草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

岸田首相が総選挙に打って出ても岩盤保守は支持しない

2023年09月09日 | 政局
 岸田首相が一貫しているのは安倍政治の否定である。LGBT法案で岩盤保守に喧嘩を売り、安倍さんを殺害したテロリストの口車に乗って、旧統一教会叩きに加担した。これによって自民党内の保守派に打撃を与えようとしたのだ。
 近く予定されている内閣改造では、林外相や木原官房副長官を留任させ、現在の骨格は維持するとみられる。岸田首相周辺は、すでに内閣支持率の低下は底を打ったとの見方から、強行突破を目論んでいるようだ。永田町界隈では解散総選挙の可能性すら取り沙汰されている。
 自民党再エネ議連の事務局長を務めた秋本議員の逮捕という事態が、今後拡大することが予想される。岸田首相はその前に総選挙ということを考えているに違いない。「投開票が10月22日になるのでは」ともいわれ始めている。
 しかし、自民党の大義を見失って暴走を続けている岸田首相を、岩盤保守が支持するわけはない。小選挙区では、いかに自民党であっても、積極的にLGbT法案を推進した候補には投票しないだろう。木原官房副長官や萩生田政調会長の当選だって難しいのではないか。やむなく自民党に入れたとしても、確実に比例の票はその他の政党に向かうだろう。次世代の党のときとは、まったく雲行が変ってきているのだ。
 いいか悪いかは別にして、日本維新の会、国民民主党、参政党、百田新党に票が流れることになるだろう。岸田政治を容認しないという意思表示で、立憲民主党の候補が急浮上することもあるだろう。百田新党がNHK解体を政策に掲げれば、それだけでブームを巻き起こすはずだ。
 国民の怒りを甘く見ている岸田内閣にダメージを与えなくてはならない。そのためには一時的な混乱も仕方がないのである。岸田首相は世論に媚びるだけの政治家であり、ここで引導を渡さなければ、日本丸そのものが沈没してしまうからだ。
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