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昔のカタログはタイムマシーン・石井スポーツ

2020年05月23日 15時33分49秒 | バイク・旅の話題


新型コロナ・ウィルスの外出自粛中に昔のカタログを見ている。左は2020年のMТ石井スポーツの最新版のカタログで、右は1978年のICI石井スポーツのカタログだ。



昔のカタログの巻頭をかざるのは、石井スポーツの看板商品の、手作り登山靴だ。当時の登山靴は革製ばかりで、ナイロンをつかっていたのは入門用のキャラバンシューズくらいだった。私はチロリアン・シューズを愛用していた。



当時の代表的な登山スタイル。膝下までのニッカーと呼ばれるズボンに(ニッカース、ニッカボッカとも言った)、ニッカホースというウールのロングソックスを組み合わせていた。ニッカホースの柄が豊富だったので、ここで個性を主張していたのだ。登山だけでなく、サイクリングでもこのスタイルは好まれていた。私は今でもニッカーを1本もっている。



当時のザック。今見るとレトロだ。私は左の27リットルの青い小型ザックをつかっていた。



当時のストーブはガソリンか灯油を使用するものばかりだった。左上からホエーブス、スベア、オプティマス、コールマン。右は上部がオプティマス。EPIなどのガス・ストーブは出たばかりで主流ではなかった。私は右のオプティマスを使用していたが、火口を固形燃料でプレ・ヒートしてから、ポンピングして着火する手間のかかるもので、扱いにくかった。着火に失敗するとストーブが火だるまになってしまい、消火が困難だった。そんなときは土をかけて、埋めて火を消したのだ。



登山用のテント。山用としてドーム・テントが登場し始めた頃。ドーム・テントは特別なもので、一般には三角テントや家型テントをつかっていた。

このころ自転車をかついで登山道を歩くのか流行っていた。パスハンティングと呼ばれていて、私もそんなことをやっていた。石井スポーツのチロリアン・シューズはそのときに使用していたのだ。チロリアン・シューズは革製のくるぶしまでの軽登山靴で、ペダルを踏むのと山登りの両方に適していたのである。

ICI石井スポーツは最近MТ石井スポーツと名前を変えた。扱う商品が多くなったからだろうか。それとも親会社が変わったからなのか。いずれにしても石井スポーツは私にとって特別な会社だ。アウトドア用品やスキー用品を買うために、今でも1年中お店に通っている。

昔のカタログを見ていると当時にもどってしまう。カタログもタイムマシーンだ。

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