HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Mちゃん(小3)・マラゲーニャがんばったね ♪

2019年01月31日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小3):
先週 インフルエンザでお休みしてしまったので、今日はとっても久しぶりに会う感じがします。
前回 宿題になっていた「マラゲーニャ」。
6度の音程の応用曲なんですが、オクターブ単位でポジションが上がったり下がったりするので、小さな3年生には かなり大変だと思います。
Mちゃん、ややこしいポジション移動も いとわず、的確に弾いていて感心。
おうちで 本当によく練習していたんだなー、とわかる演奏です。
指番号も、最初からきちんと譜面を見て正しい指づかいで弾いているので、ムダなミスタッチや 余計な修正レッスンがいらない。
ヒバリ教室では まだまだ低学年、そして新人サイドに入るかな、というMちゃんですが、熱心な学習姿勢や ポイントを押さえた確実性、そして何よりも 本当に楽しそうにピアノを弾いている姿からは、将来 教室の模範生へと成長する予感が感じられます。
Mちゃん、がんばろうね!

Cちゃん・「ビリーブ」の伴奏はハ長調の音階で ♪

2019年01月31日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(小1):
「ビリーブ」を完成しました。
幼稚園・保育園・小学校などで、もしかしたら一番歌われてるんじゃないかと思う「ビリーブ」。
Cちゃんも大好きな歌のようです。
今回 先生が作ってあげた楽譜は、左手の伴奏が ドーシーラーソーファーミーファーソー というカノンコード、そして同時にハ長調の下降音階を 繰り返し学習できるように、と考えて書いたものです。
左手のハ長調音階は、ソの音を1の指で弾くのがポイント。
Cちゃんは、先生から「ソの音は 全部1の指で弾いてね」と言われたとき、即座に「わかった。じゃ番号書いておこう」と、ソの音に 全部「1」と指番号を書き込んでいました。
まだ1年生なのに、こうしてポイントを理解し、キーワードをチェックしたり書き留めたりしてるCちゃん、頼もしいね。
きっと大きくなっても、テキパキとノートを取って能率的に勉強したり仕事したりする、有能な女性になっていくことでしょう。
というわけで、今回の「ビリーブ」で、Cちゃんの左手は 見事、なめらかなハ長調音階で弾けていました!
がんばったねー、と、葉っぱのついた特別バージョン花マルをもらい、「ビリーブ」は卒業となりました。
来週は、Cちゃんが選んで右手を練習してあった「小さな世界」を、両手で弾けるように練習しようね。

カントリーロードはアウフタクト

2019年01月30日 | 音符・楽譜・テクニック
Sちゃん (中3):
ハノン、曲( l am )などのレッスンを終わった後、残った時間で 楽典や聴音などの学習をするようにしています。
今日は 残り時間が5〜6分と少なかったので、先週と同じく「知っているメロディーを譜面に書き表す」、まずは「リズムを正確に書き表す」という課題を行いました。
これは、次の段階で「聴き取った課題を書き表す(聴音)」や耳コピにつながっていきます。

さて、今日の「リズム書き取り」には「カントリーロード」を選びました。
実は、「カントリーロード」は アウフタクト(弱起)の曲。メロディーが 第4拍から始まっています。
Sちゃんが それをちゃんと書き表せるかどうかが この課題の注目ポイントです。
エンピツを握ったSちゃん、
「♪ カントリーロ〜… アレ? カント、カントリー… アレ?」と なんども出だしを歌っては指で拍子を取って考えてる。
さあ、書けるかSちゃん。
苦心の末、書きましたよ。「1、2、3、カントリー〜」の出だし。
よしっ、4拍目から始まる、ということがちゃんとわかったのはアッパレだ。
よく考えて頑張ったのを褒めてあげよう。
ただね、アウフタクトの曲っていうのは、最初の小節を「不完全小節」で書くのだよ。
カントリーロードなら、いきなり4拍目から書く。
足りなかった3拍はどこへ行ったか?
それはね、最後の小節にある。
最後の小節は、3拍伸ばしてそこで終わり、冒頭の1拍ぶんと合わせて 初めて完全な1小節となるのです。
そうすれば、1番を歌い終わってすぐに 良いリズムで2番へ歌いつなぐことができるし、書かなくっても良かった Sちゃんオリジナル型の四分休符を3個も書いて、先生から笑われなくてもすんだのです。(爆)


Rちゃん・男の勲章は青い。

2019年01月30日 | レッスン日記(小中高生)
Rちゃん(小2):
「『今日からオレは』、見ないでも弾けるよ!」と勢い込んでやってきました。
「ほんと?! すごいね。。。。約束の楽譜も最後まで作っておいたよ。」
「やったー」
先週の約束を、お互いちゃんと果たしたのでした。(笑)
Rちゃんは 出来立ての新しい楽譜を見ながら、元気よく弾き始めます。

♪つっぱることが男の
たったひとつの 勲章だって
ずっとずっと 信じて生きてきた〜

先週楽譜をあげたのは ここまでです。
ほんとだ。しっかり弾けてる。
おうちでたくさん弾いたんだね。
そのあとの部分は まだ習ってないので 歌うことにしました。
先生も、伴奏を弾きながら 一緒に 歌います。

♪泣きたくなるような つらい時もあるけど〜…

すると
「違うよ」
Rちゃんが、楽譜に印刷してある歌詞を指差しました。
「ここ、『あおく』だよ。『はおく』って間違ってるよ。直して?」
「えー、どこ?」
「『あおくいしばり』だよ。『はおくいしばり』じゃヘンじゃん」
Rちゃんが指差している歌詞。

♪はをくいしばりたえてきた

「う〜ん…これで合ってるんだよ」と言っても、Rちゃんはどうしても納得できない様子。
仕方なく、Youtubeで「歌詞付き」の動画を探し、一緒に見ました。
そこでようやく
「ほんとだ。『歯をくいしばり』って書いてある」
とRちゃんに納得してもらうことができました。

Rちゃんの心の中には、今までずっと、青い色でしばられた「男の心意気」が 輝いていたんでしょうか。
夢を破って、気の毒しちゃったね…

ヒガシマルうどんスープの歌 完全版

2019年01月29日 | TV・映画・ステージなど
今冬の初めごろから、何かの拍子にチラッと目に(耳に)入っていたCM。
え? ちょっと好みの曲?と思うまもなく一瞬で通り過ぎてて。
野菜とかの食材たちが ゾロゾロ並んで出てくるアニメなんだけど、なーんか鍋スープのCMなのかなあ・・・ぐらいしかわからなかった。

ついさっき、また偶然の目撃!
メロディーはとっくに覚えて歌えるんだけど、商品名と歌詞が不明。
でも絶対、好きなタイプのはずなんだ。よーし、検索だ!

思いつくワードをあれこれ入れて検索して、見つけたよ!
その名は「ヒガシマルうどんスープ」のCM。
さっそくYoutubeに そのタイトルを入れてみたら・・・
なんと「完全版」っていう動画があったんだよ。
\(^o^)/ ひょ〜、思ってたのよりずーっとごきげんなジャズスタイルの曲だったよ〜♪
次の「8小節ミニミニ楽譜」に載せよっと(≧∇≦)
っていうか、完コピして弾いちゃうぞー \(^o^)/ ♪

みんなも聴いてみてね。
下のタイトルをクリックすると見れます。

ヒガシマルうどんスープの歌完全版

追記:今、改めてもう一度観たら、ダンスも完コピしたくなったo(^o^)o

Lちゃん・ペダルどんどん使おうね♪

2019年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん (小3):
先週、歌集の「君をのせて」に、コードネームを見ながら きれいに和音をつけてきたので、「 今度は 左手を少し動かしてみたら?」とアドバイスしていました。
今日はLちゃん、ベースの音を4分音符から2分音符に変えて弾いてみてた。
そうそう、その調子で好きなように色々工夫してみてね。
「ペダルも使えばいいのに⁈」と先生は言いました。
Lちゃんは「え〜っ」とビックリしたようだったけど、
「コードが変わる時、一緒にペダルも踏み換えればいいんだよ。もし忘れて踏みっぱになっても気にしないで。自分で『音が濁ってる』と思ったら、その時 踏み換えるんでいいから」と言われて、思い切ってペダルを踏みながら弾き始めました。
一気に ふんわりとしたサウンドが広がります。
「すてきでしょ?」と先生。
「うん!」
弾いてるLちゃんも嬉しそうです。

ペダルは、その使い方だけで本が一冊できちゃうぐらい、本当は難しく専門的なアイテムだけど、そんなこと気にしないで。
ヒバリが小さい時は、ペダルって、上級の人が 先生の指示があった時だけ使うもの、と思っていて、レッスン曲では 楽譜に書いてある「ペダル記号」のところだけで 良い子に踏んでいたもんです。
だけど、音楽は記号じゃないから。
みんなも、遠慮せずどんどん試して、気持ちよく弾いてください。
そうしているうちに 正しい使い方が身についてくるし、ヘンだったら先生がアドバイスするから安心して。
ヒバリだって、レッスンじゃない 好きな曲で遊ぶときは、勝手にジャンジャン使ってた!(笑)

ヒバリ教室のピアノ男子たち♪

2019年01月28日 | クラシック曲
昨日の日曜日は、ヒバリ教室の「ピアノ男子」全3名が、全員続けてレッスンに来た日でした。
Tさん(会社員)、Tくん(保育園年長組)、ドクターS(元ドクター)です。

〔レッスン曲〕
Tさん=ショパン・コンチェルト2番・第二楽章
ドクター=ショパン・ノクターン8番
Tくん= おにのパンツ

いかがでしょう。
全男子メンバー中、ロマンティック曲が3分の2を占めています。(笑)
大人のTさんとドクターは、ショパン、それもフラット系の夢見るような美しい曲と、選曲・テイストがそっくり。
お二人とも、美しい演奏が発表会でも定評があり、ヒバリ教室屈指の「ロマンティック・ピアノ男子」なのです。
そういえば、今はレッスンを休んでいるKさんも、「ノクターン」や「タイスの瞑想曲」「亜麻色の髪の乙女」など 美しくロマンチックな曲がレパートリーでした。
男性のピアノというと、「ダイナミック」「勇壮」などのイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、これまでヒバリが いろんなメンズやボーイズとレッスンしてきた経験を思い返すと、意外やロマンチックな「ピアノ男子」が多かったです。
これは 普段物静か、とかおとなしい、とかいう性格やなんかとは別もんで、泥だらけになって走り回ってるやんちゃな男の子が ピアノでは思いがけずしっとりしたロマンチックな曲を美しく弾く、ということも多々ありました。
意外に、男性って 心の中はロマンチックなのかもなー、と思うのです。

っていうか、ヒバリ教室男子組、あと一人のTくん(年長組)は どう育つのか。
ダイナミック派か、はたまたロマンチック派か、それとも?
目が離せません・・・


ドクターSチョイス・珠玉のノクターン8番

2019年01月27日 | クラシック曲
ドクターS(大人):
ショパンのノクターン8番(D♭)を、少しずつ練習しています。
ノクターン8番・作品27-2が作曲されたのは1835年。
ショパンが25歳の時です。
テレーズ・ダボニー伯爵夫人に捧げられていて「貴婦人のノクターン」とも呼ばれています。
(「テレーズ・ダボニー伯爵夫人」は、時のオーストリア駐仏公司夫人だそうです。)
「貴婦人のノクターン」という その通称は、貴婦人に捧げられたことももちろんでしょうが、その美しさ・優雅さのゆえも相まってのネーミングなのではないでしょうか。
ショパンのノクターンといえば 日本では作品9-2(E♭)が最も有名で、「ノクターン」の代名詞ともいえるほどですが、少し深くピアノ曲やショパンに触れたことがある人・あるいは愛好家などであれば、「ショパンノクターンの最高峰は なんたって8番!」と言う人が多いです。
その人気はショパンのノクターン中、いや、全作品中でも断トツ、少なくとも人気ベスト5には入るんではないでしょうか。
夢見るようなD♭のキー、柔らかく流れる分散和音に乗せて、うっとりするような旋律が歌われます。
まさに「珠玉の音色」「天空へのいざない」といった感じの楽の音(がくのね)。
目を閉じて聴いていると「このまま夢の世界へ連れて行って・・・♪」と魂を持っていかれそうにさえなりそうな「ノクターン8番」。
美しいだけに、それを表現するピアノ技術も 生半可ではいかない。
とびきり難しい箇所は数カ所しかなく、学習者でもがんばれば弾ける楽譜ではありますが、それを「至上の美しさ」に昇華させるには たくさんの技術や工夫、それと「美しい気持ち」がいります。
今日、ドクターは、いくつかのアルペジオと跳躍の練習と、全体に流れる左手バッキングのやわらかな弾き方をレッスンしました。
いつもおだやかで しかも頼もしいドクターのお人柄が、ピアノ曲チョイスにも反映されている・・・
ぜひとも難所を克服して、夢のようなノクターンを完成してください。


Tくん・おにのパンツ大合唱

2019年01月27日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん (年長組):
いつもレッスン時間ぴったりに来るのに、今日は時間が過ぎても現れません。
どうしたかな?と思ってると、ピンポ〜ン♪とチャイムが。
あっ、来た来た、と思ったら、玄関ドアからひょっこり覗いたのはお母さん。
「来てます?(・・;)」
「来てません(^^;)」
そうか、ヤツめ、忘れてどっか行っちゃったな?
「すみません!どこ行ったのか…しばしお待ちを(´`; )」
恐縮したお母さんの顔が引っ込んだあと、少ししてから 爽やかな顔のTくんがやってきました。
今日は ちゃんとカバン持ってるし、カバンの中からアンパンマンのカスタの音もしてる。
聞くと、Tくんなりに所用があったらしく(笑) それで遅れたようでした。
「今日はカバン持ってきたね!」
「うん、『鬼のパンツ』も持ってきたよ!」
「\(^o^)/わーい、読もう読もう」
とレッスン室へ急ぎ、ピアノの譜面台に絵本を広げます。
Tくんが大きな声で 前文を読んでくれます。

お、に、が、パ、ン、ツ、を、は、い、た、ら、ね…

そうか。まだ6歳のTくん、日本語 こういうレベルなんだね… (^^)

前文ページが終わり 歌詞のページに入ったので、先生も一緒に読みました。
メロディーをつけて。
Tくんも、一気に滑らかにリズミカルに、声もいっそう高らかに。
二人で声を揃えて歌います。

おにーのパンツは いいパンツ〜
つよいぞー つよいぞー

大合唱が終わった後、「つよいぞ」のところを弾いてみようよ、と持ちかけ、何回か出てくる「つよいぞ」を弾きました。
レッスンに通ってくるうち、少しずつ 指の力やコントロールする力もついてきてると感じます。
いつか、「おにのパンツ」をリズミカルに弾けるようになったらいいなあ。

(写真は「リズムカード」を並べて、譜面台にセットしたアンパンマンカスタをたたくTくん)

Tさん・ロマンティック♪コンチェルト

2019年01月27日 | クラシック曲
Tさん(大人):
ショパンの「ピアノコンチェルトNo2」の 第2楽章、「ラルゲット」を練習しています。
ワルシャワ音楽院の学生だった19歳のショパンが、同学院の声楽科に通っていた少女コンスタンティア・グラドコフスカへ寄せる 甘く切ない片想いの恋心を表した作品で、それはそれはロマンティックな曲です。
ゆるやかなラルゲットのテンポ、ロマンチックなA♭の調性、きらびやかに連なる真珠のような 華麗なパッセージ。
もうもう、ロマンティック以外に形容する言葉もないくらい美しい作品で、 「この第二楽章こそが コンチェルトNo.2のキモなんだ」と言う人もたくさんいるくらいなのです。
そしてTさんは、こういったロマンティック曲を弾かせたら独壇場、という「ロマンティックピアニスト」なのです。 (※ヒバリ教室内限定ポジション)
細かな指運び、特に三度の重音連続の三連符など 音を揃えるのがとても難しく、本日もそれを中心に 繰り返しレッスンを行いましたが、Tさんの「心を込めた表現」という長所を大切にして、それが生かせるためにも 地道なテクニックの訓練を応援したいです。

M子さん 素敵にアレンジ♪

2019年01月26日 | レッスン日記(大人)

M子さん(大人):
11月から入会して、月に2回ずつレッスンしています。
先週、メロディーにコードネームがついた楽譜集をお渡しして、「どれでも好きなのを弾いてきてください」と言ってありました。
今日、M子さんが楽譜を出したら、何箇所も何箇所も、びっしりと付箋(ふせん)が貼ってあります。
すごい!こんなにたくさん弾いてみたんですね〜
M子さん、どんな曲を選んでくれたのでしょうか。
さっそく聴かせてください♪
今日は たくさん選んであった中から「見上げてごらん夜の星を」「バラが咲いた」「おぼろ月夜」の3曲を聴かせてくれました。
M子さんは 昔ピアノの経験もあり、コードもすぐ覚えたので、いくらでも曲が弾けるのです。
それぞれの曲を、少しコードを足したり 伴奏形を変えたりして、ちょっぴりアレンジをつけてあげたら、それだけで、ぐっと素敵になりました。
M子さんは、「まあ、こんなに素敵になるんですね!楽譜通りに弾いただけでも素敵だと思ってたのに、こんなに素敵になるなんて ♪」と大喜びでした。
こうして3曲弾いたら、時間がきました。
来週、ほかの曲もいろいろ聴かせてもらうのが楽しみです。


8小節ミニミニ楽譜 ♪

2019年01月26日 | レッスン日記(小中高生)
みなさん、TVやラジオなどで耳にする音楽やCMなどで、「これ何の曲?」「弾いてみたい」「伴奏はどうなってるの?」と思うことはありませんか。
また、つい口ずさんでしまうトレンド曲。
それから、おなじみの有名クラシック。
そういう曲が弾けたら素敵だけど、楽譜は高いし、全曲弾くエネルギーもない…
そんな曲が、ほんの1フレーズだけ弾ける楽譜があったら、嬉しいと思いませんか。

というわけで、みんなの知りたいあの曲、この曲を楽譜にしてみました。
ただしたった8小節、1フレーズだけ。
ハガキ大のミニミニ楽譜です。
「つまみ食いアラカルト」みたいな楽譜にしながら、いろんなジャンルのピアノ奏法、テクニックなどを身につけていけるように…と思って 作り始めました。
今のところ こんな感じですが、だんだん増やしていく予定。
(何の曲か、わかるかな。)

Nちゃん・シンコペーション書けるね♪

2019年01月26日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(中2):
今年は、少しずつ 譜面を書けるように、そして自分で演奏したアレンジとかアイデアの記録を残せるようにしようね、と計画しています。
先週から書き始めた「ハートのエースが出てこない」を、続けて書き取ってみました。
前回は 1〜4小節「ハートのエースが出てこない、ハートのエースが出てこない」の部分を書いたので、今日は5〜8小節の「やめられない、このままじゃ」の部分を書きました。
クラシックの「聴音」だと、「シンコペーション」(アクセントがずれる)は 特別なリズム、みたいな扱いで、初心者クラスではまだまだ出てきませんが、この曲はポップスなので、シンコペーションのリズムが 当たり前に使いまくられています。
Nちゃんは、メロディーを少しずつ歌って確認しながら、シンコペーションリズムの混ざったメロディーを ちゃんと楽譜に書いていきます。
イレギュラーな拍にはタイや休符を使って書くことができ、そればかりか 小節内だけでなく 次の小節にまたがってのタイとかも ちゃんと使いこなしてる。
クラシックの「聴音」ってさ、シンコペーションを特別扱いにしたりして、なんかダッサいんだよなーとひそかに思っているヒバリ先生としては、Nちゃんが 普通にシンコペーションを書き取っているのを見て、とても嬉しく思ったのでした。




Mちゃん・元気いっぱいレリゴー!

2019年01月26日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(中2):
今月からやっている「ありのままで」、レリゴーです。
一応 弾けてる。コードとかも合ってるよ。
だけど、もうちょっとだけ工夫して、臨場感のある演奏にしてほしいな。
ってことで、Youtubeを出して、場面と楽譜とを対比しながら一緒に見てみました。
イントロは、闇と氷の中に ポツンと一人のエルサの姿。
「ね? イントロは、ひとりぼっちで不安なエルサの姿。だからピアノも、高音のシンプルな音で 儚(はかな)げな感じじゃない?」と先生。
「ああー」とMちゃん。
「ほら、エルサが だんだん勇気を出していくにつれ、伴奏も音域を広げて力づけるようなイメージ。『このままじゃダメなんだ』って気持ちを切り替え、大きく前に踏み出す。オーケストラが加わり、迫力を増す。エルサの表情もだんだん女王らしくなり、ついに決心!レリゴーー!雪が渦巻く。ヒュー!マントがひるがえる。プワーン!」
今の映像のイメージを音に置き換え、先生が弾いてみます。
ひとりぼっちで不安なエルサから、徐々に強い女王へと変わっていく過程を、いろんな弾き方を使って表現します。
「ね? 工夫次第で これだけ表現できるんだよ?」
Mちゃんは、すっかり感心して聴いています。
「Mちゃんの弾いたのだと、クライマックスの所が弱いよね。なのに、その割に」
先生は言いました。
「儚く切なく弾いてほしいイントロが元気すぎ!」
「あはは〜」
Mちゃんの 元気なイントロを真似して見せたら、Mちゃん本人も受けまくり。
今、インフルエンザがものすごくはやってて、Mちゃんちでも 家族みんなかかってるらしいのに、Mちゃんたった一人 元気いっぱいらしい…
そんな彼女に、「儚く」「悲しい」音を要求するのが無理だったのか?!

Aちゃん・「威風堂々」を威風堂々と

2019年01月25日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん (小5):
「この曲って、もう合格したんだっけ?」と言いながらも、「威風堂々」の楽譜を広げて弾き始めました。
なんと、先週よりずっと迫力ある音の響き!
先週より、というより 今までのAちゃんのピアノ歴の中で一番の音量だ。
右手のメロディーも、左手の和音も、自信にあふれてビンビン響いてる。
「すごいねー すごく音が響いてた」と先生は拍手。
「ここの所が好き!」とAちゃん。
そうだろうそうだろう。
そこは、これからフィニッシュにかかる、最高に盛り上がる所だからね。
「なんか、ドラムロールが ドロドロドロ〜、ジャーン!て感じだよね」と先生。
「もう一回弾いてよ」と言って、先生は隣で低音パートを弾き始めました。
Aちゃんと二人での連弾になったので、いっそう迫力が増し、弾いてるAちゃんも ますます気持ちよく、力いっぱいピアノを鳴らしています。
そしてクライマックス〜フィニッシュ、先生の低音トレモロで、ドラムロールを再現。
ドロドロドロ〜ジャーン!
やった〜 \(^o^)/
Aちゃんは 楽譜に「大変よくできました」のシールを貼ってもらいました。

これまでずっと、どちらかというと繊細な感じの曲を好んでいたAちゃん。
また、しっかり・ハキハキしてる見かけとは裏腹に、間違いを恐れて気後れしたり、自信がなくて音が小さかったり、という「気にしぃ」的な気質が ずっとついて回っていたAちゃん。
それなのに今日の「威風堂々」は!
「好きな曲」ということと「ちゃんと弾ける」ということ、この両方の自信で、Aちゃんがこんなにも圧巻な音を出せたんだなー、と思うと、感動的でした。
まさに「威風堂々」なAちゃんのピアノでした!