先に紹介しました「学校閉鎖プラン→体調の悪い生徒の自宅安静」への切り替えの話は日本語のメディアも扱うようになりました。
「米、新型インフルによる休校勧告を撤回」(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090507-OYT1T00771.htm
(毎日新聞は誤情報がまじっていますが)
素朴な疑問ですが、なぜ米国・カナダ・メキシコ帰りだけが健康チェック . . . 本文を読む
検索でひかっかるのか、いっとき1日あたりのアクセス数が8000、20000PVになり、一般の方からの質問なども増えました(コメント欄とメールに)。
しかし、本ブログは研修医・指導医・感染症に関心のある専門職/学習者向けのマニアックブログなためにその枠を超えた(?)ジェネラルな情報への対応、一般の方への配慮ができません。主旨からもはずれますし時間と人手の限界もあります。どうかご了解ください。
この . . . 本文を読む
検疫で過労死しそうになっている関係者や、便乗商売でぼろもうけのマスク業者が聞いたら・・・・になるようなQ&Aがカナダのモントリオールのメディアにありました。よく聞かれる項目なので参考になります。
※印は文中にない補足です。
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"Little evidence that quarantine helps:Wha . . . 本文を読む
今朝の7:40前後にFM放送のJ-WAVEをonにしていた方は大曲先生のニュースコメントをお聞きになられたことでしょう。
「想定外」であった元同僚の某先生はコーヒーを噴出しそうになったそうです。
ファンキーな朝。いいですね。
番組作成担当者からコメンテーターの相談が来たのが昨日午後。臨床感染症の世界で多くの方に信頼されている方として編集長ご指名は大曲先生。
(お忙しい中お引き受けいただきありが . . . 本文を読む
Washington StateでたくさんのField epidemiologistを育てたジョンコバ先生の講義を数回きいたことがあります。CDCではどんな訓練をしているか等たいへん興味深かったです。極力ひとつの文章を短く。できれば3語で。
「日本人で上手なのはコイズミ」とのこと^^;。
「危機管理」とか「リスクマネジメント/コントロール」という言葉で検索をすれば山のように書籍がヒットする昨今で . . . 本文を読む
東京は今朝は寒く温度差の激しいこのごろだなあとしみじみ感じます。
感染症情報でも温度差を感じますが・・・。
“トリフル”H5N1のヒト症例数のUpdateがありました(5/6 WHO確認情報)
5月6日に、WHOは新たに2例のヒトでのH5N1症例を報告しました。
1例は死亡しています。メディアで報道されたのは4月24日でした(確定まで時間がかかるんですね)
【23歳・ベトナム人女性】
Tra . . . 本文を読む
以前、シアトルにあるUniversity of Washingtonで2週間の感染症の訓練を受けたときのリスコミのコマで、絶対にやってはいけないことといわれたのがMixed Message, Confusing Message(混乱するメッセージ)の発信でした。
一般市民がどう受け取るかを想像しながら読んでください。
例えばエイズ。医療機関で専門家が拒否をしながら「偏見差別はいけません」という . . . 本文を読む
日本の感染対策にないもの(いえ、不足しているもの)の一例がMPH等、専門家を育てるべく練られた教育プログラムのもとに訓練される専門家・・と今回の騒ぎの中で気づきます。
各国報道を見る中ですでに研修医の皆さんはお気づきかと思いますが、WHOのDr.Keiji FukudaにしてもCDCの専門家にしてもMD(お医者さん)のあとにMPHがくっついています。つまり感染症や疫学の訓練済みの専門家が分析のみ . . . 本文を読む
インフル騒ぎで痛感する「日本に無いもの」。
■感染症の専門家(行政に)
これは別途詳細に。
■ロジスティック担当者・専門家
ウイルス学の人はいる、患者を診るドクターはいる。でも全体が滞らないように手配をする頭脳部門がいない(平時もいない?)。
たとえばラボを24時間回すには何がどれだけ必要か。そこに補充する人がもともとしていた仕事はどの程度減量できるのか。
たとえばラボや空港に臨時でかきあ . . . 本文を読む