信じられない事ですが、Piperacillin/Tazobactamという重要な抗菌薬も出荷調整となります。それが引き起こす事態を編集長が信頼する感染症専門医達に伺いました。
#1:タゾピペのスペクトラムを、どの抗菌薬(or 組み合わせ)でカバーするかの問題。
・アンピシリン/スルバクタム+シプロフロキサシン・セフメタゾール+シプロフロキサシン・セフォペラゾン/スルバクタム・これ結構、感染症の . . . 本文を読む
日本人の2人に1人が癌で亡くなりますが、それを超える数の方が耐性菌で亡くなる(耐性菌死1000万人/年)ようになるという推計があります。
そのような異常事態の警告がWHOなどから出てくる中で・・
「異常も続けば普通」という「異常が日常」の日本で、またPiperacillin/Tazobactamという重要な抗菌薬が出荷調整となります。優秀な感染症医は以下の処方で堪え忍ぶ予定・・・
セフォペラ . . . 本文を読む
若セミ第4回 感染症診療の原則 編集長自身がやります演者:編集長 青木 眞演題:感染症診療の原則Q&A サポートドクター:都立多摩総合医療センター 救急・総合診療センター 綿貫 聡 先生日時:2019年8月2日(金) 19:30~21:00場所:ご自宅から、医局から、どこでも学生、薬剤師、看護師、どなたでもご視聴可能です&darr . . . 本文を読む
青木編集長が敬愛する旭中央病院の中村先生。そのご縁で定期的に「特急しおさい」で旭にでかける編集長。定期カンファレンス、春の書記研修医ブートキャンプと、濃厚に院内で皆さんと勉強して東京にもどるというパターンです。あまり周囲にでかけていません(注:グルメツアーをのぞく)。最近、ブログ編集部員1号、青木編集長と接点のありそうな話をみつけました。夏休みの自由研究的に紹介したいとおもいます。以下、青木マニア . . . 本文を読む
ご依頼により下記を掲載します。
///////////////////////////////////////////////////
静岡医療センターにおいて感染管理、および感染症診療に従事できる感染症の専門医を探しています。
常勤のID専門家がコンサルトを適時受けるのが理想ですがそのようなことは不可能でも、少なくても週1ででも非常勤でコンサルトをしてくれる感染症専門家を探しています。
静岡 . . . 本文を読む
現職大統領のロシア疑惑や司法妨害の調査を指揮したRobert Mueller元特別検察官(元FBI長官)(現在は司法省に所属しない一市民)が水曜日に下院の委員会で証言するため話題になっています。行政から独立した立法府と司法(司法長官は中立とは言いがたいかも知れませんが・・)の健康な姿を編集長は心の清涼飲料として日々見ています。
https://www.msnbc.com/rachel-madd . . . 本文を読む
今日も、セファゾリンの代わりに第3世代のセファロスポリンさえ使えないで苦悩する、誠実に抗菌薬適正使用ASPに取り組む仲間を覚えつつBlogを書いています。
以前はこのような状態を放置する厚労省や国の要路に居る人を非難して溜飲を下げる日々でした。
そして彼らに働きかける事をしない医療従事者や患者さん達も自業自得・・と思いながらいました。
しかし、家族のため等、色々な理由で立場上、声を挙げられない . . . 本文を読む
1992年に帰国した時に最初に教えた教え子達が、いまだに当時の採用抗菌薬発表資料を持っていてくれて、先日、編集長のところに持ってきてくれました。「廃棄理由:不必要」・・など過激な表現も今や懐かしい・・
「ホスミシンとか以外、殆ど現在でも、そのまま行けるものを選んだなぁ」と編集長独白
そして編集長が選んだ抗菌薬のみでGoさせて下さったのは当時の日野原重明院長でした。
そして、それを尊重し . . . 本文を読む
日本にとって緊急の課題。それは遠い国の接触でしか広がらないウイルス感染症(エボラ)ではなくて、今日現在、日本の多くの病院で半年以上続いて解決どころか悪化さえ懸念される抗菌薬の不足と耐性菌の問題です。
でもこれを大きく扱うリタラシーの高いメディアは少なく、でも遠い国のエボラなどについては浮き足立ち、疑い患者をパラボラアンテナで追いかけるメディアは今後も雨後の竹の子的に現れるだろう。
これは編集長 . . . 本文を読む
以下は今日2019.7.17.現在の代表的教育病院からの悲鳴です
現在の当院の状況です。
入荷がないまたは十分量の入荷が見込めないため以下の薬剤は使用制限中:
アンピシリン、セファゾリン、セフォチアム、セフメタゾール、セフタジジム、セフォタキシム、クリンダマイシン、メトロニダゾール
アンピシリン・スルバクタム、ペニシリンG、セフトリアキソンのうち1剤がやられたら、もう防ぎきれないかもしれませ . . . 本文を読む