退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1206: Student loan debt in the USA

2019-05-03 09:35:42 | アメリカ便り
この1週間ほど毎日、雨、あめ、アメ、☂。
またまたミシシッピー川が洪水になりそう。
ある地域では1993年の記録的洪水レベルを、もうすでに上まっているっているそうな。

度重なる異常気象、これも自然現象ではない地球温暖化の影響です。

地球温暖化、半世紀前はそんな言葉もなかった。
人間は地球になんてことをしてしまったのだ、と感じざるを得ません。
毎日確実に23万ほどの人が生まれてきて、次の半世紀には、地球上の人口は確実(このままでいけばですが)に100億人(多くはアフリカ等の発展途上国による)を超えます。

地球がこれだけの人口を維持できるわけがない。。
100憶人がアメリカ並みの生活をするには、地球5個分の資源が必要であると言われています。

私たちの年代はもう残りがそれほどないけど、子供たちを考えると夢も希望も無くなってしまう。
次は宇宙開発でしょうか。

さて、Student Loan Debt、つまり、借金 の話。

こちらでは大学生の多くは自分で生活費、授業料を払っています。
親が面倒を見るのが当り前となっている、日本の事情とは大違い。
そして多くの学生は国から学生ローンを借ります。
国からのローンと言えば利子が安いと思われますが,そうでもないのです。
4.5%(大学を出た人)から6%(大学院)7.5%(親が払う場合)だそうです。
平均的学生の、大学を出た段階でのローン借金は380万円程度。
大学を出るとすぐさまこの借金を返し始めなければなりません。
となると10年ローンで、月350ドル返さなければなりません。
これを返せない人たちがたくさんいるため、なんと計1.5兆円と言う膨大な借金が溜まっているそうです。
そして320万人もの60歳以上の人が、計860億円の借金をしているそうです。

アメリカには日本のような短期大学が、コミュニティーカレッジと言う形で存在しています。
2年生で、授業料も年に30、40万円程度。

これが終わって、4年生大学に編入する若者もたくさんいます。
‟何をやりたいかわからな~い”、‟お金がないから、安くいきた~い”、と言う若者にはうってつけと思います。
自分の住んでいる州にある州立4年生大学に行けば、授業料は年60万円から120万円程度です。
私の子供たちも勿論、高校卒業時になんて‟何をやったらいいかわからな~い”だったので、コミュニティーカレッジは‟ちょっとね~”と言うことで、州立の学生数6000人程度の大学に行きました。
そして、自慢していますが、二人とも授業料免除でした。

隣の州の大きなハイランクの州立大学にも入りましたが、授業料が年250万。
何をやりたいかわからない腑抜けの子供に、これだけの高額授業料を払うほど馬鹿ではなかったので、やめてもらいました。
ちなみに州外の州立4年生大学の授業料は年200~300万円程度、私立大学は500万円程度でしょうね、もちろん生徒に来てほしい安い私大もありますが。
娘も州外の医学部に行ったので、授業料は年に600万円(来週卒業だ!!!。これで、授業料援助(半分)が終わる!!)
知り合いの子供がボストン大学に行くことになったそうですが、ここも高くて(年600万円)有名です。

アメリカの大学は日本と比べ物にならないほど高いです。
アメリカの大学に行きたいと言っている子供を持つ親、覚悟してください。
ちなみに私が来た1970年代、授業料は年2500ドル、と言っても当時は1ドルが280円。

母親に感謝です。

ハブグレジュンタのマミー