岩倉高等学校 放送部

東京都台東区上野にある岩倉高等学校・放送部のブログです(創部1958年)

時間を削り出す

2017年05月23日 | 活動

前期中間試験が木曜日から始まりますが、学校に許可をもらって数日活動可能日をもらっています。東京都大会の予選を目前にして、最後の最後の時間をまさしく削り出している部員がいます。

東洋大学の陸上競技部駅伝監督の酒井俊幸さんの言葉に「その1秒を削り出せ」というものがあります。もちろん、元来とてもストイックで、注目度の高い集団陸上競技なので、この言葉の持つ意味は、私たちの想像以上に崇高なものです。それと同じにしてしまうのは、さすがに気が引けますが、現実的にはそれに近しいくらいの気持ちもあるのかなと感じています。

かつて、同様の競技の監督をされている方と話をする機会がありました。たまたま親類の知人でもあったので、初対面のわりに図々しく色々話ができました。(基本結構図々しいのでご迷惑をおかけしています)

そのお話で印象に残ったことは、「時間が、時間が」と言っている学生ほど「時間」を気にしていないということ。限られた時間をどのように削り出していくかを真剣に考えて実行していく人ならば、そうそう簡単に「時間が、時間が」とぼやかないということなのでしょうか。

「その1秒を削り出せ」という言葉は競技的な側面もあるのでしょうが、その言葉を実現するために、「礼を正し、場を清め、時を守る」という基本を徹底させているのでしょう。勉強になります。

これに単純に乗っかっているように思われてしまいますが、顧問が「日々の挨拶」や「場面のけじめ」を事あるごとに言うのには大きな意味があると考えるのです。

コメント
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