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案山子とはざ掛けの似合う新薬師寺界隈にて

2015-11-02 09:41:47 | 散策
不空院を辞すときに、失礼にも
このあたりで良い所はとお聞きしました。
丁寧に教えていただき、
新薬師寺の前の神社や、直ぐ近くの土塀がよろしかろうと。

新薬師寺の山側の小道を南へ少し進むと、
”修二会のおたいまつ”と書かれた紙が目に。
燃え残ったおたいまつが三本塀に掛けられており、
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新薬師寺でも修二会をされていることを初めて知りました。
昔は3日間が、今は毎年4月8日のみだそうです。
午後五時から法要、
七時から11本のおたいまつが、
桜の季節とも重なっており、
松明の揺らめく火と照らされる桜、流れる声明
幽玄の世界に誘われますよね。

新薬師寺の東門は、紅葉が映え、
鎌倉初期の板蟇股がいいですね。
 
鐘楼から天平時代の作の梵鐘も望めます。

新薬師寺入り口の南門から国宝の本堂が
入母屋造りのなだらかな大屋根も天平の美そのもので、
あの十二神将が、おられるのですね。
大きな話し声とともに、団体さんが拝観に、
会津八一の歌碑もあるのですが、
次の機会にさせてください。
 
その前に「鏡神社」が
春日移しの神社で、第三社が移されており、
  
保育園のゼロ歳児が保母さんに連れられて
追い出されるように、前の道に出てみると
なんと珍しい、「はざ掛け」をされた稲と、
『かかし、案山子』が田んぼを守っております。
 
案山子のルーツは
「古事記伝十二之巻『神代十之巻(かみよのとまきといふまき)』」
〝大国主命の国作り〟の中に出てまいります。
いわゆる久延毘古(くえびこ)といわれる神様だそうです。

奈良の秋は、これからが盛りになります。
早く、正倉院展へ向かうこととしましょう。

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