加東四国八十八ヶ所霊場の第十三番は古家(加東市秋津)の阿弥陀堂です。田圃の中の一段高くなっている所にお堂が見えます。爽やかな風と緑、古い石段を登ると、お堂が建っていました。
堂正面の柱に掲げられた板には、「加東四国第十三番霊場 阿弥陀堂 加東市古家 御本尊 阿弥陀如来 御真言 おんあみりた ていせいからうん」と書かれていました。
御詠歌は「たずぬるやみ堂の起縁ふるけれど 日に新たなりみ仏の慈悲」。
この阿弥陀堂は、かつて古家にあった玉泉寺という大きな寺の末寺の坊だったといわれているようです(『東条の道標巡覧記』)。境内に立ち、周囲を見渡してみると、そんなイメージが浮かんできます。