素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

✿ 大嘗宮参観 ✿

2019年11月28日 | 伝統行事

大嘗宮(だいじょうきゅう)一般参観が令和元年 11月 21日(木)から 12月 8日(日)とのことで、平日の雨の日が空いているのではと思い出かけてみました。                                             いやいや、それでも結構混雑していました。                                  一般参観が終了すると、取り壊されてしまうということで、皆さん一目見ておきたいと思われるのですね。

                                                大嘗宮は、天皇陛下がご即位の後、初めて新穀を皇祖・天神地祇に供えられ、自らもお召し上がりになり、国家・国民のためにその安寧と五穀豊穣などを感謝され、ご祈念になる大嘗祭の中心的な儀式大嘗宮の儀」のために令和元年 7月下旬から 3ヵ月余りかけて皇居東御苑に造営されました。

二重橋前から坂下門の検問所に向かう。

                                                       7世紀後半の天武天皇の時代から、歴代の天皇が即位後に大嘗祭」を行うことが、皇室の伝統となっているのだそうです。

政府のノーチェックで入れる「桜を見る会」と違って、坂下門前の検問所で皇室警察により持ち物検査とボディーチェックが行われ、大嘗宮へ。                      これなら天皇皇后両陛下も安心できると思いました。

令和元年 5月 13日には大嘗で使う米を収穫する 2つの地方を決める「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」が宮中三殿にある国内の神々を祀る神殿で行われました。

坂下門を抜け進むと、まず富士見櫓が目に入りました。

                                           儀式では、亀の甲羅をあぶってひびの入り具合で物事を定める「亀卜(きぼく)と呼ばれる宮中に伝わる占いが行われ「大嘗」で使う米の収穫する東の「悠紀(ゆき)地方に栃木県が、西の「主基(すき)地方に京都府が選ばれました。

栃木県は「とちぎの星」という品種が作付けされ、京都府は「キヌヒカリ」という品種が作付けされました。

参観者の流れに沿って進むと「百人番所」が見えました。                                 百人番所とは、江戸城本丸への道を厳重に守る大手中之門に向き合って設けられた警備詰所とのことです。

                                                甲賀組、伊賀組、根来(ねごろ)組、二十五騎組という 4組の鉄砲百人組が昼夜交替で勤務していました。各組は、20人の与力と100人の同心で構成されていました。

百人番所前を左折し、立派な石垣の間を抜け大嘗宮のある本丸方向へ移動。

                                                    曲がりくねった順路を流れに沿って登り進むと、前方左手に大嘗宮が見えてきました。

                                                  大嘗宮の俯瞰写真                                               23番の幄舎(あくしゃ)という参列諸員が着席した建物は大嘗宮の儀終了後、撤去されました。  その広場を一般参観者が右から左へと移動しながら大嘗宮の見学をします。

令和元年10月22日に天皇が即位を国の内外に宣明する「即位礼正殿の儀」が行われ、各国元首、首脳らや国内の代表が参列されました。

大嘗宮の儀では、本年 11月 14日の夕方から夜にかけて「悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀」が行われ、翌 15日の暁前に「主基殿供饌(すきでんきょうせん)の儀」が行われました。

見学順路は、大嘗宮を正面に見て右手から左に進み、左側面から裏手に回り、北西方向の平川濠へ進み二の丸庭園を見学し大手門を出ました。

こちらは右手 7番、中央 17番、左手 21番を見た所です。

                                                  こちらは右が 7番、左は 17番です。

                                           こちらは正面で12番の南神門です。

                                           こちらは左手から 8番、18番、21番を見たものです。

                                                     こちらは大きい建物 2番、その手前が 14番、その右に 21番、20番です。

                                                     こちらは後方から左手 3番と 21番を見たものです。

                                           参観者が大変多く、流れるように見学し「立ち止まらないで下さい。」との指示も飛び大変でした。その後は、ノンビリ秋らしい装いを見せてくれる二の丸庭園を見学して来ました。

                                                とても静かで、京都の雰囲気が感じられました。

                                              元々、明治 45年(1912)に、皇居内の吹上地区に建てられたものですが、昭和 43年(1968)に現在の場所に移築されたという「諏訪の茶屋」

 

 

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🍂 2019 富士河口湖紅葉まつり 🍂

2019年11月20日 | 日本の四季

2019年は 5月より元号が「令和」となり、令和元年も残すところ 1ヵ月少々となりました。                                        色々災害の多い年であったと思います。                                      我が家の温度計では、10月中旬までは 20℃台であったものが、以降は 20℃を割ってきました。                                          秋と言うと落葉、何となく物寂しさを感じる季節です。                           それを打ち消すような鮮やかな彩りの、紅葉まつりに足を運んでみました。

標高 800m~900mの富士河口湖付近は一寸遅いかな と思われるような紅葉の状態でした。

まず、ここに来て新田 次郎の石碑とレーダードームに立ち寄りました。              

富士山頂 ❝剣ヶ峰❞ に設置されていたレーダードームが、その使命を終え山頂から降ろされて公開されています。

                                            中央気象台(現:気象庁)に勤務したうち、5年もの間、冬の富士山測候所交代勤務員として過ごした新田 次郎(1912~1980)。昭和の後期を代表する直木賞作家。

小説「富士山頂」は、富士山レーダーの建設を描いた代表作であり、「富士山の白い全容が見えた。朝日を受けて浮き出すように輝いていた。」は、レーダー建設の仕事に悩んでいた主人公(新田 次郎本人がモデル)が、東京の自宅から見える富士山を眺めながら、自らの決心を固めた時の印象的な一節である。

この付近の紅葉も中々良く、山梨県指定文化財である旧宮下家住宅付近も歩いてみました。

旧宮下家住宅は江戸時代中期、宝永 4年(1707)の建築と伝えられ、板壁の閉鎖的な外観、太い柱がたち並ぶ土間など、この地方の古い時期の四間取近世民家の特色を示しているとのことです。

主な構造材や小屋組材・造作材のほとんどに当初材が残っていたため、18世紀初期の姿をほぼ確実に復原することができたとのことです。                            木造平屋建 茅葺入母屋造 桁行八間 梁間四間半。

旧宮下家住宅の近くに、紅葉の綺麗な散策路がありました。

哲学者である西田 幾多郎京大教授なら「禅の宗教性とは 」や「善の研究」などについて考えながら歩かれるのではと思いました。そんな静かな所でした。

16時近くには山梨県南都留郡富士河口湖町の古賀政男記念公園に到着。

                                           こちらは作曲家「古賀政男」氏が疎開先として過ごしたゆかりの地であることを記念して 2004年に名曲「影を慕いて」の歌詞と譜面が刻まれた石碑が建立されました。

石碑には古賀氏の肖像プレートと座右の銘である『音楽和也』の直筆文字が刻まれている。

そこから、歩いて第 21回富士河口湖紅葉まつり会場へと移動しました。

河口湖の北岸約 150mにわたって続くもみじトンネルは、この時期は人気のスポットです。  富士山の姿が見られれば、最高の絵になるのですが、この日は人が多くて恥ずかしいのか雲隠れでした。

また、「もみじ回廊」の愛称で親しまれている梨川の両側にある 60本ほどの巨木モミジは必見です。                                                シーズン中は美しくライトアップされ、 夜空に浮かんだ紅葉が幻想的な世界を醸し出しています。                                                                                                                                              平日というのに余りにもアジア系の観光客が多く見るのは大変です。

 

 

 

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