hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

11月の散歩花

2020年11月30日 | 散歩

 

過去数年の11月の散歩で見つけた花の写真を列挙する。

 

1101-ピラカンサ-2020

 

1103--2013沖縄ツバキ

1112-モミジ1-2020

上のモミジに近接

1115-柑橘系-2013

1116-ボトルブラシ?-2015

1119-アメジストセージリ?-2018

 

1126-落葉-2013

1128-皇帝ダリア-2017

 

 

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中山祐次郎『泣くな研修医』を読む

2020年11月29日 | 読書2

中山祐次郎著『泣くな研修医』(2019年2月5日幻冬舎発行)を読んだ。

 

幻冬舎の宣伝文句は以下。

傷ついた体、救えない命――。
なんでこんなに無力なんだ、俺。
雨野隆治は、地元・鹿児島の大学医学部を卒業して上京したばかりの25歳。
都内総合病院の外科で研修中の新米医師だ。
新米医師の毎日は、何もできず何もわからず、先輩医師や上司からただ怒られるばかり。
だが患者さんは、待ったなしで押し寄せる。
生活保護で認知症の老人、同い年で末期がんの青年、そして交通事故で瀕死の重傷を負った5歳の少年……。
「医者は、患者さんに1日でも長く生きてもらうことが仕事じゃないのか?」
「なんで俺じゃなく、彼が苦しまなきゃいけないんだ?」
新米医師の葛藤と成長を圧倒的リアリティで描く感動の医療ドラマ
現役外科医にしてベストセラー『医者の本音』著者、小説デビュー作!

 

続編『逃げるな新人外科医 泣くな研修医2』が4月に発売された。

 

医学部を卒業し、鹿児島から上京した雨野隆治は、東京下町のベッド数500床の牛ノ町病院の外科で研修医として働き始めて数カ月。隆治は、後期研修医で美人だか厳しい口調の佐藤ともに夜間外来患者を診ていた。そこに、救急要請を受けて交通事故の両親と子供が運ばれてきて、上司の外科医・岩井ともに対応する。隆治は解らない事だらけでウロチョロするばかり。二人の交わす略語もわからない。挙句の果てに手術直後に失神してしまう。

それでも彼は集中治療室に入った5歳の拓磨をなんとしても救いたいと思う。

 

94歳、生活保護、身よりなし、認知症が入っている胃がん患者の山田さんについては治療はしない(BSC)と会議で決まる。納得できない隆司は、同じ研修1年目の川村へ疑問をぶつけるが、川村は……。

そして次々と、診断、外科手術、告知、看取りと患者への対応を迫られ、とまどい、悩み、先輩に導かれる。

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

 

新人の医者がとまどいながら必死に一人前の医者に成長する様子がよく書けている。臨場感のあるリアルな手術の描写、医者間の緊迫した会話などは圧倒的でもある。さすが現役外科医師。

 

連日の病院泊まり込みで頑張っていて、たった一晩、見守りせずにそのまま外に出て遊んだだけなのに、先輩医師・佐藤は雨野に言う。

「研修医といっても医者は医者。同じ医師免許一つでやってるんだよ」
「医者はね、ミスをすると患者を殺す仕事なの。それも、一度のミスで」
「学生気分なら、辞めな。医者が命懸けでやらなきゃ患者さんは助からない」

 

ただし、仕事熱心の雨野は、たぶん超超過勤務分は無給だろう。「研鑽」の名のもとでの奴隷労働の実態は非合理、非人道的だ。これを美談とする風潮は間違っている。

 

 

中山祐次郎(なかやま・ゆうじろう)の略歴と既読本リスト

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11月(1)の花

2020年11月28日 | 読書2

 

11月15日に届いた花

ピンクのつつじのような花がアストロメリア、

赤い実がヒペリカム、

白い花がクジャクソウ。

斜め上から

 

10日ほど経つと、アストロメリアは花数は多少多くなったが、萎れ気味。

「咲き終わった花を摘み取ると、より花持ちがよくなります。」と書いてあったのだが、2,3日に一度水を替えて、茎を少しカットし、時に霧を吹きつけて、それだけ。

 

蕾がほころんで、花が咲き、萎れて、枯れるのを見つめていくのも、我が人生、いやいや、風情のあるものかな。

 

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呉座勇一『日本中世への招待』を読む

2020年11月27日 | 読書2

 

呉座勇一著『日本中世への招待』(朝日新書749、2020年2月28日朝日新聞出版発行)を読んだ。

 

宣伝文句は以下。

現代でも話題になる結婚や離婚、誰もが不安を抱く病気や葬儀、それに伴う遺産相続、将来を見据えての教育体制……。それらは、中世の日本でどのように行われてきたのか? その他、年始の挨拶やお中元、引っ越しから旅行まで、中世の日本人の習慣を詳細に読み解く一冊。

 

はじめに

人生の歴史学
   中世の家族
   中世の教育
   中世の生老病死  産屋/出産/老い/医療/葬送など

交流の歴史学
   宴会/誕生会/接待/旅行/引っ越し/悪口/読者など

<付録> さらに中世を知りたい人のためのブックガイド
    12冊紹介

呉座勇一(ござ・ゆういち)
1980年(昭和55年)、東京都生れ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は日本中世史。現在、国際日本文化研究センター助教。

2014年『戦争の日本中世史』で角川財団学芸賞受賞

著書は、『一揆の原理』(ちくま学芸文庫)、『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』『戦争の日本中世史』(新潮選書)、『日本中世の領主一揆』(思文閣出版)、『陰謀の日本中世史』(角川新書)

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

私は呉座さんを朝日新聞土曜別冊「be」のコラムで知った。博識だがわかりやすい語り口、リベラルな姿勢に好感を持った。本書はこのコラムが発端として書かれた。

中世の貴族、英雄の話でなく、庶民も含めた生活の実情を語る視点が呉座さんらしくすばらしい。だいぶ昔に共産党系の歴史学者が、時代の主役は庶民だとして、庶民の歴史に着目した著書がいくつか出版され、それもありだなと思った記憶がある。この本は庶民だけでなく、支配者層も含めた生活ぶりを、公平な学者の視点で紹介している。

 

中世というと、ヨーロッパのイメージに引っ張られて保守的、支配的と思ってしまうが、この本を読むと、意外と男女平等に近く、自由な風潮もあったと分かる。保守の人も、明治以降だけが歴史ではないと自覚して、中世、古代のことも勉強して頭に入れて欲しい。

 

以下、メモ

 

  • 日本史学における「中世」という時代区分は、おおむね平安末期から戦国時代までを指す。
  • 中世史を真に探求しようとするならば、英雄の話、戦いだけでなく、中世人の生活、さらには心性・価値観まで知る必要がある。
  • 古代はかならずしも男系優位ではなく「双系制社会」だった。夫婦は男性側か、女性側か、どちらに家で生活するか決まっていなかった。子供にの財産分与も男女平等だった。
    政治的地位継承にも母方血統が重要で、母親も皇族の方が天皇になれる確率が高かった。天智天皇の娘は4人とも、弟の大海人皇子(後の天武天皇)の后になっている。
  • 古代においては、家よりも氏が中心だった。氏は氏人(うじびと)を構成員とする同族集団。古代人は自分たちを神の末裔と考えていたので、氏単位で共通の祖先にあたる共通の神・氏神を祀った。氏のトップを氏上(うじのかみ)という。
    蘇我氏、葛城氏など氏の連合体としての政権から朝廷は天皇と官僚による律令国家へ脱皮した。
  • 中世百姓は男系で嫡継承される家が成立するのは貴族や武士よりずっと遅く、15から16世紀になってから。中世前期の百姓の財産は夫婦別財で、夫婦は「夫婦別氏・夫婦同名字」だった。
  • 鎌倉時代・南北朝時代の一般武士の識字能力は非常に低かった。子弟らに財産を譲渡するための譲状の自筆のものはほとんど平仮名で書かれている。
  • 従来の儒学は事実上注釈の研究だった。そういう訓詁学はやめて大元の根本部分を学ぼうと生まれた宋学の代表が南宋の朱熹が創設した朱子学。
  • 仏教の開祖・ゴータマ・シッダッタ(釈迦)は人間の本質的な苦しみは「生老病死」の4つだと説いた。これが「四苦八苦」の「四苦」である。
  • 「朝鮮通信史」は室町時代にも来日していた。
  • 中世の人は一日二食。
  • 北条早雲は徒手空拳の素浪人から戦国大名になったのではなく、伊瀬盛時という名の室町幕府に使えるエリート官僚だった。

 

 

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ガストでランチ

2020年11月26日 | 食べ物

 

私のこのブログ、最近は本ばかり読んでいるので読書記録が溜まり、1日おきの奇数日に、1か月以上先まで予約投稿済になっている。そこで散歩の記録やレストランでの外食など雑記は偶数日にアップすることにしている。
結局このところ毎日アップしているが、油断しているうちに11月20日、24日と穴が開いてしまった。そこであわてて、ブログにあげるのは恥ずかしいような「ガストでのランチ」も場ふさぎにと書いた次第。

 

吉祥寺を買物していて12時近くになった。何か買って家で食べるのも面倒だ。何でもよいとちょうど目の前のガストに入る。ファミレスは久しぶりだ。

いつのまににか、席は2名用に細かく分かれていて、ところどころに4名用が。
荷物が多いので4名用の席に座る。テーブルの通路側にはアクリル板。


なんと、テーブルの上に写真入りのあの大判のメニューがない。タッチパネルで注文するらしい。どこもかしこも年寄にはキツイ世の中になってきた。
まず、人数2人を選択すると、以下の画面になる。

私は「ランチ日替わり」の「若鶏と彩り野菜の香酢あんランチ」で、「パン」を選択。

相方は「スパゲッティ/ピザ/ドリア」の「ミートドリア」を選択。

二人ともドリンクバーを追加した。

ドリンク付きで1,800円とやはり安い。どこもかしこも少しでも付加価値を付けて値段を高くしようとするご時世に、ガストだけは低価格のまま頑張って欲しい。

 

 

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深緑野分『ベルリンは晴れているか』を読む

2020年11月25日 | 読書2

深緑野分著『ベルリンは晴れているか』(2018年9月25日筑摩書房発行)を読んだ。

 

筑摩書房の特設サイトのあらすじは、

1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。
ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。
米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅立つ。
しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり――ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。

2019年本屋大賞第3位、直木賞候補。

 

主人公のアウグステ・ニッケル17歳は、ベルリンのアメリカ軍の兵員食堂で働く少女。両親はすでになく、フレデリカとクリストフのローレンツ夫妻のもとで暮らしていた。音楽家の夫・クリストフが、米軍配給物資の歯磨き粉に混ぜられた毒物で死亡するところから物語は始まる。

 

連合国により破壊された戦後のベルリンには、ソ連の秘密警察を統括するNKVD(内務人民委員部)(エヌカーヴェーデ)が幅をきかせ、ソ連の他、アメリカなどの占領地区も混在する。さらに、ナチスの残党の「人狼」がテロ行動していると噂されていた。

 

アウグステはフレデリカ・ローレンツの甥のエーリヒ26歳を探し求め、さまざまな権力がうごめく占領下のベルリンをさまよう。

彼女が肌身離さず持っているのは亡父に買ってもらった英語版のエーリヒ・ケストナーの小説『エーミールと探偵たち』だ。途中から仲間になるのは、ユダヤ人役の俳優として活躍していた泥棒のカフカ、浮浪児のヴェルマ、ハンス、監視役?のNKVDのベスパールイ下級軍曹などだ。

 

物語は戦後のⅠ~Ⅴに分かれるが、途中各章の幕間に、過去のナチス台頭期、隆盛期、絶頂期、終末期、謎解きが続く。

 

深緑 野分(ふかみどり のわき)

1983年厚木市生れ。海老名高校卒業。パート書店員から作家に。
2010年短編「オーブランの少女」でミステリーズ!新人賞の佳作入選で作家デビュー。
2013年『オーブランの少女』刊行。
2016年『戦場のコックたち』で直木賞・大藪春彦賞候補
2019年本書『ベルリンは晴れているか』で直木賞・大藪春彦賞候補、本屋大賞第3位

その他、『分かれ道ノストラダムス』『この本を盗む者は』

著者による小ネタ集に本書登場人物の名前の付け方などが解説されている。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

 

日本人作家が書いた、日本人が登場しない、ベルリンが舞台のミステリというので注目した。「ベルリンは晴れているか」という題名もかっこいいし。

 

確かに、外国の話、とくに生活に密着した、しかも過去の話を些細な点まで良く調べて書いている。

 

ところが、主人公がまだ少女であり、ヤングアダルトのファンタジーの雰囲気で、私が求めていたイメージと違う。怪しげな人物ばかりで、謎を引きずったまま進むのだが、ベルリンをあれこれさまよう話も長くて途中飽きが来た。

 

個人的な好みの問題だが、きらいなファンタジーの幕間にユダヤ人の悲惨な迫害の話が続くのが耐えられない。迫害されたと未だに騒ぎまくるユダヤの人が、イスラエルとしてパレスチナの人をかってのゲットーのように圧迫している。

 

本編は一人称の現在進行形で語り、幕間は歴史的背景を三人称で語っていくのだが、現在と過去が互い違いに語られる構成は少々ややこしい。

 

 

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東野圭吾『ゲームの名は誘拐』を読む

2020年11月23日 | 読書2

 

東野圭吾著『ゲームの名は誘拐』(光文社文庫ひ6-9、2005年6月20日光文社発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城(かつらぎ)にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー!

 

2003年には『g@me.』のタイトル、藤木直人、仲間由紀恵主演で映画化された。

 

やり手の広告クリエイター・佐久間は、日星自動車のイベントのプロジェクトを、日星自動車の副社長・葛城勝俊の一声で潰される。屈辱感で酔っぱらった佐久間は、ゲームの達人なら俺は負けない。勝負したいと、葛城の邸宅まで行ったが、塀を乗り越えてきた葛城の娘・樹理と出会う。

家に帰ろうとせず、遺産だけはいただきたいという樹理に、佐久間は、狂言誘拐を持ちかる。

 

 

佐久間駿介:広告代理店『サイバープラン』(社長は小塚)のやり手の広告クリエイター。多くの女性と関係を持ち、仕事でも自信満々。育った家庭の影響なのか、状況にあった仮面を被っていると考えている。

葛城勝俊:自動車会社『日星自動車』の会長の息子で副社長。実力で社内を抑えている。商売はゲームで、勝たねばならないと豪語。

葛城樹理:葛城勝俊の長女で大学生。愛人の子で途中から葛城家に引き取られたが、勝俊の妻と異母妹の千春には笑顔で無視され、肩身の狭い思いをしている。千春と口論となり、葛城家を飛び出した。

彼女がやや吊り上がり気味の目を見開いた。いかにも気が強そうだが、そうすると一層美人になる。(p29)

東野さんがお好きな、いつもの「吊り上がり気味の目」で、ニンマリ。

 

初出は「Gainer」2000年10月号~2002年6月号、「青春のデスマスク」を改題。単行本は2002年11月刊行。

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

葛城と佐久間のメール、FAX、電話を使った駆け引きが面白い。とくに、犯罪者の佐久間側からのみの語りなので、警察も登場しないし、被害者側の思惑がわからずあれこれ考えてしまう。

私は映画を先に、と言ってもだいぶ前だが、見てしまっていたので、大筋は覚えていたが、それでも面白く読んだ。最後の結末は映画と違っていて(多分)、混乱したが。

東野圭吾の略歴&既読本リスト

この本で東野さんの本は多分66冊目。

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またまたBo-peep、でもカフェ

2020年11月22日 | 食べ物

 

コーヒーとケーキのカフェ Bo-peep(ボーピープ)に入った。

4ヶ月で4回目。でも今回はランチでなく、カフェで一休み。

 

武蔵野市吉祥寺本町1-35-17 吉祥寺ビル1F

この店は吉祥寺の中心から離れているせいか、いつも空いていてくつろげる。

店内はいつでもきれいにしていて、この前から壁にかけているクロスステッチの絵も秋の絵に変わっていた。

隣りのテーブルの花も小さくカワイイ。ちょっとした気遣いが効果をあげる。

 

ケーキが大きいので二人で一つ。というか、半分でも恥ずかしくない大きさのケーキを選択。

この写真は既に半分にナイフでカットしたもの。

私のカフェはキリマンジャロのやわらか、130cc。

わずかにすっぱみがあって美味。

 

相方は、ブレンドにミルク入れる。ケーキは既に一部ご試食済。

 

 

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クリスチャン・メルラン『オーケストラ』を読む

2020年11月21日 | 読書2

 

クリスチャン・メルラン著、藤本優子・山田浩之訳『オーケストラ 知りたかったことのすべて』(2020年2月17日みすず書房)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

有機的存在としてのオーケストラ一般というトピックは、これまで書ける人がいなかった。他にまったく類のないこの人間組織の核心にせまる画期的かつ最高に楽しい本を、ここに刊行する。
基本的問題からちょっと気になる小事まで、世界のオーケストラや楽団員や指揮者のあらゆる情報を満載。この600頁に及ぶ「事典的エッセイ」に、ファンは満喫できること間違いないだろう。
たとえば以下のような話題――楽団員はなぜその道を選んだのか、ソロ演奏家の挫折組なのか/オーケストラはどのように運営され、組織図や人間関係はどうなっているか/演奏中ほぼ弾きつづけているヴァイオリン奏者と演奏機会の少ないハープなどの楽器の演奏者の給料は同じなのか/定年までに450回も同じ曲を演奏するというのはどんな経験か/ヴィオラ奏者の思い/ティンパニの役割とは/オーケストラの配置はどのようにして決まるのか/ウィーン・フィルに女性が少ないのは/オーケストラによる響きの違い、にじみ出る国柄の原因は/なぜ指揮者が変わるとオーケストラの音も変わるのか……
巻末には「主要オーケストラ略歴」「世界の主要400オーケストラ、国別一覧」ほか、膨大な人名索引・楽団名索引付。
「オーケストラを支え、発展させることは、人類の幸福のためにも必要なことである。音楽とは民族間のコミュニケーションを促し、相互理解を深める存在なのだ」   (序文 リッカルド・ムーティ)

 

約600ページもの事典的大部。私は興味があるところ以外は流し読みしたことをお断りしておく。

 

オーケストラの組織と序列、指揮者と楽団員との関係、各パートの特性などを描く。そして構成する楽団員の採用・生活・生涯の道筋、社会階層と楽器との関係、女性受け入れまでの道のり、各楽器などすべてを事例豊かに、挿話も含め描いた本だ。

 

 

私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで)(最大は五つ星)

 

実名入りで(ただし、仏独人中心)、事例・挿話が豊富で読み難くはないのだが、なにしろ600ページだ。最初から最後まで順に読んでいくのは大変だ。事典的に、興味あるところを潰していかざるを得ないのでは。

 

指揮者とオーケストラ団員の意見対立などトラブルの事例が実名入りで多く、小澤征爾とN響の例は出てこないが、普遍的問題だとわかる。

 

フランスのオーケストラの勝手気ままぶり(私語、準備不足、指揮者との対立など)には驚かされる。

 

楽器セクションごとの記述も単なる楽器紹介にとどまらず、著名な演奏者の挿話が豊富に盛り込まれる。

 

フランス国立管弦楽団の日本公演中に、演奏箇所が分からなくなった指揮者がヴィオラ奏者に小声で「今はどのあたりかな」と問いかけると、「ここは日本ですよ、先生」という答えが返ってきたなど笑える話も楽しめる。

 

 

クリスチャン・メルラン Christian Merlin

1964年生まれ。ドイツ語の教授資格者。文学博士。リール第3大学音楽学助教授。2000年から『フィガロ』紙の音楽批評家。

 

藤本優子(ふじもと・ゆうこ)

1964年東京都生まれ。翻訳家。桐朋女子高等学校音楽科卒業後に渡仏。マルセイユ音楽院、パリ国立高等音楽院ピアノ科卒。

訳書にヤスミナ・カドラ『テロル』『昼が夜に負うもの』(早川書房)、オリヴィエ・ベラミー『マルタ・アルゲリッチ~子供と魔法』(音楽之友社)他多数。

 

山田浩之(やまだ・ひろゆき)

1966年兵庫県生まれ。学習院大学文学部フランス文学科卒。

主訳書にジャン・カリエール『森の中のアシガン』(青山出版社)、クリスチャン・ジャック『太陽の王ラムセス』シリーズ(角川書店)、ニコラ・ブーヴィエ『世界の使い方』(英治出版)など。

 

以下、メモ

管楽器奏者は全員がソリスト。奏者一人一人に別個のパートが割り当てられる。ヴァイオリン奏者は例えば仲間15人は完全に同じ楽譜を演奏する。

 

フランスには常設のオーケストラが30ほどある。ドイツには公営の職業的オーケストラは133ある。イギリスの4大オーケストラは公営企業ではなく、楽団員に給与が支払われるのは演奏するときだけだ。

 

弦楽器奏者の42%が管理職か高度な知的職業の家庭の出身者で、金管楽器奏者の場合は15%、木管楽器奏者は28%。金管楽器奏者の27%が労働者層の出身者で、弦楽器奏者は10%。ヴァイオリンは5,6歳から始めなければならないが、管楽器は子供では無理だし、弦楽器より短い年月で一流になれる。

 

オーケストラの楽器別人数の数え方。コントラバスを数えてから、パートごとに楽器を音の高い方から低い方に2丁ずつ加えていく。例えば、コントラバスが8丁なら、チェロが10丁、ヴィオラが12丁、第二ヴァイオリンが14丁、第一ヴァイオリンが16丁となる。

 

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島本理生『Red』を読む

2020年11月19日 | 読書2

 

島本理生『Red』(中公文庫2017年9月23日中央公論新社発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、恵まれた環境にいるはずだった。だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく。上手くいかないのは、セックスだけだったのに――。  解説・吉田伸子

 

島清恋愛文学賞受賞作。

 

村主塔子(むらぬし・とうこ):30歳の専業主婦。夫・(しん)、2歳の娘・翠、姑・麻子、60歳の舅と暮らしている。友人のゆきりんの結婚式で元不倫相手の鞍田明彦と再会。酒に強いが、飲むと頭のネジがゆるむ。
由里子:麻子の姉。近くに住み、たびたび塔子の家に来る。

鞍田秋彦(くらた):塔子の元恋人。結婚していたとき、勤め先で知り合った塔子と不倫関係にあった。は大学からの友人で元共同経営者。

小鷹淳:塔子が勤めるようになった女癖の悪い会社の同僚。

矢沢茉希(まき):塔子の友人。毅然とした美人だが気さくな男の子のようにしゃべる。
ゆきりん:塔子の友人。冒頭、彼女の結婚式のシーンで始まる。

 

初出は「読売プレミアム」(2013年5月8日~2014年8月15日)で、2014年9月中央公論新社より単行本刊行。

 

私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読むの?)(最大は五つ星)

若者の微妙な心の揺れを描いて来た著者の初めての官能小説という謳い文句に連られて読んでみた。

しかし、主人公の女性の主体性のなさと、どこにでも転がっているような主婦の悩み(セックスレス、一見おだやかな嫁姑、バイト社員差別など)を並べた安っぽい筋書き。えげつないがお定まり通りのベッドシーンに途中からうんざりで飛ばし読み。

 

お嬢様で感性豊かに登場した若い女性作家が突然官能小説を書いて転身を図るよくある典型的パターン。

 

島本理生(しまもと・りお)の略歴と既読本リスト

 

 

噎せる:むせる

「最近の独身男子って、お酒はのまないわ、デート中もスマホ見てるわ、自分から性欲は出さないわ、けど性欲出して一度でも拒否られるともう心折れるわで、もうつねにふるえてるチワワみたいじゃん」

 

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スムージーにハマる

2020年11月18日 | 食べ物

 

最近スムージーにハマっている。寒くなり始めた今頃?とお笑いなさるな。

 

知人が「いろいろ試したが、グリーンスムージーが一番だね」と言っていたので、さっそくコンビニに行って買ってきて、ハマった。


普通の野菜ジュースほど甘くなくて後味が良く、飽きがこない。
ふだんコンビニに行かない我々は新商品へ出遅れる。しかし、ほどなくわが庶民派スーパーにもグリーンスムージーが登場したのだ。

しばらく、グリーンスムージー一筋だったが、そのうちにシャインマスカットを見つけた。
なにしろ高価なのに驚き、今期は(も?)一度しか本物を味合わなかったのでスムージーで安くあげることにした。しかし、こちらはどうしても本物と比べてしまい、違いが目立つのでハマることはなかった。

なめるように箱の裏を見ると、「シャインマスカットの爽やかな甘みと、シャルドネの芳醇な香りが楽しめます。」とある。なになに、シャルドネ? と、表の下の方を見ると、上の写真の右では読めないくらいの)小さな小さな字で、「ぶどうのうち、シャインマスカット19%、シャルドネ81%」と書いてある。

あらためて真中を見ると、「Smoothie」の下に大きな字で「シャインマスカット」とありその下に「&シャルドネMix」と小さな字で書いてあるではないか。

確かに書いて    た! 
シャインマスカットにつられた私が悪うございました。 19対81で書け!


しかし、まあ、ブログネタにもしたし、これだけケチつけて楽しめば安いものか。

 

そのうち、梨を見つけた。ストローが太いので一時流行った⦅ディーン⦆タピオカ?と思った。吸い込むと梨の粒が口に飛び込んできた。暖房でボーとする頭がすっきりする。これはいける。

寒さが本格化するまでスムージーのマイブームは続くだろか?

なんとか続けて誤嚥防止のとろみ食へつなげていくのだ。

 

 

 

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西村京太郎『華麗なる誘拐』を読む

2020年11月17日 | 読書2

 

西村京太郎著『華麗なる誘拐』(河出文庫に13-1、2020年7月20日河出書房新社発行)を読んだ。

 

裏表紙にはこうある。

「日本国民全員を誘拐した。身代金5千億円用意しろ」――前代未聞の要求が首相に突き付けられた。警察から協力要請を受けた名探偵・左文字進が解決に奔走する中、事件は予想だにしない展開を迎える!
「文句なしにぶっ飛んだ傑作である」(佐々木敦氏・文庫解説より)――日本誘拐ミステリー史に燦然と輝く名作が、待望の復刊!

 

このとんでもない誘拐事件には根本的疑問がある。

日本国民全員をどうやって誘拐し、証明するのか?

どうやって一億円入りのスーツケースが5千個にもなる5千億円を受取るのか? 

 

話はこう始まる。

探偵事務所の入ってるビルの喫茶店で左文字進と史子がコーヒーを飲んでいると、隣のテーブルの男女が毒を飲まされて死亡した。二人が警察に行くと、以前「巨人軍誘拐事件」で協力した矢部警部がいて、協力を依頼され、首相官邸にかかってきた電話の録音を聞かされた。

 

ブルーライオンズの一員を名乗る男は「本日『オリンピック作戦』を発動し、日本国民1億2千万人を誘拐した」と告げ、5千億円の支払いを要求した。
翌日の電話で、秘書官の「君は、狂ってる」に対し、男は「私のIQは150だ。」と答える。
3回目の電話には首相が出て、最後に男は人質を殺すと宣言する。そして、男女が毒で殺された。
さらに札幌で男が射殺され、旅客機が墜落した。

 

登場人物

左文字進:左文字探偵事務所所長。髪は黒いが眼が青い。1945年ロスアンゼルスで日本人の母とドイツ系アメリカ人の父との間に生まれた。コロンビア大学で犯罪心理学を学び、探偵事務所で働き、両親病死後、日本へ。

左文字史子(ふみこ):所長秘書。進の新婚の妻(旧姓藤原)。

矢部警部:警視庁捜査一課

渡辺:総理大臣秘書官

U大学特別教室卒業生の天才達:佐藤、菅原、高橋、森、村上、牧野英公、双葉卓江、串田順一郎、野上知也

三神徳太郎:ワッペンを作る町工場を経営。妻はふみ代。一人息子は一男。

ブルーライオンズ:コード・ネーム“蒼き獅子たち”を名乗る犯罪者たち

 

本書は1977年トクマ・ノベルズ、1982年徳間文庫、以降1987年、1995年、2000年、2004年刊行された作品の再文庫化。

 

 

私の評価としては、★★★★★(五つ星:読むべき)(最大は五つ星)

 

日本国民全員を誘拐するという発想が新鮮だ。5千億円の巨額の身代金の受け取り方法も驚異的だ。さらに33年前の作品ということに驚かされて五つ星になった。

細部に多少の疑問点もあり、探偵の左文字進にも時代を感じるが、でも傑作だろう。なにしろ、33年間で7回目の再発刊なのだ。

 

 

西村京太郎(にしむら・きょうたろう)

1930年東京生まれ。公務員や私立探偵など様々な職業を経て、作家生活に入る。
1963年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞し、デビュー。
1965年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。
1978年『寝台特急殺人事件』が大ヒットし、トラベルミステリーブームが起こる。
1981年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞
2019年、十津川警部シリーズで吉川英治文庫賞受賞

2001年に神奈川県湯河原に西村京太郎記念館を開設。

著作は600冊を超える。

 

 

「オリンピック作戦」:太平洋戦争中、アメリカ軍は日本が降伏しない場合には、11月1日に九州南部への上陸を考えていた。この上陸作戦の名。それでも降伏しなければ、2か月後に関東平野に進攻する「コロネット作戦」を考えていた。

狷介(けんかい):心が狭く自分の考えに固執する

 

 

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フリーズドライ・ブルーベリーを食す

2020年11月16日 | 食べ物

 

探し物があって棚をひっかきまわしていたら、フリーズドライ・ブルーベリーが出て来た。いつどこで買ったのか、頂いたのか忘れた。

Freeze Dried Blueberries とあり、右にフランス語での表記が並ぶ。左下を見るとカナダ産だ。それにしても中央下は腹ばいの変なクマ!

裏をみると、右下に「東急フードショー」とある。でも覚えがない。

“R.J.T BLUEBERRY PARK INC.”という会社のホームページを見ると、カナダのバンクーバーの東、Fraser Valleyにある会社で、16万平米の果樹園と工場を持つブルーベリーに特化した会社だとあった。

バンクバーに滞在したときにリッチモンドで、インド人が多く働くブルーベリー農園に行って、ブルーベリーを大量に買ったことを思い出す。

賞味期限は2022年1月1日なので、さっそく開ける。

クシャクシャと小さく縮んだ乾燥ブルーベリーでなく、丸く膨らんだままの形だ。食べてみると、ふあふあして不思議な触感だ。
会社のホームページによるフリーズドライの効用は、乾燥したものと違って色と形を保っていること、栄養が保たれることなどだという。

 

こんなこと調べて、今更ながら、「あなたも暇ね!」と言いたい。

「小人閑居して不善をなす」

 

 

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伊岡瞬『桜の咲かない季節』を読む

2020年11月15日 | 読書2

伊岡瞬著『桜の咲かない季節』(2012年8月20日講談社発行)を読んだ。

 

講談社BOOK倶楽部の内容紹介は以下。

五つの謎と一つの恋
恋と占いと謎解きの連作短編集!

カメラマン耕太郎は占い師の桜子の仕事場によくいる。心配性の彼女を思って、客の不幸を的中させないように動くのだ。二人の未来は?

第一話 守りたかった男
第二話 翼のない天使
第三話 ミツオの帰還
第四話 水曜日の女難
第五話 桜の咲かない季節

 

乾耕太郎:報道系のフリ-カメラマン。中3年の時、父が病死し、父が親しかった近くの深沢天山の家に同居した。20歳で離れた。カメラマンとして独り立ち後、深沢家のそばのアパ-トに住む。しょっちゅう占い室の隣室に入り込み、仕事しながら監視カメラのモニターを見て桜子のボディガードのつもりになっている。ペンネーム霧月透で副業も。
深沢桜子:占い師としては七ノ瀬桜子。天山のあと「占い処七ノ瀬」を継いだ。耕太郎より3歳下。意思の強さともろさを併せ持つ美貌。
深沢天山:占い師七ノ瀬天山。桜子の父。インドで耕太郎と合流し、強盗により胸を刺され、後遺症で1年後に亡くなる。

 

宮本:「宮本金物店」店主。
「タナベ寝具店」のおかみさん:道で耕太郎を捕まえては町の情報をペラペラ。

辻本均:パン屋「シャンボール」店主。高校時代からの友人。店員は明るい黒田美奈子
池田:刑事

舟山:妻・昌美に殴られると相談に来た占いの客。ナイフを買って、昌美が殺されたので、刑事に追及される。

藤村珠子:「藤村漬物店」店主。娘は春美29歳、独身。
堀田光雄:ミツオ。洋食屋の息子。悪さを重ねて補導され、騒動のあと10年以上姿をくらましていた。
笹森陽子:耕太郎に接近する謎の女性。29歳。
三ノ瀬厳海:一ノ瀬一門の高弟の占い師。

 

私の評価としては、★★☆☆☆(二つ星:読むの?)(最大は五つ星

まるで少年少女小説か、ヤングアダルト小説だ。ややこしく、難しい小説はもはや避けており、気楽に楽しく読める本に偏っている昨今だが、この本のようにあまりにも簡単に読め、あとに残らない本を読むと、これで良いのだろうかとふと思ってしまう。齢80に近づき、「いいんじゃないの!」と思ってはいるのだが。

伊岡瞬の略歴と既読本リスト

 

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10月(2)の花

2020年11月14日 | リタイヤ生活

 

10月23日に届いた花

 

下の方に横に広がっている、白と薄紫が混じった小さな花が茎に縦に連なっているのがラン科のデンファレ。

上部の中央に黄色い、右に赤紫の縁取りのスプレーカーネーション。

中ほどの真ん中と中ほど右端にあり、細長い筒状の先端が十字に開いて咲くのがブバリア。

左下に伸びる細長い葉がミスカンサス。

真中にある緑色の葉がルスカス。

このルスカスには真ん中に虫のように見える小さな突起がある。

葉に見えるところは枝が変化した葉状枝で、虫のように見える所に小さな花芽が出てきて花が咲くのだ。

2日後(10/25)には赤紫の縁取りのスプレーカーネーションが満開

8日後、次々と先端の方へ花が咲いていくデンファレだけ別に活ける。

残ったスプレーカーネーションとルスカスと、長い葉のミスカンサスを別に活ける。

11日後、ルスカスはほころんだ感じがあるが、まだ芽がでない。

果たして花芽が出るまで待てるだろうか。

 

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