草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

緊急事態宣言は「社会的距離戦略」を徹底するための措置だ!

2020年04月07日 | 感染症

ようやく日本でも緊急事態宣言が出されることになった。遅きに逸した感があるが、やらないよりはやった方がいい。国家として身構えることで、国民の緊張感が高まるからだ。感染が拡大して抗体を持つ人が増えれば、自然に終息はする。しかし、何もしなければ、日本だけで数十万人が死亡するのである▼武漢発の新型コロナウイルスの拡大抑制のためには「社会的距離戦略」しかないといわれる。物理的な距離が近ければ、人から人に向かって飛散する病原体の数が増える。そのことを常に注意して行動すれば、感染する人の数を抑えることができるのである▼欧米人はすぐに握手や抱き合う習慣があるが、それはもっとも危険な行為である。日本人は人との距離を保つことが礼節だと考えており、派手な表現を好まない国民である。感染者や死亡者の数が少ないのは、そうした国民性の違いによるところが大きい。それでも飲食の場などでは、私たちもついつい羽目を外してしまう。そうした会合では他人との距離を保つことが困難なのである▼まだ50代のイギリスのジョンソン首相の病状が悪化して、集中治療室に移された。子供たちにしても、絶対安全ということはないのだ。今回の緊急事態宣言は「社会的距離戦略」を徹底するための措置であり、国民の一人として、私たちは積極的に協力すべきなのである。

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