素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🐾 中央分水嶺「高島トレイル」を歩く。 🐾

2013年05月25日 | 私の見た山・登った山

滋賀・福井県境の野坂山地南部を貫く全長80Kmのロングトレイル。          これが現地では『中央分水嶺高島トレイル』と固有名詞化しています。                           琵琶湖と若狭湾にはさまれた中央分水嶺は、1,000mに満たない山が連なり、ブナ、ミズナラ、アシュウスギの混生林に覆われていて、春は山野草、夏は琵琶湖水源の森の新緑、秋は混生林の多彩な紅葉、そして冬は積雪が多くスノーシュー登山に最適との事です。

今回は全長80Kmのうち、視界を遮るものがなく、素晴らしい眺望が楽しめる赤坂山(823m)付近の稜線を歩いて見た。

地質は花崗岩で、多くの寒地性植物が生育している。                          展望と花の山と言われており、行く前から楽しみであった。                                           滋賀県高島市マキノ町のマキノスキー場手前の登山者専用駐車場に車を止め、7時出発。

ゲレンデの中央にある登山道を進み、ゲレンデ最上部から長い階段状の登山道が直登するかのように、まっすぐ伸びているのには、見て歩いてビックリした。

稜線で仲間と合流する計画で入山したので、最初は待たせないよう力んで取り付いたが、無理のない均等のペースで歩き続けられるように心掛けた。                                                   歩き出して1時間、ブナの木平の休憩舎に到着。                           陽だまりの中で風が無く、汗かきなので、Tシャツ1枚になりオープンシャツはザックカバーのようにして乾かした。

5分ほど登ったら左手に沢が見え、暑い体に水の流れが耳に心地よく聞こえた。    この辺りからブナ林の中をつづら折りに登高し、所どころに石畳の道が見られた。

                                        また道の両側には色の違う沢山のイワカガミが出迎えてくれ、手にカメラを持ち疲れは消えていた。

                                                   次から次に沢山の群生が見られ、今後これほどのイワカガミを見ることは無いだろうと感じ、撮りまくった。                                    そんな事をしているうちに森林限界を抜け、笹原に出た。

粟柄越(あわがらごえ)到着8時45分。                           ここは高島トレイルの起点『愛発越(あらちごえ)』から約13km地点である。     今歩いて来た道は、マキノと福井県とを結ぶ古道で、人馬が荷物を背負って往来した歴史の道です。 

                                          皆が待っていてくれると言っていたが姿が見えず、皆が来る方角の『赤坂山(823m)』に向かった。                                         稜線上には沢山のツゲの木が群生していた。それにサラサドウダンも見られた。

赤坂山登頂8時56分。 眺望最高だが風が強い。                       トレイルの稜線上を探したが9名の姿は見えず、携帯電話をしたら何と!つながった。ビックリまだ先の「明王ノ禿」(みょうおうのはげ)にいるとの事で“綺麗だから来な”と言われ向かい、9時10分に全員と合流した。

誰もカメラなしとの事で、自分がカメラマンに変身し、皆の希望の場所で撮影し、私の来たコースにイワカガミが群生していたと話したら、予定のコースと外れるが少し下っても皆が見たいと言うので案内し、全員が大感激してくれたので良かった。

明王ノ禿は花崗岩の風化が進んだ山で、他の山姿とは一風変わり険しい感じで慎重な行動が要求される山であった。                              そこから見る琵琶湖の景色は圧巻である。トレイル稜線からは日本海の若狭湾も見る事が出来た。   左手前方が琵琶湖です。

寒風(かんぷう)までの稜線上は陽だまりハイクで景色を楽しみ、おしゃべりを楽しみ、朝早くからの山歩きとなったが、皆さん満足そうで爽快なトレッキングが出来ました。

 

 

 

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▲ 蓬莱山トレッキング ▲

2013年05月22日 | 私の見た山・登った山

昨日は好天の中、若狭湾と琵琶湖の間に位置する野坂山地の中央分水嶺高島トレイルと言う約80Kmの一部を歩いた。                           とても爽快なトレッキングであった。

宿は滋賀県高島市今津町の小さな山の山頂に有り、部屋の中から神の住む島『竹生島(ちくぶしま)』が俯瞰できた。

                                                       出発日がほとんど眠らずで昨晩8時間ほど休めたから、今朝は快調である。     朝食の前に周りの散策路を散歩し、小鳥の声がとても新鮮に聞こえた。

宿を8時半に出発し、湖西を約30Kmほど琵琶湖大橋方向に南下。               びわ湖バレイロープウェイ山麓駅に9時40分到着した。                    ここのロープウェイはゴンドラが大きくて、秒速12mと日本最速との事です。          打見山(1,108m)の山頂駅に5分で運んでくれた。

朝の予報では今日も晴れであったが、ゴンドラの中からの景色は琵琶湖は霞み、打見山も蓬莱山も雲の中、エッと残念な気分であった。                            打見山は小さい子やワンちゃんも遊べるアドベンチャーフィールド。          琵琶湖の見える天空の遊園地、笑顔の絶えない所です。

打見山や蓬莱山は比良(ひら)山地の中部に属する山で、比良山地は滋賀県の琵琶湖西岸に連なる山地であります。                                     最高峰は武奈ヶ岳(1,214m)で蓬莱山(1,174m)は2番目の高峰になり、日本三百名山の1つに数えられています。

山頂駅から打見リフト沿いに下り、笹平からはホーライリフト沿いに咲く、スイセンの丘を登り蓬莱山山頂に向かった。                               ここまではどこが登山道と言う事も無く、広いゲレンデの中を自由気ままに歩いた。10時40分山頂に立った。

山頂南側にはクマザサの高原が広がり、ここもまたブラブラ陽だまりハイク気分で小女郎峠から小女郎ヶ池まで散策した。

                                                       標高は1,060mにあり、地元の人達から「雨ごいの池」として崇められているとの事です。 この池で沢山のイモリを発見しました。

このようにノンビリと花や景色を見たり撮ったり、仲間とおしゃべりしながら歩くのも楽しいものです。                                        なだらかに弧を描く山頂が蓬莱山(1,174m)です。

 

 

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◆安曇野の春◆

2013年05月08日 | 春景色

以前に登山やキャンプ、そして道祖神巡りで歩いた安曇野を、久し振りに訪問してみた。                                      春の信州はどこの景色を見ても、とても気持ちが良くて、特に北信は私の大好きな所です。そこで、今回白馬村のお祭りに参加しました。                       街道沿いで、音楽ボランティアの方々が心地良いで迎えて下さり、杉木立の中に響きわたるメロディーに、みなで感動の拍手を贈りました。

この時期は、集落付近の雪は消え、北アルプスの雪化粧が青空の中にクッキリと稜線を映し出し、例年であれば4月下旬を過ぎると後立山に雪形(代掻き馬)が見られるが、先日 白馬大雪渓で雪崩事故が発生したほど,今年は雪が多く、雪形が見られるのは当分先になりそうです。

 

でも集落付近では、田植えの準備が進んでいました。                       田植え間近の頃、まだ土が出ている田んぼに、水を流し込んで水田にする作業を「田水張る」というようです。                                            深く土を耕す田起こしをした後に水を張り、更にを植えやすいように代掻きという水の底の土をかき混ぜる作業をすると、田植えの用意の整った「代田」(しろた)になります。                                       田植えの済んだ田もあり、その水に映る北アルプスが素晴らしい。

姫川源流ではミズバショウが見られ、そこから白馬方面に向けて昔ながらの塩の道(千国街道)を散策しました。

小川沿いに沢山のツクシやタンポポそして山あいに入ると、おひたしや和え物にあう「ワラビ」や「ゼンマイ」が見られ、またゴマ和えや天ぷらにすると美味しいと言う「こごみ」も見かけました。                                    旬の山の幸が目も楽しませてくれました。

大糸線の南神城駅に近い『貞麟寺』では境内に、白馬の村花「カタクリ」が辺り一面にピンクの絨毯になっていました。

                                      カタクリは耐寒性があり、日陰を好むようですね。とても可愛い花です。

 

 

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★ 第34回 「塩の道祭り」に参加 ★

2013年05月07日 | 日本の歴史

この塩の道祭りは「今年で34回目となりました。」と、白馬村村長さんから挨拶がありました。

                                                     毎年5月の連休3日間にわたり、小谷(おたり)村、白馬村、大町市の3区間を、昔の旅姿に扮した地元民の方々と一緒に、街道の草の匂いを愉しみ、自然と触れ合いながら、ひととき昔の旅人気分に浸って来ました。

塩の道『千国(ちくに)街道』は糸魚川の上流、今でも川底にヒスイの色が光る姫川沿いをさかのぼり、やがて安曇野、松本平を縦貫し、信州の東山道へと通ずる道でした。

近世になって越後では松本街道、信州側では糸魚川街道と呼ばれていたとの事です。

信州と越後を結ぶ動脈として、塩・麻など海陸の物資が運ばれ続けるにつけ、特に山岳地区での道は重要な役割の陰で難渋を極め、ことさら秋から雪道での輸送は全て牛馬とボッカたちの背によるものでありました。

千国街道は、大名行列などの華やかさはなく、庶民の汗の道として民俗や自然、石仏たちの宝庫を残し、深い郷愁を誘う〝道〟として伝えてくれています。

戦国期〝敵に塩を贈る〟という美談でも知られる、越後の「上杉 謙信」が甲斐の「武田 信玄」に、牛馬の隊列を整えて、塩を贈ったと言うのも、この千国街道でのことだそうです。

こんなにも重要であった千国街道の地図や瓦版(手書きの案内書)を頂き、美しい山野草や桜を眺め史跡を巡る道中の各所で、地元の方々のふるまいや気軽な声掛けに元気づけられ、とても気持ちの良く楽しい『塩の道祭りを体験できました。

 

 

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🐾 塩の道(白馬)を歩く 🐾

2013年05月06日 | 伝統行事

青木湖から、さまざまな表情の西国三十三番観音に見守られながら出発。 

                                                       5月4日、塩の道祭りの中日に当たる白馬歴史の道コース、約12Kmを当時の武士や農民そして荷物運搬の主役であったボッカさんらに扮した、地元の方々と共に歩きました。

松本城下から糸魚川までの百二十余キロの間を、新道が整備される明治二十年前後までは経済路線としての重要な役割を果たしていた。

千国街道は安曇野の豊かな田園地帯を貫き、仁科三湖を巡り、北アルプスを仰ぎ、渓谷に沿うなど、稀に見る美しい風光の地を辿っている。                     街道時代は山岳地のため、華やかさはなく、わずかに旅芸人などの通うところであった。すすきの穂波に見え隠れする庶民の汗の道として、また民俗・自然・石仏の宝庫として、歩く人々に深い郷愁を誘う道となったていた。 

この祭りに参加する前より、昔の歴史を思い、当時の旅人気分で歩く事は考えていましたが、行列の後方には、明治の頃の結婚式を祝う行列も見られビックリしました。

当時では、主役の新郎新婦は、神妙に真剣そのものであったと思いますが、それぞれの役に扮した地元の方々は、陽気な方が多く、同行する祭り参加者にサービス旺盛で、とても楽しい結婚式行列のように感じられました。

 

 

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