hiyamizu's blog

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郡司芽久『キリン解剖記』を読む

2021年01月13日 | 読書2

郡司芽久著『キリン解剖記』(2019年8月1日ナツメ社発行)を読んだ。

ナツメ社の内容紹介は以下。

長い首を器用に操るキリンの不思議に、解剖学で迫る! 「キリンの首の骨や筋肉ってどうなっているの?」「他の動物との違いや共通点は?」「そもそも、解剖ってどうやるの?」「何のために研究を続けるの?」etc. 10年で約30頭のキリンを解剖してきた研究者による、出会い、学び、発見の物語。

・著者が発見した「キリンの8番目の〝首の骨〟」とは!?
・幼少期からキリンが好きで、キリン博士に!?
・研究者の出会い、学び、発見の物語

なお、ナツメ社の内容紹介では、感心なことに正誤表のダウンロードができる。5個所訂正があったが、いずれも私は気がつかなかった。残念!

この本は、物心つく前からキリンが大好きだった私が、18歳でキリンの研究者になることを決意し、恩師と出会い、解剖を学び、たくさんのキリンを解剖して、「キリンの8番目の“首の骨”」を発見し、キリンの研究で博士号を取得するまでの、約9年間の物語だ。(はじめにより)

 

第1章 キリン解剖講座/ 第2章 キリン研究者への道/ 第3章 キリンの「解剖」

ここからは、キリンの首の構造に関する研究の話

第4章 キリンの「何」を研究するか?/ 第5章 第一胸椎を動かす筋肉を探して/ 第6章 胸椎なのに動くのか?/ 第7章 キリンの8番目の「首の骨」
第8章 キリンから広がる世界


郡司芽久(ぐんじめぐ)

1989年生まれ。2017年3月に東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程を修了(農学博士)。
2017年4月より、日本学術振興会特別研究員PDとして国立科学博物館に勤務。
幼少期からキリンが好きで、大学院修士課程・博士課程にてキリンの研究を行い、27歳で念願のキリン博士となる。解剖学・形態学が専門。哺乳類・鳥類を対象として、「首」の構造や機能の進化について研究している。世界一キリンを解剖している人間(かもしれない)。第七回日本学術振興会育志賞を受賞。

「好書好日」に本書について郡司さんへのインタビュー記事がある。

 

私の評価としては、★★★★☆(四つ星:お勧め)(最大は五つ星)

ユニークな研究に一目散の女性の話なので、キリンの解剖研究に至る道筋、解剖のあらまし(3章まで)は興味深く読める。

4章以降はキリンの首の骨の話だが、分かりやすく解説されるのでついていくことはできる。

各章の終りにあるコラムは特異なキリンに関する話が多く、フムフムと楽しく読める。


雑学

高い位置にある脳まで血液を届けるために、キリンは地球上で最も高血圧な動物だ。最高300mmHgという報告もある。

アインシュタインの言葉「私の成功の秘訣が1つだけあるとすれば、ずっと子供の心のままでいたことです」

 

コメント
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