素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲奥秩父『北奥千丈岳・国師ヶ岳』を訪ねる▲

2014年09月28日 | 私の見た山・登った山

台風16号が去った後で、9月26~28日は週間予報でも好天の行楽日和と報道されていた。                                       その報道を聞き、行く前からとても楽しみであった。                                                 奥秩父の最高峰『北奥千丈岳』(2,601m)と山梨百名山の『国師ヶ岳』(2,591m)の登山である。

標高の高い山だが、大弛(おおだるみ)峠まで車で入れるのでハイキング感覚で登れる山である。                                         バスで道の駅「まきおか」まで行き、そこから待機していた6台のタクシーに分乗して標高2,360mの大弛峠に向かった。

大弛峠着10時50分。                                    約1時間、県道柳平塩山線から林道川上牧丘線を登った。距離は約30Kmで峠までは狭い個所もあるが全線舗装であった。

好天でもあり、大弛峠の駐車場は満杯。道路脇には何十台も縦列駐車の状況でした。ここからは山頂に巨大な花崗岩の五丈岩がある『金峰山』(2,595m)にも行ける分岐の峠でもあり、人気は高い。

大弛小屋の前(11時)を右手に進み、夢の庭園経由で北奥千丈岳を目指した。   峠の標高が高いので、山頂までの標高差は240mである。                    83歳の方が参加されたので、写真を撮ってあげたり、付添いを担当しながらノンビリと周りの景色に目をやる事ができ、楽しい山歩きが出来ました。

コケむした原生林の中を15分ほど登ると夢の庭園入口である。手すり付の木道が造られ歩き易い。

                                                                    夢の庭園は、花崗岩の斜面にシャクナゲ、ハイマツ、ダケカンバなどが自然の力で巧みに調和された別天地であります。

                                                                  標高が2,400mを越えており、そろそろ秋の景色に変わりつつありました。

はるか西側には金峰山が望め、望遠で山頂の五丈岩を捉えてみました。

                                                                     夢の庭園を過ぎると急な登りになるが、ひとがんばりで展望の開ける前国師。     すぐ目の前に北奥千丈岳の山頂が見える。

前国師から少し下ると国師と北奥千丈の分岐点になる。12時通過。 

                                                                    皆さんは先に北奥千丈岳に向かったので後を追った。12時05分山頂を踏む。    40分間、山岳展望をおかずにお弁当休憩とした。

展望最高これから向かう国師ヶ岳が目の前に見え、遠く八ヶ岳連峰の赤岳、富士山、金峰山。

                                                                         それに周りの山々を望む手前の紅葉が始まったばかりであり、周りとの色合いがとても美しかった。

12時40分、北奥千丈を後にして13時丁度に国師ヶ岳山頂に到着。

                                                                       20分休憩。初秋の山岳風景を存分に楽しみ、大弛峠に14時着。         待機のタクシーに順次乗車し、道の駅「まきおか」へ下った。

帰りのバスの中で御嶽山(3,067m)の噴火を知った。               自分たちも活火山としては今年の7月に『焼岳』、去年は『浅間山』に登山した。   活火山は生きている山なので、とても美しく、こんな事(噴火による多数の死亡事故)になってとても残念です。

亡くなられた山仲間に、ご冥福を、お祈り致します。

 

 

 

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❀ 彼岸花 ❀

2014年09月21日 | 郷土の秋

お店に、おはぎやぼた餅、マツタケ、サンマなどが並ぶ季節となりました。

そして秋分、昼と夜の長さが同じになり、これから次第に日が短くなり、秋が深まっていきます。

お彼岸というのは、もともと仏教のことばで、先祖供養の日とされています。

春分の日と同様に、秋分の日をはさんで、前後約3日ずつの一週間を『秋のお彼岸』といいます。                                                                       日本では古くから農事としての意味合いも秋分の日には込められており、豊作を祝い、感謝を捧げ、田の神様を祀る儀式がこの頃に行われているようです。

先日、父のお墓参りとお掃除を兼ねて、供養し父を偲んでまいりました。

彼岸花は、この時期を待っていたかのように必ず咲き誇ります。                            「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」や「リコリス」とも呼ばれますが、その意味は、天に咲く赤い花。 この花には毒があり、口にしてはいけないそうです

花ことば 『悲しき思い出

一本の茎に6つほどの赤い花が咲き、空へ向かうようにめしべ、おしべを伸ばし広げる彼岸花。

                                                                                                                                        花色には赤、黄、白、桃などがあるようですが、黄色や桃色は見た事がありません。

故人が供養を願い、目立つ原色で現世の人々に「お彼岸」を知らせているようです。

彼岸花を探している途中で見つけた「パンパスグラス」(イネ科)。          上部の白い所がとても綺麗でした。 

 

 

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◎阿波おどり◎

2014年09月14日 | 郷土の催事

隣町「開成」で第27回『開成阿波おどり』が開催されました。          無関心でしたのでもう27回も続けられているのに驚きました。          近隣地区での催事も取り上げようと思い、40分歩いて会場に向かいました。

会場は開成小学校脇の広い通りを車両通行止めとし、近辺の7会場で路上踊りが17時15分から20時15分まで、合計21の連が競い合いました。

審査員によるコンテスト形式になっており、老若男女の皆さん真剣で、またその中に笑顔がこぼれ久し振りに感動しました。

こんな事を言っては失礼ですが、昔から農業の町であり、町の活性化の為に『阿波おどり』が開催されるようになったのだろうと思いますが、内心四国徳島の阿波踊りが当地の人たちに上手に踊れる訳がないだろうと高を括っていました。

ところがなんと コンテストには17の連が参加されましたが、開成町以外から参加された連は4連のみ、あとの13連は全て町内連と聞き、またまたビックリしました。

センター会場では高円寺天狗連、大和笑星連など招待された著名な連が練り歩きましたが、町内連も負けず劣らず素晴らしい演技を披露されていました。

1連には踊り手、笛、鐘、太鼓の方々がチームとなり、総勢30名以上に見えました。

                                                                       中々一堂に集まって練習する時間も無くとアナウンスされていましたが、参加された皆さんの真剣な眼差しには、多くの見学者が感動した事と思います。

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損そんではありませんが、当日飛び入りOKの会場もあったようです。

9月1日に富山から帰る時、富山で有名な『おわら風の盆』の宣伝広告を沢山見ましたが、阿波踊りの女性方の衣装は、とてもよく似ています。

踊りは鐘、太鼓で盛り上げ、笛で優しく流れ抑揚に満ち、踊り手の男性は腰や膝を曲げ足を交差させながら独特の歩きを見せ、女性は二つ折りの三度笠を前に下げて被り、手を挙げてつま先歩き、また挙げた手の指先に粋な女性らしさが感じられました。

素人に素晴らしいと感じさせる踊りを見せてくれた連の方々の27年の努力に最敬礼。ありがとうございました。

 

 

 

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▲茶臼山ハイク▲

2014年09月07日 | 私の見た山・登った山

天竜奥三河国定公園『茶臼山高原』を訪ねてみました。

                                                                       新東名の浜松いなさ北ICを降り三遠南信自動車道を 走り、R151で高原入りしました。 場所は愛知県北設楽郡豊根村と言う所になります。                                                               茶臼山高原到着 11時。                                   山間を進み、どんな所なのかと思っていたら、目的の茶臼山(1,415m)と萩太郎山(1,358m)の間に広がる高原でした。

そこには茶臼山高原スキー場に大きな池が2つ、レストハウス、美術館、牧場などの施設があり、ハイキングコースというか、沢山の散策路があり、地元の人であれば1日ノンビリ遊べる高原でした。

今回は軽いハイキングと言った感じで、起伏が少なく体力に自信が無くても楽しめるコースでしたので、アルプス登山参加の皆さんとは違い、初めてお会いする方々がほとんどでした。                                    岩山のアルプスや6時間以上歩く事はできないという方々の為に、スニーカーでチョット裏山を2~3時間散歩と言ったコースも人気があるように感じました。         今回の参加者19名。

バスは駐車場で待機しているので、余分な荷物はバスに置き、身軽な格好で出発した。 天気は高原歩きにピッタリの青空で心浮かれる感じでした。

11時半、スキーリフトに乗って萩太郎山へ。

                                                                       とても見晴らしの良い山頂であり、ここで昼食とした。                 お子様連れのファミリーも沢山見えていました。

                                                                         北側には、これから向かう茶臼山が見え、北東方向には南アルプス連峰を一望することができました。

昼食後はスキー場のゲレンデ内をブラブラ下り、第4駐車場の近くにある茶臼山西登山ルート入口に向かった。                                          正面の山が「茶臼山」です。

草原の山と言った感じで、山頂近くの登り以外は、とても緩やかで周りの景色や足元の花々に目をやりながら歩いた。                              人がいない時は、野生動物が歩き回るようで、色々な糞を見かけた。

山頂手前には胸突き八丁という階段の登りがあった。弱音を吐く人はいませんでしたが歩き慣れない人には、ちょっときついかなと感じました。

13時20分、愛知県の最高峰『茶臼山』(1,415m)に登頂しました。

                                                                      鉄塔の展望台が造られていましたが、ずっと『萩太郎山』(1,358m)の方が気持ちの良い展望が得られました。

山頂からは雷岩を経て、東側登山ルートに進み、一級河川の「矢作川」源流に立ち寄りました。

                                                                   この源流は愛知県の豊田市、岡崎市、安城市、西尾市を流れ三河湾に注いでいます。  全長約117km。

カエル館から茶臼湖湖畔にあるキャンプ場を抜けたところで、この辺りでしか見られないというカワチブシを見る事ができました。

                                                           この花はトリカブトより、更に猛毒との事です。 綺麗な花は怖いですね。

山頂から東側のルートは湿地帯でコケやキノコが生き生きし、木道は滑り易く、気の抜けない個所が所々に存在し真剣になって歩きました。

バスの待つ駐車場に15時20分着。                                たまには、こんなブラブラハイクも中々楽しいものです。

 

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▲折立から太郎兵衛平経由薬師岳へ▲

2014年09月07日 | 日本百名山

今年の8月は、いつになく天候不順で8月23日(土)に日本百名山の1つである群馬県の皇海山(すかいさん)に行きましたが、空が割れるような雷に遭遇し、安全第一のため残念ながら撤退して来ました。                                                       もう今年の山は荒れて当然と考え、防雨対策を万全にして8月30日(土)の夜、北アルプスの最奥にある名峰『薬師岳』(2,926m)に向かいました。                                                   いつも立ち寄り、時間調整をする「立山あるぺん村」に4時半到着。                                  有料の林道有峰線の開門が6時であり、それに合わせるように仮眠や登山準備をして待機した。                                   6時に出発し、折立登山口に6時50分到着。                                                                   準備運動やトイレ等を済ませ7時10分登山開始。

                                                                       今回の参加者はスタッフ含め全21名。                                                                                皆さん、心の中では「雨は降らないでくれ」と祈っていた。

去年も登った所なのに、木の根の張り出す登山路にビックリした。

                                                                     それでも登り始めは皆さん元気で、遅れる人なく順調に高度を稼ぎ、三角点到着9時15分。

ガスの張り出しがあり、周りの景色はあまり良くない。五光岩ベンチ到着11時。

ガスが煙る中を、ひたすら登る。

                                                                         時折サッとガスが切れると綺麗な山の斜面が伺えた。

12時。太郎平小屋が見え気分的にホッとした。                                                        これなら目的の薬師岳まで行けるぞと思った。

                                                                  小屋で20分の休憩を取った。                                                                                         女性は遅れる人なく先頭に付いていたが、ここで1名の方が、この小屋止まりとしたいと申し出られ、ゆっくり休んで頂く事にした。

                                                                     30分歩いた薬師峠でも1名の方が、これ以上登るのは難しいと申し出られ太郎平小屋へ引き返した。                                                                                                                     そんな事で薬師岳山荘には19名が向かった。

確かに、大きな岩がゴロゴロしている中を必要以上に足を上げなくてはいけない場所もあり、引き返して正解であったと思う。                                                                              皆さんご自分の体力を承知の上、参加されているので協力者としても、とても助かる所が沢山あり有難い事だと感じました。

きつい沢沿いの道を越えたら森林限界を抜けたらしく、一気に視界が広がり大きなケルンが目に付いた。                                薬師平である。通過13時55分。                                振り返ると先ほど通過した太郎平小屋が遠望できた。

薬師平を過ぎると目的の薬師岳稜線への登高である。                     自分自身も疲れを感じ始めた。                            荷は15㎏を下回っているのに、だらしないと思った。以前、立山黒部アルペンルートで荷物代を支払うのに体重計に乗せられ計測したら28㎏の表示が出て、自分もビックリ。以後歩くのが辛かった記憶がよみがえった。                        山用品も以前に比べれば大幅な軽量化が進んでおり、これではいけないと感じた。        もっと体力増強である。

中々山荘が見えないと思っていたら、何と小峰の陰に建っており、小峰を回り込んだら目の前に現れた。                                            薬師岳山荘 到着14時50分。

明日の天気も怪しいので、今日のうち薬師岳山頂を踏んでおこうと決定し、全員荷は山荘に置き、空身で山頂を目指した。15時出発。 

                                                                      自分は最後尾から皆さんを追ったが、今度は眠気が出てきて足元がふらつき参った。

避難小屋跡から薬師岳山頂への稜線に出たら、東側に大きな圏谷群(カール)が見えた。

                                                                     山頂着16時。  

                                                                      時折日差しがあったりと予想外に周りの景色が見られ感動した。                         1日合羽を着ないで歩けたことも本当にラッキーであった。

山頂で30分ほどブラブラし、17時薬師岳山荘に戻った。

 

 

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▲薬師岳を下る▲

2014年09月05日 | 日本百名山

今回の登山は雨が気になり、天気予報とニラメッコの山行であった。初日は合羽を着ないで行動できたのでラッキーであった。山であり、今日の天気も不安と思い、昨日のうちに薬師岳の山頂を踏んでおいて良かった。

朝食5時40分。1名の方が食欲不振で気になった。でもご自分の食糧嗜好品を持っていたので、それでしのいで下さりホッとした。薬師岳山荘はとても綺麗でアットホームな小屋で気持ち良く過ごせた。

朝食前の山荘の窓から鷲羽岳、槍ヶ岳、穂高連峰、双六岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳等の峰々を望む事ができ、天候不順の中、運が良くて嬉しかった。

6時半頃より順次下山準備を整え、山荘前で待機。接客を担当されている奥様が見送りに出て下さり、皆さんお礼を述べたり、写真を撮ったりして別れを惜しんだ。

6時40分。リーダーを先頭に下山開始。太陽こそ出ていなかったが、周りの山岳風景を楽しむ事はでき気持ち良く歩けた。最後尾の私が、ここで山荘も見えなくなると思い振り返ったら、まだ奥様が山荘前で見送っていて下さり、ビックリ。全19名分を代表して、頭を下げてきました。

15分ほど南西に薬師岳の稜線を下ってから薬師平に向け南斜面を下っている時、前方が騒がしく何かと思いきや、「雷鳥!」「雷鳥!」「3羽もいるよ」との事で、皆さんカメラマンに変身。

また雷鳥も岩の上でしっかりポーズをとってくれるので、私も含め皆さん夢中でカメラに収めた。

大きなケルンが造られた薬師平を7時半通過。  薬師平から見た黒部五郎岳(2,840m)

                                                                      この先からキャンプ場のある薬師峠まで沢沿いの狭い道であり、事故発生率の高い下り、全員足元に神経を集中し慎重に下った。

薬師峠着 8時。ここはキャンプ場でもあり水場が有るので小休止(20分)を取り、空になったペットボトルを持ち水場へ下った。顔を洗ったり、ノドを潤す。冷蔵庫から出したような水で本当に美味しいと感じた。

薬師峠から太郎兵衛平までは、少し登り返し、

                                                                       木道が見えて来ると尾瀬歩きの感じで太郎平小屋に向かう。

太郎平小屋着 8時40分。昨日体調不良で2名の方が、こちらの小屋にお世話になり、その方たちと合流。時間が有ったので薬師沢の橋まで行って来たと話され、元気になられたようで安心した。8時50分出発。

太郎平小屋から五光岩ベンチまで尾根上に造られた広い道を下る。

                                                                    昨日登って来た道だが、昨日は周りが何も見えなかった。ところが今日は右手に薬師岳、

                                                                     左手に有峰湖が見え山奥にいる感じが充分に楽しめた。

三角点着 10時50分。 10分休憩。ここから折立までは普通の山道の下り。でも結構きつい下りで、こんなにきつい登山道を良く昨日登ったと感心した。

折立着 12時30分。 お疲れ様でした。 前回同様、立山吉峰温泉で汗を流し帰途に着きました。

 

 

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