響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

練習こそ、じしんの源ではあるのだが。

2008-07-23 | バイオリン・レッスン
ヒビキのエプタザールでの発表会のバイオリンのほうの曲目はボッケリーニのメヌエットである。この伴奏の譜面が思ったより難しい(私はヒビキがベートーベンのメヌエットを選ぶと思ったのだ)ので、ショックを受けたのが──ブログを見るとこのポストの頃と思われるから──5月に入ってはいたらしい。

それでクラシックイタチはどうしたかというと、家のヤマハP200で、毎日練習という方向へ進んだのである。

根が真面目なのはクラシックイタチのクラシックイタチたるゆえんである。

かれこれ2ヵ月ほど練習すると、意外なことに、弾けなかった装飾音符も、ばたばたしたテンポも、うたにならないメロディー部も、つまり「とにかくここが弾けていない」というようなところはだんだんなくなってきた。

それでもまだまだ不安で、「弾けるとはいえない」状態が長く続き、そのうちとりあえず弾けるようにはなったと思えるようになってきた。

「そういうことは各自でやってもらって」とヒビキや夫の顔には書いてあるが、本人としては内心大進歩なのである。こういうしっかりしたメソッドと、それをちゃんと踏めば誰でもちゃんと上達できる、これがクラシックのいいところじゃーあーりませんか。

しかし、このクラシックイタチの行いのすべては、悲しいことに、エッセンスを欠いている。

バイオリンに限っていうと、ヒビキが発表会へ向けてやっていた、先生に指導してもらっていたことは、本番という期限があるので、大問題から片付ける、という現実味のある方法だった。演奏が「音楽として成り立つ」ために、そして自己ベストの演奏ができるようにするために、つまり、いかなる演奏レベルであれ、核心をついて弾くために、どうしたらいいかをやっていたのだ。

通し練習とか、部分練習とかは、要するにその目的の手段に相当するのに対して、クラシックイタチはその手段だけをただやっていたのである。

もちろんやらないよりはましなんだけれども。そしてクラシックイタチは、この「まし」ということを言われ続けることになるのである。

[しんぱいな発表会]
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