素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

◎ 2019:台風後の狩川の流れ ◎ 

2019年10月24日 | 河川

台風 19号で亡くなった人は全国で 84人、行方不明 9人。  (10月24日:15時 06分現在)

宮城県:阿武隈川、新潟県:阿賀野川、長野県:千曲川、茨城県:那珂川、東京都:多摩川。  沢山の河川の氾濫決壊

台風 19号は近年稀に見る豪雨による水害事故が各地で多数発生しました。           上記県の河川決壊、氾濫が広範囲で、国は『激甚災害』に指定し、土木施設や公立学校などの復旧費用を支援するようです。

神奈川県南足柄市の金時山(1213m)東斜面に源を発し、北北東方向に流れ、県道 78号線に沿って流れ下る「狩川」を見て来ました。

伊豆箱根鉄道の大雄山駅近辺より、県道 74号線に沿って南東に流れを変え、小田原市の飯泉橋付近で酒匂川に合流する。                                            神奈川県全体から見ると、県西部を流れる二級河川

距離は 13.64Kmと短く急峻な河川である。 上流から下流に見ていきます。

矢倉沢の関下橋 上流方向。

関下橋 下流方向。

苅野の一色橋 上流方向。 正面に見える前田橋は現在通行止めです。

一色橋 下流方向。

苅野の日影橋 上流方向。

日影橋 下流方向。  右岸の護岸下がえぐり取られていました。

苅野の渡場橋 上流方向。

渡場橋 下流方向。 左岸の工事用柵が置かれている下は、護岸が崩れていました。

苅野の小川口橋 上流方向。  左からの柄沢川と合流しています。

小川口橋 下流方向。  左岸の護岸がえぐられていました。

雨坪の新上河原橋 上流左岸より 下流方向。台風 21号に備えて護岸修理中。         右手の道は、廃棄物最終処分場から広域農道への道です。

新上河原橋から 下流方向。  大きく崩れた護岸の応急処置は完了していました。

パークゴルフ場サイドの左岸より 上流方向。

パークゴルフ場サイドの左岸より 下流方向。

雨坪の上山下橋から 上流方向。

上山下橋から 下流方向。

広町の下沢入橋右岸から 上流方向。  リバーサイドに遊歩道が作られている。

下沢入橋右岸から 下流方向。    遠心力で水かさが増した下流の右岸は草が枯れています

飯沢の大橋右岸からの 上流方向。                                     川の両サイドは道路となっており土手の役目をしているが、住宅地は土手より低い

大橋右岸からの 下流方向。                                      河床の両サイドは遊歩道としてコンクリートで固められている。  

飯沢の大雄橋から 上流方向。  上総川と合流している。                     左岸にコンクリートで造られた広場の上は川となっていた。 増水により草は枯れている。

大雄橋から 下流方向。  川の先が右折しており、右折部の河床が高くなっている。   増水すると、どうなるんだろう。

急ピッチで進められる大雄橋の河床掘削工事。 橋げたと河床の幅が狭い

狩野の大泉河原橋からの 上流方向。 左岸に石がたまり、河床が高い

大泉河原橋から 下流方向。 増水で左右の草木は綺麗に流された。

大雄橋と大泉河原橋間の河床の盛り上がり。                              河川がカーブしており水かさが増すと遠心力で左岸にぶつかり、護岸が低いため、台風 19号では氾濫の危険ありで避難勧告が発令されました。

 

台風 21号到来に向けて狩川の復旧、改修工事が急ピッチで進められていますが、集中豪雨が無いことを祈るばかりです。                                         狩川の一部分を見て来ましたが、河床が高く護岸が低い強く感じました。

千葉県等の被災地と比較した場合、雨量の少ない当地でこの状況です。              同等の雨量を考慮した場合、生命を守る行動は早急に採らなくてはいけないことであります。

 

今後の台風について

地球 温暖化は治まる様子は無く、海水温が益々上昇すれば台風勢力の増大は避けられません。                                               台風19号の被災地を見ても、住居は簡単に移動できるものでは無く、まず人命を守る行動をとることが大切です。                                                 南足柄市内を流れる「狩川」は大雄橋から上流域は徐々に斜度を増し、急流となっています。                                          関本、向田、和田河原地区は向田小学校や足柄台中学校のある丘陵地へ避難が良いです。   広町、飯沢、中沼、狩野、塚原、岩原、沼田地域は広域農道側への避難が安全です。

台風15号・19号を始めとした 9月から 10月にかけての暴風雨により、東日本を中心に大規模な災害が起きました。                                          千葉県南部では、家屋への浸水や停電など大きな被害がありました。               台風19号では、河川の堤防決壊による氾濫などによって、11月14日現在では 93人が死亡され、3人が行方不明となっています。

そんな被災された地域の様子を目の当たりにすると巨大台風の発生が無いことを祈るばかりです。

台風15・19号で被災された地域の皆様の早期に復旧されることをお祈り致します。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする