ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

加東四国五番霊場-新町の遍照院

2017年05月07日 04時55分08秒 | Weblog
         

         

 加東市新町の旧道沿いには古い街並みが続いています。そのほぼ中心に旧加茂村の役場の建物があります。その横の道を入っていくと、遍照院があり、阿弥陀堂、地蔵堂が建っています。
 阿弥陀堂には「遍照寺」の額と「加東郡霊場第五番 御本尊 阿弥陀如来」と書かれた板が掲げられていました。この阿弥陀堂が加東四国八十八ヶ所第五番霊場の遍照寺です。
 遍照寺のある新町は、江戸時代のはじめ、約400年余り前に加古川舟運の川港の町としてつくられた町です。播磨内陸の米が加古川の港に集められ高瀬舟で河口の高砂まで運ばれたのです。新町には今も大正時代のはじめまで使われた舟着場の跡が残っています。
 毎年8月23日には集落の中心にある交流会館前の広場で盆踊りが盛大に行われます。遍照寺では、地蔵堂の周囲にわが子の健やかな成長を祈って名前の入った多くの提灯が下げられ、地区の人がお参りをします。
 御詠歌は「南無大師遍照金剛あなかしこ 故きをたずねよ新町の庵」です。
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