王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

尖閣問題 船長を処分保留で釈放

2010-09-24 19:40:53 | 中国関連
尖閣沖衝突、中国人船長を処分保留で釈放(読売新聞) - goo ニュース

今日24日夕刻TVニュースを見ていますと「中国が尖閣海域侵犯容疑で捕まっていた船長を日本が釈放?!」とか中国の速報を流していました。
3時半とか?ちらと時間を見た気がします。現地(北京)時間なら東京比1時間遅れだから3時半頃ですかね?

その後5時のTVニュースで「那覇の地検次席検事が船長の釈放を決めた」と報じています。
このニュースは午後と有るだけで「何時何分だかはっきりしません」

そして那覇地検の次席検事は釈放の理由が「日本国内に及ぼす影響」とか「日中関係を考慮」だとか粛々として国内法で対処しているはずの問題が見事なまでに政治的理由で処分保留で釈放すると語っています。

続く6時のNHKニュースでは仙石官房長官が「地検の判断ならそれを了とする」と領土侵犯に対する日本国の判断を一地検の問題に摩り替えて追認してました。
粛々として手続きを進めていたなら「地検の判断が出てから政治的判断をする」のが政治主導なのでしょうがね!

菅首相の顔も政治判断なら外相の顔も見えてよいのですが全く見えません。

午前中にはフジタの社員4名が20日から拘束されていた事が判りました。
尖閣の問題の報復でないかと言われてましたよね。
彼らが「遺棄化学(毒ガス)兵器」処理の工場建設で出向いていっていたのですよ。
あっさり釈放なら出来レース(日中間で)ですね。お気の毒な事でした。
釈放されぬようならそれはそれで問題です。そのときはそもそもの話として日を改めて書きます。
まあそれにしても粛々となら「検察と言うか法務省もへたれ」ですし菅仙石ラインの徳川幕府末期の老中並みの国策判断にはがっかりしています。


写真:那覇次席検事

読売新聞:
沖縄県石垣市・尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の日本領海内で起きた中国漁船衝突事件で、那覇地検は24日、公務執行妨害容疑で逮捕、拘置されていた中国人の ●其雄 ( せんきゆう ) 船長(41)を処分保留で釈放すると発表した。(●は「擔」のつくりの部分)

 中国漁船は7日朝、同諸島・ 久場島 ( くばじま ) の北西約10キロで停船を命じられたが逃走し、追尾してきた第11管区海上保安本部(那覇)の巡視船に衝突。11管は8日、漁船を故意にぶつけて海上保安官の立ち入り検査を妨害した疑いで、船長を逮捕した。船長は、故意ではなかったと否認していた。
(引用終わり)


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3 コメント

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最悪です (haru)
2010-09-24 21:37:00
トラックバックありがとうございます。
最悪の決断です。外圧をはねのけた江戸幕府末期の老中のほうがまだましです。日本国民は、中国と民主党政権に対して深い怨みを持つでしょう。その結果は長い目でみて、両方にいい結果はもたさないでしょう。
あと、政権自体もこの決断がまずいと思っているでしょう。全て地検の判断ということに押し付けているのが何よりの証拠です。
地検の判断と言って、皆が信じると思った判断も甘いというか馬鹿というか…
怒りは収まりませんが、これで失礼します。
http://blog.livedoor.jp/haru1106/
返信する
菅政権に腹が立つ (浜の偏屈爺)
2010-09-25 09:15:49
haru様 お早うございます。本当にharu様のブログに有るように「爺も菅政権に腹が立つと同時に情けなくなりました」
中国が中央委員会政治局常務委員会以上のレベルで尖閣の(中国)領海化を仕掛けてきているのに「一地検の判断」と問題を矮小化して国益を損なうと同時に国民をも馬鹿にしました。
レアアースもフジタ社員の拘束も問題が深刻化するには数日の余裕は十分ありました。
実は菅ご一行が国連に行く前に決めて出たのでないか?とさえ勘ぐります。
前原も駄目でしたね。
では又
返信する
Unknown (一般人)
2010-10-28 03:32:48
まとめてみました。 

尖閣事変: http://blog.goo.ne.jp/deception_2010/e/dcb7dc7726925c9f5ea6aee1d6a54666

チベットやウイグルが 「人民解放」という名の侵略・虐殺を受け、それを、日本はこれまで 『対岸の火事』として 知らん振りをしてきた。
そしていよいよ、その火事は 日本に迫ってきた、ということである。
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