goo

京都五山(禅寺雑学4)

禅宗には足利義満が制定した“五山の制”があります。
いわば禅寺の“格付け”です。

別 格:「南禅寺
第1位:「天龍寺」
第2位:「相国寺」
第3位:「建仁寺」
第4位:「東福寺」
第5位:“万寿寺”(現在は東福寺の塔頭で、非公開)
です。

「南禅寺」は“横綱”みたいなものです。

しかし、これで禅寺すべての格付けは語れないのです。

少し遡った建武の新政の頃は、「南禅寺」と「大徳寺」は共に筆頭扱いでした。

ではどうして、「大徳寺」は五山から漏れたのか。

それは五山の寺院は幕府に従順であったのに対し、「大徳寺」や「妙心寺」は反抗的だったため外されたのです。
ちなみに五山の寺院を“禅林”や“叢林”と、大徳寺や妙心寺を“林下”といいます。

ですから「大徳寺」も“格”としては、別格扱いの「南禅寺」とほぼ同格なのです。

(写真は京都五山ではないが、格式の高い大徳寺)

禅寺雑学5へ

その他の索引

「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 塔頭(禅寺雑... それぞれのキ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。