅葉は遅いかもしれない❓」何て話しながら登っていたが 15分ほど進んだら、まだまだ綺麗な紅葉が見られ、その後ろに水の郷大つり橋も見えた。

紅葉狩りにピッタリで、去年の4月に登った仏果山や高取山が見えた。

昨日は平地でも結構な風が 吹いており「山は寒いかな ❓」と思い防寒着は準備していたが、この日は雲も 風もなく最高の陽だまりハイクとなりました。

紅葉と書いてモミジと言うように、紅葉が美しい木の代表はモミジに違いありませんが、実はモミジもカエデもカエデ科に属し、植物学的には同じ系統なので、特に区別はされていないようです。

そのため正式な植物名はカエデとされ、モミジは日本における呼び名とされているそうです。

                         

紅葉狩りと言ったら、やはり快晴の日に限りますね。                                陽光を 浴びたイロハモミジは、より以上に 色が 映え、真っ赤だけより空の青さに赤や黄色がさらに引き立てられます。

秋の素晴らしさに見とれていたら、尾根の上に出て山頂まで 0.3Kmの標示板があった。

尾根上で見たミヤマシキミ(ミカン科)の赤い実が目立っていた。

9時 12分、春ノ木丸山頂に到着。

展望は良くないので、5分休憩して下山開始。

ダンコウバイの黄葉。                                            春先には黄色い小花を沢山つけますが、秋の黄葉にも目が引き付けられます。

下りになると、登っている時よりも綺麗な紅葉が目に飛び込んできます。

丹沢の地図にも詳しい案内はないので、ほとんど人が入らない山らしく、この時期は 落ち葉 に足を取られぬよう注意すれば、簡単に登れて紅葉狩りを楽しめる最高の山です。

9時 50分、宮ヶ瀬バス停前の登山口に下山した。

宮ヶ瀬湖畔園地の水の郷駐車場前の春ノ木丸登山口から、ブラブラ、キョロキョロと写真を撮りながらノンビリ歩いて1時間 20分で宮ヶ瀬バス停前への周回コースが歩けた。

 

 

 

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