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塔頭(禅寺雑学3)

禅寺に特徴的なものとして“塔頭”の存在があります。
塔頭と書いて“たっちゅう”と読みます。

”大寺院の領内または付近に配下として建てられた小寺院”のことです。
平たくいうと、”親分”と”子分”です。

例えば、「南禅寺」(親分)における「天授庵」、「金地院」(子分)などです。
「大徳寺」には塔頭が20個余りあり、「妙心寺」に至っては40個以上の塔頭を擁しています。

塔頭のうち、領内にあるものを“山内塔頭”、領外にあるものを“境外塔頭”といいます。

では、「塔頭って小さいものなのか」と言われると、大抵はそうですが、“境外塔頭”のなかにはそうでないのもあります。

例えば、
「龍安寺(りょうあんじ)」は「妙心寺」の境外塔頭で、
「金閣寺(鹿苑寺)」や「銀閣寺(慈照寺)」は「相国寺(しょうこくじ)」の境外塔頭です。

観光的には“より出でてよりし”といった感じです。
あの有名な世界遺産達が、“塔頭”であったとは、意外ではありませんか。

(写真は相国寺の塔頭(子分)の金閣寺)

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