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消費税法改正案 衆院通過!

2012-06-27 06:31:57 | 税、年金、国保
消費税法改正案、衆院通過…小沢元代表らは反対(読売新聞) - goo ニュース

昨日26日ここ横浜は爽やかな梅雨の晴れ間で心地よい日和でした。
午後2時過ぎからNHKの国会中継に見入っていました。
衆院本会議では2時15分頃から「消費税法改正案」の採決が行われ賛成多数で可決されました。

しかし反対票(青い札を係員に手渡すのですね)は57票、その他16人が欠席・棄権をしたしたので73票或いは人が消費税増税に反対の意思表示をした訳ですね。

57票の大半は民主党の小沢グループの議員さんの様ですが民主党が少数与党になってしまう54人が離党するかどうかは判りません。
小沢氏は「政府と党に政権交代の原点に返れ」と訴えてゆくそうです。
当面家庭内別居ならぬ党内別居が始まる様です。

さて早速自民党の谷垣総裁は「(民主党は)党内を纏められない責任は重い」と非難していますしマスコミの中でも「造反者の厳正処分」を強く主張する向きもあります。

しかし選挙区から国民に選ばれた国会議員をその意思を縛る「党議拘束」なるものに疑問を持つ事が大切です。
戦後に限っても日本の政党なるものがそれほどのものか考え直す必要が有ります。
自民党は綱領があって民主党は無いとの非難がありますがかつての自民党は綱領の扱いは融通無碍に近い物でした。
55年体制を支えた一点は日本の政治を共産主義者の手に渡さないであって綱領は建前かお念仏を唱えるようなものでした。
繰り返しますが「党議拘束」はあってもそもそも軽いもので宜しいのです。英国ではイラク戦争?の時、与野党共党議拘束掛けなかったそうです。米国でも政治制度が違いますが大統領が反対派議員を説得して法案を成立させていますよね。わっはは!

野田首相は「党議拘束だから厳正に対応」といってますから「きっと叱り置き(きつく注意を促し反省させる。次は蟄居とか閉門を意味する)」で良いのですよ。

26日朝までのTVニュースショーでの「消費増税賛否の街角アンケート」は賛成40%反対60%位ですから野党の自公から「消費増税」に反対の議員が一人もいないと言う状態が異常だと思わないといけません。いや思うべきです。

1000兆円の国債残高を放置しておいて日本国民の安定は有りません。何度も書いていますが小沢氏にその方策が有るようにも見えません。
しかし小沢氏の動きで怪しげな三党合意とか大連立が消えて本物の政治家が出てくる事を願っています。
その前駆(物質或いは作用)として小沢氏が機能すれば歴史に名を残すのですがさてどうなるでしょう。
しっかり見守りましょうね。


写真:小沢氏は青票(時事通信)

読売新聞:
消費税率引き上げを柱とする社会保障・税一体改革関連法案は26日午後、衆院本会議で民主、自民、公明などの賛成多数で可決された。

 最大の焦点となった消費税率引き上げ関連法案のうち、消費税法改正案の記名採決では、民主党の小沢一郎元代表のグループのほか、鳩山元首相らが反対票を投じた。

 小沢氏は採決後、国会内でグループ議員を集め、新党への対応などを表明する。これに対し、野田首相は26日夕に首相官邸で記者会見し、一体改革の必要性を改めて国民に呼びかける方針だ。造反に対する民主党執行部の処分にも注目が集まっている。
(引用終わり)

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