ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

東条湖水天宮祭-湖上の祠に安全と繁栄を祈願

2019年05月14日 05時39分09秒 | Weblog
 

 

 加東市では、5月1日に加古川の川開き神事が河畔の水神社(上滝野)で行われ、今日13日に東条湖(鴨川ダム湖)の湖上の水天宮(黒谷)で水天宮祭が行われます。川と湖の恵みに感謝し安全を祈る祭りです。
 東条湖は播州平野の内陸にある美しい湖です。終戦後の昭和26年(1951)、鴨川をせき止めて建設された鴨川ダムによってできた湖です。湖底には、ダム建設のために涙とともに先祖代々の土地を離れた土井集落の皆さんの家や田圃が沈んでいます。
 水天宮はダム堤体の近く、湖上につきでた巨岩の上に祀られています。陸続きで半島のようになっていますが、湖畔のグランド赤坂から屋形船に乗り、湖面をすべるように走って数分。祠の下の桟橋に着きました。整備された階段を上ると、岩の上に祠がありました。神官により厳粛に神事が執り行われました。時折り湖面を吹いてくる爽やかな風に汗がひきました。この水天宮の岩のあたりは、湖底から40数メートルあります。後ろを振り向くと、ダムの堤体の向こうに広がる東条川沿いの田園と遙か向こうに六甲連山がかすんで見えました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国宝朝光寺本堂でコンサート... | トップ | 庭にコゲラがー飛び回り幹を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事