あれだけ安倍首相をボロクソに言っていたのに、日本共産党が日米安保条約と自衛隊を認めるのだそうだ。やっぱり万年野党ではいたくないのだろう。それにしても、解せないのは、重大な政策の変更に関して、党内での議論が行われた形跡がないことだ。やっぱり日本共産党には民主主義はないのである。普通であれば、喧々囂々の大論争が起きても良さそうなのに、代々木官僚の鶴の一声で決まってしまうのである。そんなことが許されてよいのだろうか。日本中のいたるところに「9条は世界の宝 」と書かれた看板がある。そこまで言うのであれば、すぐにでも撤去すべきだろう。しかし、よくよく考えてみれば、もともと日本共産党は紆余曲折の繰り返しであった。平和革命を目指したと思ったらば、急に武装闘争を展開したこともあった。それが敵の出方論になって、今では平気で民主党とも組むのである。国際的にも、ソ連の言いなりであったのが、一転して中共寄りとなり、そして自主独立路線を取るようになったのである。現在も実質的には不破哲三の体制が継続しているのだろうが、いくら厚化粧をしても共産主義は共産主義なのである。上からの指令に従う主体性のない者たちは、自分では何事も決められないのであり、全体主義の牢獄を待望しているのだろう。
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彼らにとっての9条とは、日本人を共産党に隷従させる奴隷の平和なのである。