気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

立春は大炉のお稽古

2018-02-04 18:27:41 | お稽古
立春の朝、東の山の端から一段と明るくなったお日様が上り、
自然と頭が下がります。陰暦正月、春は立ちましたが寒ーい。
今週末まで立春寒波が居座りそうですね。
朝から初釜以来のお稽古に奈良市内まで伺いますと、山焼きで
若草山一段目の草地はきれいに真っ黒です。空には雪雲で雪も
舞い始めますが、大仏殿の鴟尾が目に飛び込んできました。
 
万葉集 巻20 4516で大伴家持が新春を詠んでおります。
新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事

お稽古は、厳しい寒さの折は裏千家独自の「大炉」で、
逆勝手です。初炭、濃茶、薄茶そして後炭手前ですが、なんと
最後の後炭をさせて頂けました。そしてお昼からは行の行で、
頭の切り替えは・・・。
なお主菓子は奈良・樫屋さんの「桝」、焼き印の〼形もすてき
昨年作った私の「満寿薯蕷」も上手に?・・・さすがでした。

帰宅すると、もう午後4時に、天候は晴れ渡っており、
気温はもう2℃台まで低下し、風も強くなり、
  
寒波がやってきたようです。
この立春寒波、無事通り過ぎてほしいもの。
実は6日から11日まで、第五回珠光茶会が開催されます。

「わび茶」の源流とも言える珠光が開いた奈良のお茶文化、
七流派(表千家、裏千家、武者小路千家、遠州流、石州流、
藪内流、宗徧流)が一堂に会し世界遺産を含む八社寺や、
「ならまち」のお茶室等を会場で、凛とした冬の古都の味わいを
楽しんで下さい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿