素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 塔ノ岳から大倉尾根を下る ▲

2021年12月28日 | 丹沢山塊

暖かくて本当に眠らないうちに、相模湾を目掛けて長い大倉尾根を下る。

コロナ禍であまり遠くの山へ行けなくなり近くの丹沢を主に歩き、自分がどの程度歩けるのかが判って来た。                                       山行計画を立てるにあたり、自分がどの程度歩けるのかを知っておくことは必要である。   12月のこの時期になると日の入りが 16時半、山頂で明るくても下山を始めて樹林帯や沢沿いに下ったりすると 15時頃から薄暗くなるのである。

南東側に相模湾が大きく広がり、左に三浦半島その手前に江の島が見え、右側を見れば真鶴半島や初島が見えた。この日は見えませんでしたが伊豆大島が見える時もあります。

西側の富士山は勿論、北側の丹沢主稜線もハッキリ望めた。

そんな雄大な景色を充分楽しみ 13時 10分、下山の途に就く。まず、先程必死に登って来た木製階段を下る。

13時 25分、先程通過した金冷しを過ぎ、大倉方面に進路を取ると間もなく岩場が現れる。

岩場を越えると真っ直ぐ相模湾に進むような木道を下る。                           この辺りの登山道は以前、はげ山の様な何もない滑り易い土の道であり、云われは分かりませんが「バカ尾根」と呼ばれていた。

そこを過ぎると次はガレ場の下りで膝を痛めない様に慎重に下る。

13時 45分、花立山荘通過。

花立山荘から 15分ほど下ると樹林帯の中に整備された木製階段を下る。           この大倉尾根は急なガレ場の下りもあるが木製階段や木道が整備され、とても歩き易くなっている。

堀山の家通過、14時 20分。                               塔ノ岳を下り出して1時間 10分、ベンチが用意され休憩中の登山者が沢山見られた

駒止茶屋前の急階段を下る。14時 40分。                          トレイルランをされている方々は羨ましいほど軽い足取りで下って行かれた。

一本松通過、14時 52分。                                 ここは紅葉が綺麗な所だが12月半ばで、既に終わっていた。

狭い石畳の登山道になってくると大倉バス停は近い。

大倉尾根登山道入口にある丹沢大山国定公園の案内板通過、15時 35分。

大倉バス停到着、15時 45分。 お疲れ様                                塔ノ岳から休まずに下り切ったが、どう頑張っても2時間半は越えてしまう。限界を知った。

着替えてから秦野戸川公園をブラブラしたら、公園内でクリスマスイルミネーションの準備が進んでいた。

 

 

     ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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▲ ブナ林の鍋割山稜を行く ▲

2021年12月22日 | 丹沢山塊

ブナ林の美しい尾根道を歩く。

鍋割山の鍋割山荘は「鍋焼きうどん」が食べられるとのことで人気があるようですが、夏には「かき氷」も食べられるようです。

以前とは違い、山小屋は進化して来ました。 北アルプスなどは食事面やトイレの整備など素晴らしいです。

鍋割山を 11時出発。鍋割山稜の稜線に進む。明るく広い尾根で歩き易い。

東に向けて進路を取る。その左手には遠く、堂々とした丹沢主稜線が見える。        中央のピークは丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳(標高 1673m)

二度ほどアップダウンを繰り返しながら、なだらかな尾根を進む。

尾根道から南方向に目をやれば小田原市街、その先に真鶴半島や初島も見える。

見晴らし最高の尾根道、行きかう人もなく街中でもなく、マスク無しで闊歩。           カサッカサッ 聞こえるのは自分の足音、風は無く気付くと鳥の さえずりもない。この時期の静けさを楽しむ。

鍋割山を出発して 30分、小丸(標高 1341m)通過、11時半。

段々、塔ノ岳に近づいてくると登山道の両脇にはブナの大木が現れ、西丹沢のようである。

ブナの木の大切な役割について                                   洪水を防ぐ緑のダム                                        土砂崩れを防ぐ緑の堤防                                酸素を生産する天然の空気清浄機                             野生動物の食料の確保 ⇒人と野生動物の棲み分け(共生)

ブナの原生林は傷つけず大切に守りたいですね。

小丸尾根分岐を過ぎた 11時 45分、正面に青い屋根の花立山荘が見え、その後ろに大山、右手手前には三ノ塔や烏尾山が見える。

鍋割山稜の終盤になり大丸(標高 1386m)への最後の登りが始まる。12時。       左手には塔ノ岳が見える。

大丸を越え、下った所で大倉尾根の登山道との合流地点「金冷し」に着いた。12時 10分。

ここからは塔ノ岳山頂が目の前に見え、金冷しからマップタイム25分。              急な登りに造られた木製階段を必死に登る。                             

登頂、12時半。

360度の展望、キョロキョロしていると汗が冷える。                  風の当たらない陽だまりでノンビリお弁当、ポカポカして眠くなる。

 

  次は塔ノ岳から大倉尾根を大倉バス停に向け下ります。

 

 ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

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▲ 大倉バス停から鍋割山へ ▲

2021年12月16日 | 丹沢山塊

落葉した静かな山歩き。

小田急線 や国道246号線 から北側に望め、丹沢山塊の南側に並ぶ丹沢表尾根から鍋割山稜の鍋割山(標高 1272m)と塔ノ岳(標高 1491m)を右回りの周回コースで歩いて来ました。

大倉バス停前の駐車場(平日は1日駐車料金 500円)に6時 40分到着。             直ぐに出発準備を始め、7時 05分出発。

バスターミナルと道を挟んだ反対側に道案内板があり、それに沿って西側へと進路を取る。

最近の山歩きは極力、今まで歩いたことのないコースを選択しているので、常にマップ上に自分の位置を確認しながら歩いている。

舗装路から外れ、竹藪から杉林の様な中を 20分ほど進んだら西山林道に合流した。

ぶつかった西山林道を右折し二俣を過ぎ、鍋割山荘へ水を運ぶためのペットボトルが準備されている所で林道は終わる。そこまでは長い林道歩きが続く。

8時 15分 尾関廣先生之像前に到着。

尾関先生は明治 28年に愛知県で生まれ、13歳から登山を始められ、その足跡は国内はもとより海外にまで及ぶそうです。                                昭和 15年 純正な登山を普及し、その発展を願い全国の登山団体に呼びかけ組織化を図る。   昭和 30年 全日本山岳連盟を結成、後に会長となり社団法人日本山岳協会に発展させた。

丹沢国定公園化運動や大自然を道場に青少年育成と遭難防止のため県立登山訓練所の設立に尽力された。

二俣通過、8時 23分。

幅の広い勘七沢を渡り、更に林道を進む。

西山林道の終点地には、鍋割山荘へ水を運ぶためのペットボトルが置かれている。      8時 55分通過。

ここを過ぎると登山道に変わる。

沢を渡り樹林帯の中の涸れ沢を登る。

20分ほど登ったら登山道に陽が当たって来た。日差しが強い。

9時 20分、後沢乗越に到着。5分ほど小休止。

ここからは目的の鍋割山に向けて北に進路を取る。                        前方には急登が目に入るが落葉して明るい登山道であり、焦らずノンビリ進んだ。

途中には緩やかな登りも見られた。

山頂に近くなると、登山道が綺麗に整備されていた。その先に小丸、大丸の稜線が見えた。

10時 40分、鍋割山荘が見えた。

 

 

山頂にはテーブルベンチや山案内方位盤が設置され、綺麗に整備されていた。

展望最高で富士山がとても綺麗に見えた。

20分休憩し、周りの景色を楽しむ。 

 

  次はブナ林の鍋割山稜へ進みます。   

 

  ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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▲ 足柄峠から矢倉岳を歩く ▲ 

2021年12月11日 | ジオパーク

いつも見慣れた景色を空から見てみようと、ドローン撮影のお手伝いをして来ました。

依頼を受けると日本中どこでもドローン撮影をして下さる方にご協力頂きました。      ドローン撮影するには国土交通省への許可申請が必要で、素人には分からない手続きは全てお願い致しました。

撮影は箱根ジオパークの南足柄エリアであります。

箱根ジオパークは神奈川県西部の2市3町(小田原市、南足柄市、箱根町、湯河原町、真鶴町)で構成されています。

※ まず、言葉の説明をさせて頂きます。

ジオパークとは、『大地の公園』という意味で、地域の自然に親しみ、その成り立ちを楽しむ場所をさします。

ジオサイトとは、大地の活動や地域の歴史・文化などを実際に学ぶことができるスポットをいいます。

南足柄エリアには、認定を受けたジオサイトが8ヵ所あります。

今回、8ヵ所あるジオサイトのうちの2ヵ所(足柄峠、矢倉岳)をドローン撮影して頂きました。

                          

日程は決まっており、午後には雲や風が出ると不味いので早朝出発。

まず最初に足柄峠の足柄城址へ、到着7時 15分。 早速、撮影準備開始。          朝の冷え込みが強いので沢山のバッテリーを用意して頂きました。

足柄峠を通る足柄道は、箱根を通る東海道よりも歴史が古く、古事記や万葉集にも足柄の地名が残っています。                                    西暦 800年の富士山の延暦噴火の際には足柄峠が通行不能となり、迂回路として箱根峠が整備され、江戸時代に東海道が整備されると、一部は矢倉沢往還として利用されました。

 

現在は、足柄古道として保存、紹介されています。

また、足柄峠には小田原北条氏の支城であった足柄城🏯の遺構が一の曲輪(くるわ)から五の曲輪まで並ぶ連郭式の山城となっています。

一の曲輪から二の曲輪を見た所で、間の窪みは空堀になります。

ドローン撮影は1時間ほどで終了し、8時半に次の撮影地 矢倉岳に向かう。

古い登山道は山腹に沿って走っていたが、大雨により崩壊し尾根沿いに登山道が変更されており、そちらの道をご案内した。

県立21世紀の森や洒水の滝への分岐である山伏平で 10分の小休止。9時半、出発。

矢倉岳到着、9時 50分。 早速、準備を開始して頂きました。

矢倉岳は、約115万年前に足柄層へ貫入したマグマが地下深くで冷え固まった深成岩体。  その後プレートの圧力により標高870mまで隆起した、世界的にも極めて新しい岩体で、石英閃緑岩からなっています。

その矢倉岳とは富士山の左手、お結びの様な丸い山。 私たちは丸い山の山頂にいます。

その特徴的な形状(お結び型)が足柄峠を見張る櫓(やぐら)のようであることがその名の由来といわれ、足柄道におけるランドマークとしても機能していたと考えられています。

山頂は何の障害物も無いので安心なのですが、撮影者の方にはモニターで見やすい映像を確認しながら撮影して頂き、私は登山者の方々にもご協力頂き、一緒にドローンの行方を追いました。

瞬時に100m~150m上がってしまうので、目で追っていないと見失ってしまうのです。

時間と共に雲が現れましたが、意外と雲の流れが速く撮影に慣れた方であり、後で綺麗な映像を見せて頂き、今まで見たことのないカメラ位置からの映像に感動しました。

お忙しい中、山にまで登って頂きドローン撮影まで、誠にありがとうございました。

 

 

  ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

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西湖 いやしの里 ❝根場❞ 2021

2021年12月07日 | 史跡・名勝探訪

秋の根場〈ねんば〉いやしの里を歩く。

世界文化遺産 ❝富士山❞ の麓に広がる富士五湖の一つ、西湖。                         湖畔の北西、富士山を正面に望む扇状地には、かつて『日本一美しい』と称された集落が広がっていました。

その集落は武田信玄の時代に、既に形成されていたとされる根場(ねんば)集落。            そこには約 40軒の兜造りと呼ばれる茅葺屋根の民家が棟を突き合わせるように建っていました。

日照に恵まれ積雪も少ない陽だまりの里で、人々は林業、炭焼き、養蚕、酪農などに勤しみ、力を合わせて独自の文化を形成しながら、平和で豊かな暮らしを営んできました。

村人総出で茅葺屋根の葺き替えを行ったり、昔ながらの茅葺の民家を存続する一方で、より良い暮らしを求めて村をあげて取り組むなど、先進的な村づくりをしていました。

1966(昭和 41)年9月、西湖周辺では秋雨前線と台風 24号によって大雨が続いていました。

 

そこへ台風 26号による記録的豪雨が追い打ちをかけ、ついに耐えきれなくなった山腹が崩壊。「山津波」と呼ばれていた土石流が一気に沢を下り、根場集落を直撃しました。

                                                             9月 25日、未明であったとのことです。

これにより、当時 41棟あった茅葺民家のうち、37棟が全半壊、平和な暮らしは一瞬にして奪われ、集落は消滅してしまいました。

その災害から 40年を経た 2006年、台風災害で失われた美しい茅葺集落の原風景を復活させ、地域の歴史や文化、この地ならではの自然環境を生かした新たな観光交流拠点を創出することを目指して、20棟の茅葺家屋を中心とした『西湖いやしの里 根場』が誕生しました。

 

 

古材を用いて当時のままの兜造りの茅葺屋根を再建すると共に、炭焼き小屋や蚕を育てる養蚕室なども再現されています。

長い時間をかけ蘇った茅葺集落で四季折々の美しい風景を楽しむことができます。

西湖いやしの里 根場では『ふるさとの四季』をテーマにした年中行事を開催しています。

抹茶、お団子、季節の甘味、時には いやしの里産の野菜を使用した食事もご用意しております。

ノンビリと是非お立ち寄りください。

  

 

  ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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▲ 鬼ヶ岳から王岳経由、根場集落に下る。▲

2021年12月03日 | 私の見た山・登った山

富士山を真正面に望む展望と岩稜のコース。

展望良好の鬼ヶ岳(標高 1738m)からの景色を充分に楽しみ、次のポイント鍵掛峠を目指す。

鬼ヶ岳出発、10時25分。

岩場を過ぎると赤土の様な滑り易い急な下りとなり、日影は霜柱が立ちスリップに注意しながら慎重に下る。

下り切るとアップダウンを繰り返しながら王岳まで約2時間のヤセ尾根歩きが続く。     途中にある鍵掛峠までは約1時間。見晴らしが良いのでキョロキョロ。

尾根上の各所に岩場が現れ、ここは登山者が間違えて 直進し岩の上に進み、アレ!道がない と戻るので踏み跡がハッキリしており間違え易い。                                岩に登らず、左側から岩を巻いて進む。

岩の上から眺めた富士。

王岳に向かう尾根上の名もなきピーク。 

南アルプス遠望。  (左から甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、中央の雪をかぶった北岳を含む白峰三山)

ヤセ尾根は風が あると怖いが、今日は気持ち良い歩きができた。尾根の一番奥が目指す「王岳」。

鍵掛峠通過、11時半。目指す王岳までの中間点に来た。                              前方のピークは「鍵掛」という標高 1589mの山。

この尾根では珍しく安心して歩ける広い登山道。

この尾根歩きは、常に富士山を視界(左側)におさめながらの展望最高のコースである。                   下に見えるのは西湖と根場(ねんば)集落であります。

王岳(標高 1623m)はクマザサに囲まれた山であり、足元が見えない時があり注意が必要である。

王岳到着、12時 50分。この山頂はとても広く富士山側(南)の展望良好。                   山頂は風も無く暖かかったので、ノンビリ 30分休憩し昼食を 取った。出発、13時20分。

ここからは根場集落へ下る。下山道は尾根上を西へ 50mほど進むと分岐がある。       通過、13時 25分。

下り始めはクマザサの道の急な下りで、以前ササに滑って事故が発生しているので慎重に足元に注意しながら下った。

クマザサの道を 15分下ったら、尾根を外れて東に進路を取る。通過、13時 35分。                            道の標示板が小さく勢い良く下り直進して踏み込んだ人がおり、道の様に見えるので突き進むのは危険である。目立つ標示板が欲しい所です。

14時 05分、林道の取付き点に出た。

林道に出た。とホッとしたが、石や枯れ葉が折り重なり足場が悪く非常に歩きにくい下りであった。 集落近くまで下りてくると紅葉がとても綺麗であった。

根場集落の登山者専用駐車場に14時半、無事下山しました。                登山者専用駐車場から見た、ピラミッド型の雪頭ヶ岳(中央)。 お疲れ様でした。

着替えてから「かぶと造り」の茅葺民家の建ち並ぶ、いやしの里 根場を見学してから 15時 15分、帰途に着いた。

 

 

  ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

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