おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(2月12日)の11:00~13:00にはヒューマン・ギルドで32名の受講者を迎えて アドラー心理学ゼミナール が行われました。
講師はパラアスリートと長年関わって来られた 内田 若希さん(九州大学大学院人間環境学研究員講師)。
タイトルは
自己の可能性を拓く心理学
「自己紹介と本日のテーマ」の後に「障害を負うことの意味―心理学的視点から」と「可能性を拓く勇気―真の障害からの脱却」に触れました。
ご自身の大きな転機からさまざまな喪失体験として、
・日常を喪失するような、不本意で思いがけない出来事の体験は誰にでも起こりうること、そして
・受験失敗・失業などのキャリアの喪失、死別や離別などの重要な他者との関係性の喪失、加齢に伴う身体機能や役割の緩やかな喪失などは、
今までそこに存在していた物事や人々の不在であるとともに生きていくはずだった未来の喪失だと私たちに気づかせ、
「当たり前」とは何か?
の質問を突き付けました。
可能性を探し続ける=自他の可能性を拓く力だとし、「可能性が見えなくても、あきらめない。見いだそうとする勇気を持ち続けたい」と私たちを勇気づけてくれました。
最後は、パラリンピックの創始者であるルードヴィッヒ・グットマン博士の言葉で結びました。
「失われたものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ(It's ability and not disability that counts.)」
受講者の方々は、深く感動し、涙腺が緩む人たちが続出し、内田さんのやや難解なご著書である『自己の可能性を拓く心理学― パラアスリートのライフストーリ』( 金子書房、2,300円+税)を競ってお買い求めになり、ヒューマン・ギルドの在庫は底をついてしまいました。
◆この本に関しては、2017年11月18日付けブログ パラアスリートのライフストーリーに感激:『自己の可能性を拓く心理学』 に書いていますので、ご参照ください。
13:00~17:00は カウンセリング演習。
24名の方々がご参加でした。
なお、カウンセリング演習には3/10(土)10:00~17:00 開催の 京都コース もあります。
ところで、本日(2月13日)は、5月16日(水)銀座フェニックスプラザで私が行う勇気づけ講演の受付開始の日です。
1968年の創設以来50年以上もの間、企業や一般市民の方々に人間教育、生涯学習の場を提供している ザ・シチズンズ・カレッジ で岩井が講演します。
タイトル:意識改革に役立つアドラー心理学の勇気づけ ― 働き方改革に繋がるマインドとスキル
日時:5月16日(水)18:45~20:30(会場18:15)
場所:銀座フェニックスプラザ
チケット:3,000円
申し込み:http://www.tcc-tokyo.jp/chair/profile/5337dd8e77
<お目休めコーナー>2月の花(13)
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