HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

H小学校運動会

2010年05月22日 | その他日記
いよいよ今日は、近所のH小学校の運動会当日です。
スカッと晴れた 運動会びより!
ヒバリ教室の生徒では、5年生のY子ちゃんとM2ちゃん、それに6年生のS子ちゃんと、三人が この小学校に通っています。
今年も、ぜひみんなの活躍を観ようと、出かけていきました。
5年生と6年生の種目は見逃しちゃいけないし、何しろM2ちゃんが出る応援団のパフォーマンスが 競技に先駆けて1番に披露されるんだから、ぜったい見逃さないようにしなきゃね。

M2ちゃんは白組の応援団で、勇ましい応援をかっこよくキメてました。
最初の「応援合戦」だけじゃなく、競技のたびにトラックの端に並んで応援が行われていたので、何度も見れてよかった。

同じ5年生のY子ちゃんは紅白リレーの選手、6年生のS子ちゃんは、本部テントで、演技の司会、場内アナウンスをしていました。
ヒバリ教室の全員、大活躍! \(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
教室の生徒だけじゃなく、近所やお店やさんの、顔見知りの子どもたちが みんな元気に活躍してるのを見つけることができて、とてもよかったです。
子どもたちの演技や競技はどれも一生懸命でよかったけど、午後に行われた「PTA競技」はな~。。。
「玉入れ」だったんだけど、「この線の外から投げてください」というラインの中にズカズカ入ってる人がいっぱいだし、玉を投げずに、いっぺんにいっぱいつかんで、直接カゴの中にねじ込んでる人もいるし、終了の合図があったのにいつまでも投げ続けてる人もいるし、
大人の競技は あんまりさわやかじゃなかった。
みなさんも、昔はかわいく純粋な小学生だったんでしょうに。
ま、それだけ子どものさわやかさが なおさら引き立った「PTA競技」でした・・・

徒競走など、真剣に走ってる子どもの姿は、速くても遅くても、みんな素敵です。
また、ダンスなどは、すごくリズム感やダンスセンスがよく、楽しそうに踊ってる子どもを見つけるのも楽しいし、みんなとなかなか合わなくて、常にワンテンポ遅れてる子のダンスも、味わいがあって楽しいし、とにかく子どもの演技は、どれも楽しめました
たまには、こうして地域のイベントを見物するのも楽しいもんですなー

初めての伴奏

2010年05月20日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小5):
レッスン時間になったころ、「少し遅れます」と連絡がありました。
そうだ、あさって運動会だから、応援団のM2ちゃんは、きっと練習の追い込みなんだな。
少しして、「疲れた~」とやってきたM2ちゃん。
「あさって運動会だもんね。・・・確か先週、疲れてるときは上手に弾けたんだったよね?
「うん・・・
「じゃ、きょうもきっと、上手だね! ささ、やってみようよ」

と言ってレッスンを始めたら。
ほんとに、今日もいい音で、しかも何だかすごく冴えてるんだよね・・・
「やーっぱり!『疲れてると上手』が実証されたね 運動会終わっても、わざわざ疲れてからピアノに来てよ」
「はは・・・」
調子いいので、自分の持ち曲の他に、発表会で保育園のNちゃんの伴奏をしてもらう「メリーさんのひつじ」の弾き方を、少しレッスンしました。
イントロを弾いて、それから2コーラス分、2種類のアレンジです。
M2ちゃんは、しっかり頭の中に、その伴奏を覚えよう!と 真剣に暗記しています。
「あのね、Nちゃんはまだ小さいから、リズムとかつっかえちゃうかもしれないよ。それに、手も小さいし、音が弱いと思うの。だから、伴奏の人は、Nちゃんのメロディーがちゃんとよく聞こえるように、影で盛り上げてあげてね。テンポが不安定になりそうだったら、自分だけさっさといっちゃわずに 合わせてあげて。それから、伴奏ばっかり目立たないよう、控えめに弾いて、メロディーが引き立つようにね。」
「うん、わかった。今までは、M2がそうしてもらってたけど、今度は、M2が、メロディーの人にそうしてあげるんだね」
初めて「小さい人の伴奏」をするM2ちゃんは、ちょっと照れたように、でも誇らしそうに笑いました。
「そうよ。M2ちゃん、お願いね。そして、『メリーさん』は、メロディーの人はおんなじように何度も繰り返すんだけど、伴奏の方が、次々と変化して弾いていくつもりなの。そうすれば、Nちゃんは簡単に弾いてても、曲は変化がついて、すてきに聞こえるでしょ。だから、それ、M2ちゃんが、がんばって盛り上げてね」
「はい!」
M2ちゃんは、ほんとに嬉しそうに、頼もしくうなずきました。
いつもチャレンジ精神旺盛で、しかも責任感のあるM2ちゃん。
Nちゃんの伴奏、お願いね。
運動会の応援団も、きっと元気いっぱいな姿を見せてくれることでしょう。
がんばれー

発表会の曲がふえたよ

2010年05月19日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年長):
この間から始めた「ミッキーマウスマーチ」、ずいぶんリズミカルに、しっかり弾けるようになってきました。
先生:「ミッキーの歌、もっと続きがあるよね?知ってる? ♪ミッキーマウス! ミキーマウス!って・・・」
Nちゃん:「知ってる。ドナルドが大声で歌うよ」
先生:「そうそう。『ギャーギャギャー♪』ってね。そこも弾かなきゃね。そうだ、こうやるのはどう?」
先生が考えたのは、中間部の「♪ミッキーマウス!ミッキーマウス!」のメロディーは先生が弾き、合いの手で入る、ドナルドの「♪ギャーギャギャー!」を、Nちゃんに弾いてもらおう!というスタイル。
右手の手のひらで、いくつかの鍵盤をいっぺんに「ジャンジャジャン!」と叩きます。
これは「クラスター奏法」といって、現代音楽なんかでも普通に採用されてる方法です。
さあ、これで、ドナルドのガラガラ声の感じが出たぞ。

Nちゃん、連弾でM2ちゃんに伴奏してもらおうと考えている「メリーさんのひつじ」もやってみました。
けっこう上手に弾けるので、感触は上々です。
全員合奏で弾く「曇りのち、快晴!」にも、もちろん参加します!
今日 先生から教わったのは、サビの部分の「ミーソード!」だけですが・・・
「ミソド」のところが来たら、すかさず弾くのです!
「嵐」の歌なので、ママが、「パソコンのYOUTUBEで、見てみます」と言ってくれました。

それに!
発表会のオープニングでは、全員がリコーダーを吹くことになっています。
今年デビューのNちゃんも、そして1年生のSちゃんも、それぞれ、かわいいクリアピンクのリコーダーをもらいました

さあ、みんなだんだん、発表会の準備ができてきた~

ドレミのうた

2010年05月19日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
「ピアノで歌を」の第3巻も、いよいよ最後の曲になりました。
最後は「ドレミのうた」です。
いつもママが、お家での様子を書いてくださっている「れんらくノート」には、「ドレミのうたは苦心していたようでした。この曲だけは、私の手助けが必要でした」と書かれていました。
「ドレミのうた」は、みんながよく知っていて、だれもが気軽に歌える、超ポピュラーな歌です。
ところが、ピアノで弾いてみると、意外に難しいことがわかり、子どもたちはさんざん苦労することとなります。
なんといっても、あのミュージカル音楽の大御所、R.ロジャースの作品なんですから。そして、1959年にブロードウェイで初演されて以来、ずーっと世界中で演じ続けら。ているミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の代表的な歌なんですから。
ピアノで子どもが弾くために作られた曲ではなく、大人のミュージカル俳優がステージで歌うために作られた曲なのですから、すてきで、楽しくて、そして弾くには難しいのです。
その難しい「ドレミのうた」を、Sちゃんは すごく努力したのでしょう、ちゃんと弾きこなしてありました。
「いいじゃない?! じょうずにできてる! 先生、伴奏つけちゃうよ!」
そして、Sちゃんの、テキスト「ドレミのうた」の演奏に合わせ、先生は、ブロードウェイ風のバックをつけましたよ~♪
いい感じだ!よーし、続けてもう1回!
最後まできても終わらず、もう1度最初にもどって、まるでミュージカルみたいに弾きます。
そしていよいよ最後・・・「ドレミファソラシ、ド!ソ!ド!」イェーイ!\(^O^)/
弾き終わると同時に、どこからか大拍手が・・・
「あれっ? 拍手だ!」Sちゃんはびっくり。
「ママだよ。ママが、お迎えに来てくれてたのよ」
先生は、途中で気づいてたよ。ママが、そーっと玄関に入ってきてたこと。
Sちゃんは夢中で、気づかなかったんだね。
「ドレミのうた」、最高のできばえで、「ピアノで歌を・3」の本は修了しました。
Sちゃん、ついこの間、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台を観てきたばかりだとのことで、とてもタイムリーで楽しい経験になりましたね。

次の本に進みたいところなんだけど、今は発表会の準備に入っていて、新しい曲もたくさん練習が始まっているので、発表会の曲がもう少しできあがるまで 新しい本に入るのを待つことにしようと思います。
楽しみにね!

三味線とトランスポーズの関係

2010年05月19日 | いろんな楽器
ひょんなことから 三味線を習うことになったヒバリ。
今日は、坂上二郎さん似の先生から「買っておいてね」と言われた楽譜を持って、お稽古に行きました。

きのう、先生から紹介してもらった代沢の「大津琴三絃 店」に行って、その「藤本流」の本2冊と、左手の親指にはめてすべりをよくするための「指かけ」も購入しました。
三弦店は、代沢三叉路のセブンイレブンの奥の辺りにあり、指定されてなければお店屋さんとは思えない、ごく普通のモダンな一戸建て住宅でした。
お店の若い当主さん(だと思う)は、ヒバリが「世田谷区広報」で 2時間で500円の「三味線初心者講習」のインフォを見て、坂上二郎先生のところへ行ったのだと話すと、
「500円とは、また破格の安さですね」と言ったので、ヒバリは内心ツボにはまってしまいました
彼に「がんばってください」とエールを送られながら、その店を出たヒバリでした。

今日は、さっそく買っていった本から「黒田節」を習ったんですが。
三味線の楽譜は、三味線に張られた三本の糸(弦)がそのまま描かれ、どのフレットをどの指で押さえるか、という「勘所(かんどころ)」が記されたような、ちょうどギターやウクレレの「タブ譜」みたいなものです。
もちろん音符など書いてなくて、タブ譜には、どの糸の何番のフレットを、何番の指で押さえるか、という数字が書き込んであります。
拍の方は、記号を書き込む間隔によって4分音符か2分音符か、などがわかり、記号の下に1本、アンダーラインが入ると8分音符。16分音符は2本、アンダーラインが入ります。
おもしろいのは、このアンダーラインのことを「お座布団」と先生が言っていたこと。
なんか可愛いですよね。
私は、数字の下の赤座布団、といえば反射的に「赤点」を思い出す、という習性をもっていますが・・・
もっとも三味線譜のお座布団は、赤じゃなく音符と同じ黒でしたが。

せっかく三味線を習うんだからと、ネットであれこれ三味線について読んだり、動画を見たり、本を取り寄せてみたりしたヒバリですが、いろいろ調べれば調べるほど、なんか不安になってきました。
ギター、ウクレレ、それにヴァイオリン群などのような洋楽器とちがって、三味線には「絶対音」というものがないのです。
調弦(チューニング)は 歌う人の声に合わせて1の糸の高さを決め、それに2の糸・3の糸を次々合わせていく「相対音」方式です。
ヒバリは今まで、先生んちの三味線の1の糸がミだったので、自分ちの三味線もミ-シ-ミに合わせて弾いてみていました。
それで弾くと、この間習った「さくらさくら」は、♪ララシ、ララシ、ラシドシ ラーシラファ、となって、「よし、2の糸の1番はドの音だ」などと無意識に覚えていたんですが、あとで「NHK趣味悠々・三味線」の本などを見ると、絶対的な音はない、と書いてあって、でも一般的な高さとして、全巻通してシ-ファ♯-シ という調弦が貫かれているのです。
ぜんぜん違うじゃん?!
そうすると「さくらさくら」は ミミファ♯、ミミファ♯、ミファ♯ソファ♯ミーファ♯ミドー なわけだ。
2の糸の1は ドじゃなくてソだ。
ヒバリは、もう何十年と、音のしっかり決まったピアノやオルガンに慣れ親しんでいるので、耳で「ド」と聞こえれば、反射的に手がドの鍵盤に行ってしまうのです。
だから、キーボードなどの「トランスポーズ機能」などはホントに余計なお世話で、仮に「さくらさくら」を、、♪ララシ、ララシ、ラシドシ ラーシラファ~と鍵盤で弾きながら、トランスポーズダイヤルを回してミミファ♯、ミミファ♯~という音が出るようにしたとすると、ヒバリの手は即座に、耳に入ってきた「ミミファ♯」のところに飛んでしまい、だけどその鍵盤はトランスポーズで シシド♯になっており、とんでもない音が出て大パニック!となってしまうのです。
ミミファ♯~という音を出したいなら、ミミファ♯~と弾く。それでいいのだ~♪
そういう人生を歩んできたのに、これから先、弾くたびに高さが違っていて、聞こえてくる音と手で押さえるフレットの関係は大丈夫なんだろうか。
「トランスポーズ」みたいにパニックにならないんだろうか・・・
おまけに三味線は、「本調子」「二上がり」「三下がり」など、同じフレットを押さえても違う音が出るような調弦もある。
そのときヒバリの音感はどう反応するんだろう?!
めちゃめちゃ不安~

心をこめて

2010年05月18日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小6):
今年も、7月に行われるコンサートでは、全員が ソロを含め5~6曲の持ち曲を持っています。
Mちゃんも同様なのですが、その中で、今Mちゃんが一番力を入れているのは、仲良しのM3ちゃんとデュエットする「YELL」です。
レッスン室に入ると 開口一番、Mちゃんはききます。
「何からやる? YELL?」
「うーん・・・まずソロの曲からやろうかな」と先生。
ソロのレッスンが終わると、Mちゃんはききます。
「次、何やる? YELL?」
うん・・・じゃ、YELL・・・」
毎週、こんな具合です。

「YELL」を弾いているときのMちゃんは、一心不乱、という表現がぴったりです。
「いい?M3、いくよ?」と弾き始め、やり直し、とかになると、
「じゃ、ここからもう一回いくよ? いい?いい?いくよ?」と真剣そのもの。
指示を待つのではなく、自分でどんどん、よりよい音楽に向かって手を伸ばしている、という感じです。
Mちゃんの弾くピアノの音色は、週を追うごとに美しく練られていっていて、普段も心をこめて、くり返し弾いているんだろうな・・と思わせられます。

子どもが、こうして心から音楽に浸り、純粋な気持ちで身を投じている姿を見るとき、それは単なる「おけいこごと」ではなく、ある意味での魂の昇華 あるいは浄化の域に達しているのではないでしょうか。
そしてそれは、技術の上手下手、経験の長い短いなどとは あまり関係ないと思うのです・・・

初めての耳コピ作品・完全版

2010年05月18日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小6):
最近 とみに大人っぽいセンスを見せ、しっとりと美しい表現力が磨かれてきたM3ちゃん。
本当に、ピアノを楽しんで弾くようになりました。
今日だって、レッスン室に入ったら即ピアノに直行し、鮮やかに伴奏をつけながら 軽快な曲を弾き始めました!

 ♪ブンチャ、ブンチャ、ブンチャ、ブンチャ、
 ♪ソーファミファ ソソミ、 ファーミレミ ファファレ、
 ♪ドレミファソソソ、 ジャーン!

「これ、『おなら体操』だよ!」横からMちゃん(小6)が言いました。
そうか! そういやそうだ。どっかで聞いたメロディーだと思った・・・
「M3、こればっかり弾いてるんだよ。しかも、1年生にこれ教えてるんだよ」とMちゃん。
「そうなんだ!M3ちゃん、これ耳コピしたの?」
「うん」
「そりゃいいね!じゃ、耳コピ初の作品が『おなら体操』ってわけだ?!」
「そうかも」
こう言いながら、なおもM3ちゃんは弾いています。
「そうだ!夏の発表会で、初の耳コピ作品を発表しよう!コレ弾いて歌って踊れば?!
「やだ

M3ちゃん、耳コピは すばらしい能力のあらわれです。
ぜひ、どんどんいろんな曲を耳コピしてね。

ドラクエ最後まで弾いた

2010年05月18日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小5):
「ドラゴンクエスト序曲」。序奏のファンファーレを含めて、3ページの楽譜です。
Tくんの一番得意な部分は、冒頭のファンファーレのところ。
ここは本当に上手になり、ゆとりさえ感じさせる堂々とした演奏になってきました。
続くテーマの部分・・・ メロディーはとても上手です。
左手の流れもよくつかんでいると思います。
なのに一緒になると、ちょっと不安・・・?
この調子で、目をつぶっても弾けるぐらいに両手それぞれ繰り返してみましょう。
そうして、1小節、いやその半分に区切ってもいいので、小さな単位で、完璧に引ける部分を作り、それを積み上げて行きましょう。
地道な努力こそが、結局は一番の近道なのです。

そして、それとは別に・・・
「半分まではやってあるんだよね。右手だけ、先に進んで弾いてみてごらん」
Tくんが「まだやってない」という、続きの所も、先生は弾き進めるように言ってみました。
「えっ、この続き?」と言いながら、Tくんは真剣に楽譜を見つめ、弾き進めていきました。
実を言うと、つぎの部分も、テーマが繰り返されているだけなのです。
楽譜は ややこしくなってきていますが、それは左手が変化して難しくなってるから。右手のメロディーは、さっきと変わりないから、実はTくん弾けるはずなのです。
でも真剣になってるTくんは、あんまり気づいてないみたいです。
一つ一つ、丁寧に音符を読んで、Tくんは弾いていきます。時折、「あ、ここは、さっきのところと同じかな?」などと気づく箇所もあり、でも、新しく新鮮な感じで和音などを読み、音を取って、今のTくんはすっかり 未知の旅に出た「冒険の旅」の旅人です。
「まだまだ先もね」
ページが終わっても、先生が言うので、ページをめくり、最終ページに突入です。
このページも、Tくんには意外なことに 結構かんたんに弾けて(同じだから)とうとう、終点が目前になってきました。
最後は、締めくくりのワンフレーズ。ここは本当に新しいメロディーだけど、ゲームを通して聴いたことはあるだろうから大丈夫。
「最後まで弾いてね」と先生。
「うわ、もうすぐ最後だ」と高揚するTくん。がんばれ。
ついに、最後の和音を響かせて、右手を完奏した!
「やった~\(^O^)/」とTくん。
「やった~\(^O^)/」と先生。
こういうときって、初めて25メートル泳ぎ切ったときと同じ気持ちだと思うな。
水中で、1メートルぐらい向こうに、プールサイドの壁が見えてきて・・・もうちょっとだ・・・届いた! みたいな。
がんばったね。Tくんはできるんだよ。旅は苦しいこともあるけど、達成したときの喜びは大きい。
この達成感を、開放感を、どこまでもつかまえに行こう!

トトロメドレー ~ メドレーって

2010年05月18日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小3):
「となりのトトロメドレー」。
「さんぽ」「風のとおり道」「となりのトトロ」の3曲がメドレーとなった、楽しいジブリの曲を発表会で弾くことになっています。
最初の「さんぽ」は、大体弾けるようになっています。
2番めの「風のとおり道」は、半分くらいまで伴奏がついています。
そして最後は、元気な「となりのトトロ」。

メドレー曲というのは、パフォーマンスとしては ちょっと難しいものです。「分が悪い」といった方が、わかりやすいかもしれません。

演奏時間が同じぐらいで、メドレー仕立てのものと 1曲だけのものとを比べてみましょう。
メドレーだと、1つずつの曲は短時間で終わってしまうわけですから、あまり派手に展開したり盛り上げたりという時間がありません。次々と曲が続くのですから、1つずつの曲はアッサリまとめて「はい次の曲、はい次の曲」と進めていかなければなりません。そのくせ、どんなに短くても1曲は1曲なので、譜読みや練習は曲数分しなければならないわけです。

その点、同じ時間でも1曲だけなら、最初の譜読みや練習をすると、それが全曲通してほぼ一貫していますから、最初にマスターしたフレーズやテーマを応用したり膨らませたり表現をつけたり、ということにエネルギーを費やすことができます。結果、完成度の高い、そして華やかに引き立つ演奏ができるということになります。
1曲だけでプログラムを組んでる人が 総仕上げの磨きをかけている頃、メドレーの人は まだ何曲目かの譜読みに取りかかったところだったりして・・・?!

そう、メドレーって「労多くして効少なし」・・・つまり「準備がすごく大変なのに、そうは見えず効果が引き立ちにくい演奏方法」なんですよね・・・
はっきり言って 損・・・
じゃ、そんな、少しもお得にならないメドレーを、なぜTちゃんに?
それはね、ひとつには、Tちゃんが「これが好き」と言って本をもってきたからです。
「好き」という気持ちは、あらゆる困難に打ち勝つ最強の武器だから。
私は、Tちゃんの武器にかけてみたい気がしたのです。
でもそれだけじゃありません。
いくら何でも、「好きの武器」だけ持たせて、子ども一人 戦いに出すようなことはさせませんって。
ある「勝算」みたいなものも、かすかにひらめいたからです。それが決め手になり、「トトロメドレー」の実現に踏み切りました。

Tちゃんが、大好きなトトロの曲たちをいっしょうけんめい練習してくれたら。
そしてそれに先生が間合いとかタイミング、表情などをアドバイスして、両者の力を合わせて完璧なパフォーマンスを完成することができれば。
そのときには、1曲だけの演奏にはない、たいへんおしゃれでスリリングで、それでいてユニークな魅力あふれる作品になるはずなのです。
Tちゃんと先生でがんばれば、なんとかそこまで持っていけるんじゃないか

技術的には、ずいぶん上達し 読譜力もついてるところを見せて、嬉しい驚きと安心を提供してくれてるTちゃん。
ただ一つの不安は、彼女が 「ちょべり~マイペース」で、「風のとおり道」の曲みたいにまったりしてること・・・
遅刻してもへっちゃら~で「あれ~?もうそんな時間?」と、全く動じない大人物のTちゃん。。。
あのね、Tちゃん、Tちゃんにがんばって練習してもらうのは第一なんだけど、今回は、先生との切磋琢磨タイムが いっぱい必要なんだ。
せめてレッスン時間は、めいっぱい使えるように、もうちょっと早く来ておくれ・・・

プリティー・ウーマンたち

2010年05月15日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
女性ジャズ(?)コーラスユニットの「ハモプリ」。
正式名は「ハモカミ・プリンセス」です
月に1回しか練習がないので、いつも「久しぶり」のハモプリですが、今月はさらに久しぶりなことに、ずっと欠席していたメンバーが久々に参加し、1年ぶりのフルメンバー(といっても5人)練習となりました。

今年度、練習しているのは「Close To You」と「Oh! Pretty Woman」の2曲です。
どちらも1970年代から80年代くらいの古いナンバーですが、最近もあちこちでカバーされたり CMに使われたりして日常的に耳に入ってきている、まあ「旬の曲」ともいえる曲なのです。
こういった、「初出年に関係なく、いつでも旬で現役な曲」を、「スタンダードナンバー」といいます。
それを歌うハモプリも、「いつでも旬で現役なレディーたち」であります
一応 それを目指してはおります。

本日は、「Close To You」も「Oh! Pretty Woman」も、なかなかいい具合に歌えて、10月に発表するには、まずまずいいペースじゃないかという手応えでした。
毎年、夏ごろには合宿もおこなっていて、メンバーの結束はバッチリ。この点には自信アリです。
一番自信ナシなのは歌唱力なんですが、まあ、楽しく歌えればいいカナ・・・というところで・・・

リズムに乗って♪

2010年05月15日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小5):
発表会のソロ曲「ティコティコ」が 一応最後まで弾けるようになったので、次の段階として、曲として完成していくために細かい部分をレッスンしていくことに。
「ティコティコ」は、テンポの早いラテンの曲です。
息もつかせず一気に弾ききる、スピード感が大事。
それには、得意なところと不得意なところでテンポが変わってしまってはいけません。
一番最後の、長い音階で一気にフィニッシュへ向かうところは、ぜひともスピーディーに駆け上がってもらいたいものです。
今日は、Y子ちゃんが弾いている速度に合わせて エレクトーンのオートリズムを調整し、Y子ちゃんの演奏に合わせてリズムをかけてみました。
合うところもあるし、間に合わないところもある。
かと思えば、リズムより先にいっちゃうところもある・・・
「Y子ちゃん、お家にメトロノームある?」
「うん、ある」
「じゃ、それをかけながら練習してみて。今、Y子ちゃんの弾いてるテンポは、84くらいだったよ。それ、もうちょっと早く・・・90くらいでできたらいいかな・・・」
先生は、テンポ90でリズムを出してみました。
「これで弾いてみて」
Y子ちゃんが合わせてみると、細かいスケールのところなどが特にしんどいです。
「どう?早い?」
「うーん・・・最後のところとかが、間に合わなくなる・・・」
「そうだね。遅くなっちゃうところは、よく練習して、つっかえないようにして、そして他の部分と同じ速さで弾けるように、がんばってみてよ」
「はい」
Y子ちゃんも、M2ちゃんと同じ小学校なので、来週の土曜日は運動会です。
そしてY子ちゃんは、リレーの選手なのです。クラスで一番早いんだって!
運動会、ぜひ見にいくので、Y子ちゃんもM2ちゃんも、がんばってもらいたいです!

運動会の応援団

2010年05月13日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小5):
「あー、今日はつかれた~」と言いながらやってきました。
M2ちゃんの行ってる小学校では、来週の土曜日(5月22日)に運動会があって、M2ちゃんは その応援団として活躍するのです。
「今日は、朝練からずーっと体育だったんだよ。ソーラン節もやるし、組体操もやる」
「えっ、朝練だったんだ。毎日、朝練あるの?」
「そう」
「みんなより早く学校行かなきゃ行けないから、大変だね。その上、みんなと一緒の体育もあるんだもんね・・・じゃ、今日はずっと体育着だったの?」
「うん、ほとんど体育着だった」
そうか・・・そんなに大変だったら、ピアノの方はお留守なんだろうな・・・
と思いながらレッスンに入りました。
そうしたら、何と、バーナムはいつにも増して、しっかりしたタッチ・キビキビした弾き方で、とっても溌剌(はつらつ)と弾けてるのです。
「いいじゃない?!すごく上手!テンポもいいね。・・・もしかして、疲れてるときの方が、上手に弾けるんじゃないの?
「ふふっ、そうかも」
続いて、発表会でのソロ曲「風の丘」をレッスン。
こちらも、練習できてないだろうな・・・と、期待せずに聞いたのですが、前半のA~A' の部分がずいぶん暗譜できて、勢いのある弾き方になっているのです。
「じゃ今日は、続きのBのところに行ってみるよ」
後半に入り、新しいメロディーと伴奏を弾いてみます。
これも ちゃんと音符をとらえて、しっかりしたタッチで弾いていき、Bを弾ききりました。その後は、またA'のメロディーなので・・・
A~A'~B~A' で、一気に最初の1コーラスを最後まで完奏できたのでした。
「すごい!やっぱり、疲れてるからよかったんだよ。これから、いつも疲れてからピアノに来てよ」
「アハハ・・・
というわけで、今日のM2ちゃんは、とっても上手にできたなー、と感じました。
朝からすごく大変そうだったけど、充実した一日だったんだろうな。
その高揚した、生き生きとした充実感が、ピアノにも影響してたのかも、と ちょっと思いました。
一概に、忙しいからできない、とか 時間たっぷりあるからしっかり弾ける、ということではないんだ・・・と実感しました。
M2ちゃん、これからまだまだ朝練が続きます。
運動会まで、元気に充実した日々を過ごしてね。

ミッキーマウスマーチ 半分できた

2010年05月12日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年長):
先週あげた「ミッキーマウスマーチ」。
最初のところは ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、と、ドの音だけだけど、リズムがはずむように弾かなければなりません。
Nちゃん、とてもリズミカルに、じょうずに弾けてる!
おうちで、たくさん練習したのかなあ?!

「♪ミッキーマウス、ミッキーマウス、ミッキー、ミッキー、マウス♪」のところは、右手の音がちょっとこみ入って、むずかしいね。
そこで、今日は「ミドレシド」と弾くところを、間の音を抜かし「ミ・レ・ド」として練習しました。
これなら、リズムに遅れることなく、ミッキーマウスらしく弾くことができます。
この部分は、いずれ少しずつ、抜かした音も元にもどして、完全な形で弾けるようにする予定です。
Nちゃんが上手に弾けるようになってきたので、先生が伴奏をつけました。
二人で弾くと・・・ うわー、ほんもののミッキーみたいな、わくわくする曲になった!
いい感じだ! お家に帰ったら、パパにも聞かせてあげてね。

さあ、来週はどうなるかな。このあと、サビの部分が残ってるからな・・・
そこをどのように弾くか、また次回、Nちゃんの様子を見ながら決めていこうと思っています。
楽しみだー

はじめてのキーボード

2010年05月12日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
連休明けてから、そろそろ7月のコンサートに向けての曲を 練習し始めています。
Sちゃんは去年の10月にピアノを始めたので、今回は初めてのコンサートにデビューすることになります。
この間、一人で弾くソロ曲が「きらきら星」に決まり、それを練習し始めていますし、5年生のY子ちゃんとアンサンブルする「星に願いを」は、ひととおりメロディーを弾けるようになりました。

今日は、本番で使うキーボードを用意して、これで弾いてみることに。
「Sちゃん、今日は、これで弾いてみようね。ほら、こんな音・・・」
星がキラキラときらめくような、クリスタルな音をセットして。それでは弾いてみよう。
「わたし、座って弾きたい」
「そう?キーボードは、立って弾くんだよ。じゃ今日は、座って弾くのでいいよ」
いつもピアノでは座って弾くのがあたりまえだから、立って弾く、というのは違和感があったのかもしれないね。
狭いレッスン室なので、ピアノの椅子を90度右に向けて、ピアノの横に置いたキーボードを弾いてもらうことにしました。
先生は、先生用の椅子をピアノの正面に引っ張って、Y子ちゃんのかわりに伴奏を弾きます。
「じゃ前奏を2小節いれるからね。いくよ? ・・・せーの」
初めてピアノと合わせた「星に願いを」。
先生がピアノを弾きながら、横で向こうをむいて弾いているSちゃんの後ろ姿をそっと見ると、Sちゃんは曲を弾きながら、無意識にうっとりと体を揺らしています。
ほんとにこの曲が好きで、美しい音色にゆったりと身をゆだねているのが、後ろ姿でも見て取れます。
「星に願いを」、Y子ちゃんと二人で、すてきに完成させようね。

いよいよ三味線入門

2010年05月12日 | いろんな楽器
先月、「三味線入門講座」に行き、坂上次郎さん似のじいちゃん先生から「どうしますか?」と聞かれたヒバリ。
入門したのですが、実は、即答したわけではありませんでした。
おもしろそうなので、興味は湧いてきたのですが、心の中で「まてよ」と ちょっと用心したのです。
というのは、ピアノなどの「洋もの」の楽器レッスンと違って、三味線、琴、日本舞踊といった「和もの」のお稽古というのは大変なことなのだ、というのを知っていたからです。

「和もの」のお稽古を始めるに当たっては、高額の「入門費」を納め、教室入門と同時に なんとか会、みたいなものにも所属し、積み立てだのお礼だのたーくさんの納入金があり、また しょっちゅう おさらい会だの温習会だの、大々的な発表会だのがあって、お揃いの着物を作ったり お囃子の方々にご祝儀を包んだり、見に来てくれるお客さんにお弁当やオミヤゲを配ったりと、ものすごーく大変、というのが「和もの」お稽古の世界では常識なのです。
ヒバリはこれまでに、何度も「和もの」のお稽古をやっている人から招待されて「発表会」を見にいったことがあり、そういったことを目の当たりにしてきました。
とにかく、かかる金額がケタ違いなのです。
また、ヒバリの母が 昔 茶道の先生をやっていて、そちらの内情も常々目にし、「和もの」の大変さはよく知っていたのです。
ヒバリには、そんな財力も気構えもないので、とてもそんな世界に飛び込むことは不可能ですから、一応 先生に「あの、お月謝は・・・」ときいてみました。
すると、「お稽古」は月3回とのこと。お月謝も、びっくりするぐらいリーズナブルなのです。
「あのう、月2回、というのはダメですか?」とヒバリはききました。
すると 次郎先生は即座に、「じゃお月謝は○○千円だね」と、そのリーズナブル価格の更に3分の2のお値段を言ってくれるのです。
ややこしい「なんとか会」もないようです。

やったー。そんなら入門しちゃいますっ\(^O^)/
というわけで、思いがけずも「三味線の生徒」となったヒバリなのでした。
今日は、その「生徒」としての第一日です。
先月、「初心者講習」の時に会った、70才ぐらいの「クラスメート」のおじさまは、別の時間に来ているのか、お稽古はヒバリ一人で 先生と差し向かいです。
自分の楽器は持ってこなくていいそうで、教室に置いてある生徒用の三味線をお借りして、先生と差し向かいで弾きます。
今日は「黒田節」でした。

それにしても、音が合ってないのはこの間とおんなじです。
先生の三味線と生徒の三味線が モロ合ってないし。
大丈夫かな、じいちゃん先生・・・
興味と同時に、不安もつのるヒバリであった・・・