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妙心寺18 特別拝観13 衡梅院(太秦・花園散策23)


写真は、方丈前庭

衡梅院(こうばいいん)も通常は非公開の塔頭で、定期的な公開もありません。
今回はNHKカルチャーの「庭師と歩く京の名園」で訪問しました。
2015年の京の冬の旅でも特別公開がありました。

表門を入り、玄関から上がります。
拝観料は500円でした。

廊下の右手に方丈の“下間(げかん)の間”、左手に露地庭園、左手奥方丈にくっつく形で茶室の長法庵があります。
方丈に沿って廊下を右に曲がると、右手手前に方丈の“内陣と室中”、右手奥に“上間(じょうかん)の間”、左手は方丈前庭の“四河一源(しかいちげん)の庭”があります。

まず茶室の“長法庵”は玄関脇の露地庭園から続き、躙口があります。
客側の天井が、楠木の1枚板なのが特徴的です。

方丈仏間の内陣には開山の雪江宗深禅師像がお祀りされており、襖絵は狩野派の大岡春卜の龍虎羅漢図です。
左手の部屋の襖絵は楼閣山水図、右手の部屋のは獅子図です。

方丈前庭の“四河一源(しかいちげん)の庭”は平地の庭園です。
庭の左手には滝を模した石組があり、これが右手の一面の苔で表現される大河に流れ込むイメージで作庭されています。

また庭の中央付近にもみじが数本あり、その下には細長い石組があります。
恐らく船をイメージさせるものでしょう。
秋の紅葉時は、苔の緑ともみじの赤のコントラスト、さらに左手に見えるお茶室と、いい風情であることが容易に想像できるお庭です。

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