素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲東篭ノ登山▲

2018年07月29日 | 私の見た山・登った山

群馬県と長野県の県境にある湯ノ丸高原と高峰高原の間にそびえる篭ノ登山(かごのとやま)を歩いて来ました。                                     右手ピークが「水ノ塔山」(2,202m)・左手が東篭ノ登山(2,228m)です。

上信越自動車道の小諸 ICを 10時 50分に降り、高峰高原のビジターセンターへ向かい、11時 20分 到着。                                                                                                                                        登山準備を済ませ、ランプの宿 の有る高峰温泉登山口に向う。

皆さんはランプの宿の水ノ塔山(みずのとやま)登山口より登り始め、水ノ塔山から東篭ノ登山(ひがしかごのとやま)経由 池の平駐車場(兎平)へと縦走して頂き、私たちは高峰温泉より 3.2Km先の皆さんの下山口、池の平駐車場へ車を移動させた。   12時 着。                              時間的に駐車場は一杯であったが、止めることはできた。

前日は台風12号が通常とは逆方向の、東から西へ進むという変則台風に誰しも驚きました。   

そんな事で、出発当日の朝も催行を危ぶまれる程の大雨でしたが、天気図や雲の動きから判断し決行しました。

今回目指した、篭ノ登(かごのと)とは不思議な 名前ですが、かつて山が信仰の対象であった頃、天に最も近いところという意味から「加護の塔」(神の力を授かる高い場所)と名付けられたともいわれています。                                    浅間山から富士山、八ヶ岳、北アルプス、遠く日光山系まで、360度のパノラマが 楽しめるという山でしたが、前日の天候の乱れから、それは叶いませんでした。

車を止め、池の平駐車場から皆さんと合流する地点まで、逆方向に向け 12時 05分登山開始。  東篭ノ登山を登る途中から眺めた高峰高原方面です。

                                           登りながら、周りの景色や花の名に詳しい方から説明を受けながら、歩いていたら東篭ノ登山(標高 2228m)に 12時 40分 到着。  昼食とした。                                     山頂の山名標示は下の通りですが、地図やパンフレットでは東篭ノ山と表示されています。

                                           山頂から皆さんが登ってくる水ノ塔山までの稜線が見渡せたが、歩く姿は確認できなかった。    右手のピークが水ノ塔山です。

篭ノ登山には東西の 2峰が有りますが、上信国境の代表的なハイキングコースとして多くの登山者が登られているのは東篭ノ登山で、一等三角点が置かれています。                   周辺に自生する天然カラマツ林は、全国的にも貴重な存在で、初夏には林内にアズマシャクナゲが見られますが、今回はすでに遅しでした。

もう水ノ塔山は通過している時間なのに 14名のパーティーが山頂や稜線上の登山道に1人の姿も見えず アレ と思い、昼食を早めに済ませ水ノ塔山 への吊り尾根を急いだ。          吊り尾根の南斜面は崩落し遠方からでも赤土が確認できた。                                                     仲間が来るには左手側が崩落した尾根に登山道が有り、そこは私達から良く確認できるのである。

                                                そこに、こちらへ向かうパーティーが見え、合流してみたら我がパーティーではなかった。

水ノ塔山本峰に登り出したら登山道が二手に分かれており、私は稜線上をつめ、もうひと方は巻き道をつめてくれた。私は山頂に着いたが人の姿なし。                         巻き道に降り出したら下から仲間が登って来て「この下にいます。」と連絡をくれた。    力が抜けた感じがした。

崩落地上部の登山道も遠くから確認すると危険そうだが、実際に歩いてみると覗き込まない限り難なく通過してしまうものである。  最後尾をノンビリ戻る形で進んだ。

東篭ノ登山から 60分弱のピストンで西篭ノ登山に行けたが団体行動のため中止。

                                                皆さんと共に池の平 駐車場(兎平)へ下った。

 出発時は大雨でしたが、現地では一度も合羽を着ることもなく助かりました。     お疲れ様でした。

 

 

 

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🐾 池の平湿原散策 🐾

2018年07月29日 | 国立公園

東篭ノ登山を 14時 47分に下り、池の平駐車場 に15時半、全員無事下山。

この池の平 駐車場は標高 2061m、長野県東御(とうみ)市の湯の丸高原内『池の平湿原』が直ぐ目の前に広がり、雲上の楽園・高山植物の宝庫と謳われ、歩かない訳にはいきません。       15時 40分、湿原散策に出発。

湯の丸高原は浅間連峰の西側に位置し、その名の通り丸く穏やかな表情の峰々と、爽やかな亜高山帯の気候がおりなす一帯は「花高原」として親しまれています。

                                              周辺の山々は、比較的登り易い山容で、雨の少ない安定した気候と抜群の展望から、初心者も安心して登れるコースとして人気があります。 

湿原の花ごよみパンフレットにはコマクサも見られるとありました。                                でも湿原に咲く花ではないのにと思っていたが、三方ヶ峰 (2040m)の尾根に出たら目の前の斜面がコマクサの好む砂礫地であり、少し遅い感じでしたが吹き上げる風に 淡紅色の花弁を揺らせていた。                                                                                                             そこには白色のコマクサも見られビックリ、写真に収めようと狙ったが、余りにも風が 強くて駄目でした。

雰囲気は尾瀬ヶ原と同じです。    

上信越高原国立公園『池の平湿原』は標高 2000m、数万年前の三方ヶ峰 火山の火口原に広がる高層湿原です。 東篭ノ登山の下りに見えた池の平湿原遠望 

                                                                昼 の気温差、年間の気温差がとても大きく、特色ある気象条件にあるため里山に生息する動 物から、本来なら標高 3000m級の 山岳地帯に見られるような高山性の動植物までが、この一帯に混在し生息しているそうです。                                   左の花は「マルバダケブキ」・右の花は「マツムシソウ」です。

                                            そのような特有の環境が、池の平湿原を多様な自然がおりなす❝高山植物の宝庫❞としてくれたのです。

                                            湿原歩きは花も空気も、何でも綺麗に見えます。 是非とも、お勧めです。 

 

                                       

 

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❉ 洒水の滝 ❉

2018年07月22日 | 名勝:自然の風景

やっと 夏休み に入ったのに、余りの 暑さで外で遊ぶこともできず、大変な夏休みになってしまいました。                                             自分が小学校の頃(約半世紀以上前)は、親から外気温が 30℃を越えたら川へ泳ぎに行っても良いと言われたことを覚えています。

                                                                                                                                                                                                       台風 が来て川に大量の泥水が濁流となって流れる様も目にしました。                                       それに、その頃は「竜巻」というものは海外で発生するものとばかり思っていました。

ところが最近では、地球全体が何か大きな病魔に侵されているように感じています。

グリーンランドでは 100m以上もある氷山が崩れ落ちたり、地球温暖化により海面が上昇し海抜の低い国は水没の危機に立たされています。                              日本でも竜巻に襲われたという報道も聞く機会が増えてきました。

外気温の上昇についても、都会の人口や建物の多さからすればエアコンの室外機から温風 を屋外に噴き出す量が並の量ではないため、外気温の上昇は頷けます。

そうですよね   半世紀以上前はエアコン何て有りませんでしたから 30℃程度だったんですね。

そんな世の中の変化を感じながら、足柄上郡山北町にある『洒水(しゃすい)の滝』に行って来ました。

以前は❝平山の滝❞とか❝麗水の滝❞と呼ばれていたようですが、現在は『洒水の滝』と呼ばれています。

付近一帯の地質は良く磨かれた大小の礫を含む礫岩層で第三紀の足柄層と呼ばれています。  この足柄層の隆起に伴って生じた裂線を浸食する瀑流が、標高 300mから 200m位の間で三段の瀑布となっています。

その高さはの滝 69.3m、の滝 16.0m、の滝 29.7mあって滝沢川となり、酒匂川に合流する。

駐車場からノンビリ歩いて 15分ほどで深山幽谷の 雰囲気に浸れ、正面にの滝が目に飛び込んできます。

                                              以前は滝つぼ前迄行くことができましたが、かつて海の底にあった堆積地層である足柄層は軟らかく浸食され、崩壊しているので赤い橋の手前までしか進むことはできません。

その広場左手には、1985(昭和 60)年に環境省が選定した名水100選「洒水の滝・滝沢川」が有ります。適度なミネラルを含んだ適温の美味しい水であります。

是非、味わってみて下さい。  

 

 

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