HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

チャティーハロウィンコンサート

2009年10月31日 | 発表会・コンサート記録
ついに「チャティー・ハロウィーンコンサート」の当日がやってきました

手に汗握る 緊張のピアノソロ演奏、たくさん来てくれたお友だちやゲストのみなさんの楽しいパフォーマンス、珍しい楽器の演奏、なごやかなワインタイムと、大変楽しいコンサートになりました。
近々、写真をUPします。

★写真は開場にかざった「でかカボチャ」と、ハモプリのみなさんがプレゼントしてくれた ハロウィンのアレンジフラワーです

森のクマさん

2009年10月29日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
テキストがもう残りあと2曲です。
今日は、最後から2曲目の「森のクマさん」が宿題になっていました。

M2ちゃんが弾き始めたのを聞いて驚いた。
すごい軽快なテンポ 小学生じゃないみたいな軽やかさだ。
「え~、すごい!すごいね~」
と感激していたら、後半になって一気にテンポが落ちてしまった
ガックリ・・・

といって、決してM2ちゃんがヘタだということではありません。
前半が上手すぎただけなのです。
後半が、このテンポに追いつけばいいんだよね。
ということで、後半の ちょっとややこしい指使いと伴奏を、一緒にくり返し練習しました。

これで「クマさん」は大丈夫です。
あとは「ドレミの歌」1曲を残すのみ。
がんばろう!

ハロウィーンコンサート前 すべてレッスンUP 

2009年10月28日 | レッスン日記(小中高生)
今週の土曜日は、いよいよ大人のためのコンサート「チャティー・ハロウィーンコンサート」の開幕です

午後早い時間から、ショパンのワルツを弾くNさん、コーラス・ハモプリのみんな、かえでさんと、みんなが最終レッスンで仕上げをしました。

Nさんはもうしっかり暗譜できているのですが、「やっぱりお守りがほしいです~」と、ドタンバになって譜面台に楽譜を"飾って"弾くことに決めました。
だからといって 楽譜は一瞬たりとも見てないんですが、不思議に楽譜があると、とっても安心した音で弾けるのでね・・・

コーラス「ハモプリ」は、今年はメンバーの一人が都合で出演できないことになり、ヒバリが代役で歌うことになったので、「おゆみ&ピーコ」のおゆみさんに ピアニストの代役(ややこしい)を頼みました。代役の代役です。
今日ははるばる、湘南からおゆみさんが来てくれたので、おかげでハモプリはピアニストとの練習を実現することができました。
初めての顔合わせ、いや声合わせでしたが、バッチリです。
ぜったいうまくいくよ って「合わせ」がね。
声や歌がバッチリってイミじゃないんで・・・  

   ←ハモプリのメンバー、ミケさんがくれたハロウィンクッキー

かえでさんも、すてきなピアノ「ノクターン」を、今日は完全な暗譜で仕上げました。
秋の季節にぴったりのこのノクターン・・・本番が楽しみです。
かえでさんとは、もう1つ、朗読とピアノのユニット「かえで・ひばり劇場」での出番があります。
こちらはもう、10年以上も一緒にやっているユニットなので、お互いに安心してステージを楽しむことができると思います。

さあ、みんなの練習がぜんぶ無事に終了した!\(^O^)/
あとは、テンコモリの自分の持ち曲を練習だ・・・・(ToT)

デビュー月ぶじに終了

2009年10月28日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(年長):
「しゅっせきひょうにシールはろうっと・・・あっ、ここにシールはるの?10月、これでおわりになっちゃうよ」
そう、今日で10月のレッスンは4回目、最後の日です。
Sちゃん、今月からピアノに入ったんだから、ちょうど1ヶ月、来たんだね。

「うたとピアノの絵本・みぎて」、今日もどんどん弾きすすめて、30番まで一気に弾いてしまいました。
幼稚園ぐらいの子どもたちだと、体の発育や発達に個人差があり、まだ自分の体が思うようにコントロールできない、といった子どももいるものです。
Sちゃんは もうすでにスクスクと発育して、右手と左手を別々のものとして扱ったり、右手の指を一本一本コントロールしたり、という「分化」が たいへん順調にいっているので、先生はとても楽ちんです。
「これもひけるの!」「これもひける!」と どんどん弾いているので、音符は大丈夫なのかな、と 時々「音符で読んでみて」と 確認してみるのですが、音符もちゃんと読めて理解しているようです。
ほんとは、本の最後まで全部弾けそうだったけど、他にもドリルとか、やりたいことがあるので、つづきはまた来週弾こうね、ということになりました。
今日は、ト音記号の書き方を教わりました。
五線譜に、点線でト音記号の形が書いてあり、まずはそれをなぞって練習します。
先生が「書き順があるのよ。その通りに書いてね。先生が一つだけ書いてみるから、見ててね」と言って、お手本を書きます。
「まず『ソ』の線から書き始めて・・・まん中の線に付いて・・・まあるく書きながら、一番下の線に付いて・・・ずーっと上まで突き抜けて・・・くるっと折り返して、下まですーっと降りてきて、くるん!」
「やってみて」と言われて、Sちゃんは神妙に書き始めます。
先生が、Sちゃんの手の動きに合わせて「ソの線から書いて・・・まん中の線に付いて・・・まあるく下の線に付いて・・・」と言ってあげて、無事にひとつ、書くことができました。
「ほら、もっとたくさん、点々のト音記号があるよ。もっと書いてみよう」と言われたSちゃん、
「先生が、今のをずっと言ってね。めいろだから」と言ってエンピツを握ります。
一つ一つ書くたびに 先生の「呪文」をバックにつけてもらい、いくつかのト音記号を書き上げました。
帰りには、庭で赤く熟している姫リンゴの実を「2つだけ採っていいよ」と言われておみやげにもらい、Sちゃんの「ピアノデビュー月」は 順調の内に終了しました。

来月も、どんどんいろんなことができるようになっていくでしょう。
楽しみだね!

自分でアレンジ

2009年10月28日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小4):
先週偶然に決まった宿題「『グリーン・グリーン』に伴奏をつけて弾いてくる」
「伴奏どんなふうにしたらいいかわかんなかったから、ジャン!ジャン!って弾いてきた」といって、弾いてくれました。
なるほどね。でもコードは、全部確実にしっかり弾けています。
「グリーン・グリーン」は 軽快なエイトビートの曲なので、左手で ズン!ズズン!というビートを刻むとピッタリだけど、曲全体にその伴奏をつけて弾くのは、ちょっと難しいかな・・・
そこで、全体の伴奏は ブン、チャ!、ブン、チャ!という2ビートで弾き、1段ごとの区切りのところだけ がんばってズン!ズズン!というビートを刻むことにしました。これならメリハリがついてかっこよくなります。
曲の最後のところもちょっと工夫。
最後らしくはっきりと、和音を揃えて弾くのです。
「ね、これで、ずいぶんかっこよくなったでしょ」
「うん!
こうしてできあがったアレンジで、来週はしあげて弾いてこよう、ということになりました。

ピアノを長年習っていても、教室で習った曲しか弾けない。あるいは、楽譜がないと弾けない。。。こういう人が、いっぱいいます。
いいえ、むしろそういう人が大部分です。
「いろんな曲が、さらさら~っとすぐに弾けたらな~
実は、みんなそう思っているのではないでしょうか。
そういう気持ちがきっかけでピアノを習ったり、また ピアノを弾かない人でも、
「ピアノが弾けたらいいな。なんでも、さっと弾けたらいいな」という憧れがあるのではないでしょうか。

まじめに先生の教えを守って、ヨーロッパのクラシック音楽を楽譜通りに弾くことももちろん大事ですが、「自分で伴奏を考えて自由に弾く」という能力を身につけていると まったく違ったスタンスで 伸び伸びとピアノを楽しむことができます。
コードや伴奏づけの方法を教わったり、曲に似合ったアレンジを考えたりするのは楽しいし、何でも好きな曲が弾ける。また、そういうアレンジには、今まで勉強してきたピアノ奏法や 習った曲のエッセンスなどが皆 役に立つのです。

ヒバリ教室のみんなには、こういう「アレンジ能力」を、ぜひ身につけてほしいと思って、少しずつ、アレンジの体験もさせています。
今に、発表会などでみんなが、自分でアレンジした曲を弾けるようになったら、すてきだな

それぞれのとらえ方

2009年10月27日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小5):
先週、ものすごい緊張でガチガチになりながら「ドレミの歌」のテスト演奏に合格し、めでたく「大人のピアノ教本2」をもらって帰ったM3ちゃん。
彼女は ヒバリ教室に入る前にもピアノ経験が少しあったこともあり、すでに高学年ということもあり、めきめきと上達して もはや「大人の教本」の域に達したのです。

「弾き方、わかんなかった。音符もちょっとしか書けなかった
「意味不明だった?」
「うん、意味不明
とMちゃんが広げた、第1曲「ジャンバラヤ」のページ。
「抜けている左手の伴奏を、自分で書き込んでから弾きましょう」と宿題が出ていたのに、最初の2小節しか書いてありません。
「だめじゃん。全部書かなきゃ」
「だって2小節で力つきた
「なーに言ってんのさ。CとGだけでしょ。ちゃんと書かなきゃダメ
M3め、また甘ったれグセが出たな。
M3ちゃん、ピアノの椅子の上でなにやらゴソゴソやってる・・・と思いきや、「できた!はい。」と、本を広げました。
なんと、今のほんの数分のうちに、宿題だった楽譜が全部書かれてる。
しかもきれいに正確に、音符の書き位置も揃って。
「できるじゃん!なにが『力つきた』さ!」
「いいの?これで」
「いいの。で、これを見て弾くのよ」
「わかんない~複雑すぎ・・・」
「コードネームがあるんだから、それを参考にしながら弾けばいいのよ。まず、コードだけでひいてごらん」
「いいの?コードで
とたんに輝くM3ちゃんの顔。
コードでなら弾けるんだしかもいい感じに弾けるんだ
「じゃね、今のコードで、今度は伴奏形を少し変えて、ベースと和音に分けて、ブン、チャッ、チャッ、チャッ、っていう伴奏で弾いてごらん」
「うん、わかった」
よしよし、ようやく乗せられてきた。
M3ちゃん、実はうまいのに、どうも新しいことに入るとき「難しそう~」と引いてしまうクセがあります。
易しい方法から入り、徐々にバリエーションをつけて、結局は最初やろうとしていた難しいパターンまで、だましだまし連れていくんだけど、自分でそれをやろうという勇気がいまいちかな。
これまでの1年で、ずいぶん勇気を出せるようになったM3ちゃんだから、もう一息、思い切って踏み出してみようね。

「ジャンバラヤ」は、さっきのTくんも新しくもらった 同じ曲です。
男の子のTくんは、ざっくり大まかに曲をとらえ、女の子のTちゃんは細やかに端から曲をとらえる、と さきほど書きました。
さて、同じ曲をもらったMちゃんのとらえ方は?

「ジャンバラヤ、おいしいよね 食べた~い
でした

リズミカルMちゃん

2009年10月27日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
今日ピアノの前に座ったMちゃんが、すぐに弾いたのは、先週おまけで宿題になった「トトトの歌(連弾)を一人で弾いてくる」でした。
こういうリズミカルな曲が、Mちゃんは得意です。そしてセンスがあります。
やっぱり、こういう課題が、Mちゃんは好きなんだなー。

トトトの歌、がんばって第三バリエーションまで弾きました。
「できたできた!いいじゃない?もっともっと、早く弾けるようになったらおもしろいよ。引き続き、がんばってみてね」
「うん、あのね、いいこと考えたんだ!」
Mちゃんは言いました。
「あのね、これ、右側の人がメロディーで、左側の人が伴奏でしょ。友だちと、それを反対の場所でやってみたんだ。 高い方で伴奏弾いて、低い方でメロディー弾くの」
「へー、いいねえ!」
「それを、大勢でいっぺんに弾いたら、おもしろいよね!」
いいアイディアだ! Mちゃん、どんどん面白いオリジナル演奏やってみてね。

テキストの方は、今日から「ダイアナ」です。
右手のメロディーを、すべてブロックコード・・・和音の連続で弾くので、すごく迫力のある、ポップ感満点の演奏になります。
「右手しかやってないけど・・・」というMちゃんの演奏は、コードを的確につかんでいてしかもリズミカル。ほぼ完成していたので、左手のベースは先生が担当し、さらにエレクトーンでドラムのバッキングもつけて合わせてみることに。
「いい? いくよー。 ワン、ツー、せ~の!
 ズン、ズズン、 ジャジャジャジャジャジャジャ・・・
かっこいいかっこいいごきげんな演奏だ!

「ってことで、左手、やってきてね。ちょっと弾いてごらんよ」
Mちゃんが弾いてみると、もう、すぐできそうだ。
「来週、左手宿題、っていうところだけど・・・来週は文化の日でお休み!だから・・・」
「再来週、両手?」
「ってことだね」
「アイアイサー」
と、どこまでもノリのいいMちゃんであった。

男の子女の子

2009年10月27日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小4):
Tくんも、先週は妹のTちゃんと揃って仲良く 風邪でお休みでした。
いつも元気で、病欠などしたことのないTくんには珍しいです。
今日は元気で、ホッとしました。
せっかくこの間、「大人のピアノ教本2」をもらったし、「バーナム」だって緑になったんだもん、はりきって弾いてもらいたいよね。

新しい曲「ジャンバラヤ」は、まず第1段階としてコード(CとGの2種類)でメロディーに伴奏をつけ、次の第2段階で そのコードを ドソミソ、シソレソ、という分散和音の形にして仕上げる、というものです。

Tくん、コードでの伴奏はすぐに流れを捉え、曲を弾くことができました。
曲の構成やコードの仕組みなどを、直ちにパッととらえる理解力と分析力は、いつもながらすばらしいてす。
ところが分散の形は、指の方はよく弾けているのですが、アウフタクト(弱起)のこの曲、しばしば伴奏のタイミングがズレてしまい、そうなると迷子に陥ってしまいます。
これは、Tくんが コードの流れだけでおおざっぱに曲を捉えているためです。
コードだけで合わせればよかった段階ではぴったりタイミングが合っても、そのコードが 細かく4つの音に分解されてしまうと、メロディーと伴奏の どの音とどの音を一緒に弾けばいいのか、わからなくなってしまうのです。

ここが、妹のTちゃんと大きく違うところです。
Tちゃんは、最初から丁寧に、1音1音、音符を見ながら弾いていくので、ゆっくりのテンポではあっても メロディーと伴奏がきちんと合ったタイミングで弾くことができるのです。

これはT&Tきょうだいに限らず、「男の子と女の子の違い」であるように思います。
男の子は、「俯瞰する目」でまず全体像を大きくとらえ、ダイナミックにバチッ、バチッ、と決めていく。
女の子は、「細やかな目」で 隅から隅まできちんと仕上げていく。
どちらがよい、というのではなく、どちらも大切なとらえ方であり、できれば男の子には さらなる細やかさを、そして女の子には 全体を大きくとらえる大胆な思考と分析力を、共に身につけてほしいと思うヒバリ先生でした。

まっかな秋

2009年10月27日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小2):
先週、風邪でお休みしたので久しぶりです。
今日のレッスン曲は、初めての「まっかな秋」。
Tちゃん、右手のメロディーをちゃんと練習してきていました。

先生:「じょうずに弾けたね。だけど、最初の『まっかだな、まっかだな』っていうところ、ちゃんとドのあとに休符をとって、はずむように弾いてね。でないと『まっかだな』じゃなくて『ま~かだな』になっちゃうから」
「あはっ、ま~かだな~」Tちゃん大うけ。
そういう、細かいニュアンスに気をつけて、最初からもう一度ひいてみます。
今度は先生が伴奏をつけてあげました。

この「まっかな秋」は、日本の有名な作曲家、小林秀雄氏の作品です。
数々の有名な歌曲や合唱曲を作曲している氏の作品だけあって、伴奏をつけると 大変美しく、しみじみとした感動がわき上がるようなすばらしい演奏になりました。

先生:「すごーくきれいに弾けたね~
Tちゃん:「うん、このお日さま、どうしてもたんこぶに見えちゃうだよね!」

出ました 2週間ぶりの『さし絵評論』
期待してたんだよね・・・


ハロウィーンコンサート前 レッスンUP ~S夫妻~

2009年10月27日 | レッスン日記(大人)
Sさんご夫妻は、新宿区から月に1度、下北沢までレッスンに来ています。

おっとりと穏やかな(ちょっとシャイな)ご主人、ハキハキと元気いっぱいな奥さまと、お二人は名コンビです。

31日に開く「ハロウィーンコンサート」のためのレッスンも、今日が最後。
今日は、いつものように30分ずつレッスンするのではなく、1回ずつ交代に、真剣勝負で弾くことになりました。

ご主人は毎年、70年代ポップスや映画音楽の、ちょっと胸キュンみたいな甘酸っぱい曲を選んでいます。
今年は「恋はみずいろ」です。
奥さまの方は トレンディー・ギャルっぽく、最新のフィギュア・スケートで使われた音楽を欠かさずチェックしていて、その中から気に入った曲を選んでいます。
今年は、中野由香里選手が使ったショスターコビッチの「ロマンス」に決めました。

やわらかく静かなご主人の音色、パキパキと元気いっぱいな奥さまの音色と、ピアノの音も それぞれの個性を表しています。
さあ、コンサートでの演奏、心を込めて、すてきに弾いてくださいね

バーナムピアノテクニック

2009年10月24日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小5):
4才からピアノを始め、現在11才になったS子ちゃん。
最近ぐっと身長も伸び、手も大きくなって、ピアノのテクニックもかなりしっかりと身についてきています。
塾や宿題が忙しくなったときも、これだけはかかさず練習しているという「バーナム」。
さて、まずは緑のバーナムの「アトランダム弾き」だ。
今日は何番が当たるかな?
S子ちゃんはルーレットを回しました。
ボロくなっていたルーレットですが、この間先生が 爪楊枝とボンドで修復したので、調子よく回るようになっています。
ルーレットを回した結果、S子ちゃんは「1番」を弾くことに決定しました。

ところで、今日たまたま、S子ちゃんが引き当てた「1番」なんですが・・・
緑の本の「グループ5・深呼吸」の課題についていた このさし絵・・・
ねえ、誰かに似てると思わない?

S子ちゃんがこのページを開けたとたん、「あっ」と気づいたヒバリは言いました。「ねっ、○○に似てない?!」
「ほんとだ~似てる!」
S子ちゃんも同感しました。
彼女が帰ったあと、ヒバリは、自分の「バーナム」を出して、さし絵の服に こっそり色鉛筆で ピンクを塗ってみた。
ね、似てるでしょ?!

春日だよ!! \(^□^)/


M2ちゃん代表委員に

2009年10月22日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小4):
「後期の代表委員になった!」と教えてくれました。
うわあ、えらいね!M2ちゃんならしっかりやれるよ。
さっそく代表委員会があるんだ、といって張り切っています。

子どもたちが、こういった「委員」とか「係」のような役を経験するのは、とてもいいことだと思います。
それに立候補する、あるいは指名を受け入れる、というところからアクションは始まっているので、そこに始まり、実際の仕事や 委員であるという自覚などを通して、子どもは大変多くのことを学ぶものです。
M2ちゃんも、大きく成長する機会を得たということ、嬉しく思いました。
立派な委員として、成長してもらいたいと思います。

さて、今日の課題は「森のクマさん」です。
みんながよく知っている歌なので、簡単かな~ と思いましたが、歌では簡単でも 指があっちこっちに飛ばなくてはならないので、「きっちり楽譜派」の人には意外とやりにくいのかもな、という印象でした。
先生といっしょにジャンプの練習をくり返し、大分上手になりました。
来週は完成してきてくれることでしょう

だいぶ慣れてきた

2009年10月21日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(年長):
ピアノに入門して、3回目のレッスン。
もう大分、教室やピアノにも慣れてきたようです。
毎週会う「先輩」のY子ちゃんにも、とても親しみを感じているようす。
今日は、「Y子ちゃん、もう帰っちゃった?」と、息を切らしながらやってきました。
「あのね、Y子ちゃんちには、ジャムっていう猫がいるでしょ?わたしの持ってる『モモちゃんとプー』っていう本に、ジャムが出てるの。だからY子ちゃんに貸してあげようと思って持ってきたの」
大急ぎでカバンから取り出したのは、「ちいさいモモちゃんシリーズ」の中の1冊。なつかしい表紙だ
先週、Y子ちゃんちにジャムという猫がいることを聞いて、同じ名前の猫が登場する この本のことを思いだしたのでしょう。それで、ぜひY子ちゃんに読んでもらいたいと思って、今日持ってきてくれんだね。
「はいっ、ゆっくり見てから、わたしに返してくれていいから」
思わぬ「好意」に、Y子ちゃんは
「えっ、いいの?ほんとに借りて・・・ありがとう」と 本を貸してもらっています。
貸してあげたSちゃんは 嬉しそうです。
レッスンの番がくると、
「もう、しょうぼうしゃとパトカーの歌、おぼえちゃった!見ないでもひけるの」と、新しい曲を元気よく『暗譜』で弾いてくれました。
今日も次々曲を弾いていき、あっという間にド、レ、ミ、ファ、ソ、の5つの音と、二分音符までのリズム譜を習いました。
嬉しいハイな気分はますます膨らみ、ちょっとした弾き間違いや失敗にも大笑いしてしまいます。嬉しくて笑いが止まらない、といった感じです。
音符をノートに書く段になって、わざとふざけて大きな音符を書いたりしています。
けれど、あんまりはみ出して書いたときには、先輩のY子ちゃんから「線、ふんじゃいけないんだよ。この中に書かないと、ちがう音になっちゃう」とたしなめられて、「そうか・・・」という顔をしていました。
また、グランドピアノの中に見えている弦に興味しんしん、先生から「見てもいいけど、さわらないのよ」と言われているにもかかわらず ちょいとさわってみて「ダメ!」と指摘されたり、エレクトーンを開けようとして「ダメ!」と言われたり、そろそろ「慣れ」が出始めました。

初めのうちは「どんな先生だろう」「ピアノ、ちゃんと弾けるかな」などと緊張し、次に緊張が解け、次には必要以上になれなれしく甘えたりする・・・
これは、実はどの子も通るルートなのです。
今 しっかりしたお姉さんになってる、あの子もこの子も(名前は言いませんが)、みんなこんなルートを経て 今日まで成長してきたのです。
この時期を過ぎると、また落ち着いてくるので、幼い好奇心に、気長につきあっていきたいと思います。

エレクトーンもピアノの中身も、いずれみんな愉快に体験することになるのですが、今日「いいよ」とさわらせてしまえば、「先生はやさしい」「何しても大丈夫」と学習してしまうことになり、結局は子どもをスポイルすることになります。
そんなわけで、今日はきっぱり「ダメ!」でした。
これもひとつの体験です。
今日は、ペットのわんこ「ティモシー」も紹介してくれたSちゃん、これから体験していくことがいっぱいあるからね。楽しみに成長していきましょう。



これは、Sちゃんが描いてきてくれた「ピアノの絵」です

コードづけ

2009年10月21日 | 音符・楽譜・テクニック
Y子ちゃん(小4):
宿題になっていた、ブルクミュラーの1番「素直」が出来上がりました。
Y子ちゃんが ちゃんとよく練習してきて、「素直」が早くできあがり、時間に余裕があったので、先生は「この曲に、どんなコードが使われてるかわかる?」と聞いてみました。
「はじめはC、だね」Y子ちゃんはすぐ答えました。
「そう、そのとおり。次はわかる?」
Fは転回形で出ていたので、ちょっととまどったものの、第1転回・第2転回の説明をすると、Y子ちゃんはすぐに理解できました。
こうして、転回形のことや 音階とそれに含まれるコードのことや 一時的な転調のことなどの説明を受けながら、Y子ちゃんの楽譜には 曲の前半部分に 全部コードネームが書き込まれました。

コードネームという概念は、伝統的なドイツスタイルがベースになっている クラシック音楽の世界にはありませんが、アメリカで考案され、クラッシックのいわゆる「和声学」とは別の切り口でハーモニーを分析していく「コード」の考え方は、たいへん便利なものです。
今こうして現代に生きている子どもたちには、ぜひコードの考え方を学んで、多面的に音楽を身につけてほしいと思うので、ヒバリ教室では、子どもたちにも積極的にコードを教えています。

今日、ふとしたことから、先生が即興でいろんな歌を弾くのを見ていたY子ちゃんが、
「楽譜にメロディーしか書いてないのに、先生はどうやって、ソプラノとかアルトとか伴奏とかがわかるの?」と聞きました。
「それは、コードがわかるからよ。コードに合わせて、メロディーに音を重ねたり伴奏をつけたりするの。そうだ、Y子ちゃんも やってみてごらん」

きのう、偶然の流れからM3ちゃんに「耳コピ」の宿題を出しましたが、今日、Y子ちゃんにも、偶然に課題を出すことになりました。
教室にあった歌集の中から、Y子ちゃんが知っているという「グリーン・グリーン」を選び、コードネームを見て伴奏をつけて弾いてくるように、と宿題を出しました。

たまたま時期を同じくして、耳コピやコードによる伴奏などの宿題が、子どもたちに与えられましたが、偶然というよりもむしろ、そういうレベルに子どもたちが達するようになった、ということのような気がします。

これから、ヒバリ教室の子どもたちは、今まで以上に独創性や音楽性を磨いていくようになると思います。

オリジナル宿題・耳コピ

2009年10月20日 | 音符・楽譜・テクニック
M3ちゃん(小5):
最近レッスンのときに、「この歌ピアノで弾いてみた」と、学校の歌やTVの歌、アニメのテーマなどのメロディーの断片を、ピアノで弾いてみる、ということが何度かありました。
今日は、映画「千と千尋の神隠し」のテーマ曲「いつも何度でも」の最初の部分を弾いていました。

M3ちゃんは知らないだろうけど、彼女がやってるのは、実は「耳コピ(耳を使って曲をコピーする)」の始まりなのです。
昔、私たちポピュラーやジャズの音楽をやる者は「レコードコピー」と言っていた、新曲をゲットするための非常に重要な作業であり、高度な音感とリズム感を必要とするワザです。
クラシックの分野では「楽譜に書かれたものを弾く」ということが前提のため「耳コピ」なんてありませんが、音大や音高の受験のとき、音が聴き取れるかを調べる「聴音」という試験科目があって、和音や旋律を聞き取って五線紙に書き取らされます。
そしてその「聴音テスト」でいい点を取るために、音楽学校を受験するほとんどの人が「聴音」を習いに行ったりしています。

しかし、ジャズなどをやっている者に言わせれば、「聴音」なんてつまらない勉強しなくても、うちらは充分 もっと複雑な曲を「耳コピ」の実践でバリバリ聴きとってますぜ、と言うはずです。

せっかくM3ちゃんが、耳コピに目覚めてきたみたいなので、ちょっとがんばって伴奏までつけて仕上げてもらおう、と思い、彼女にも、これを「オリジナル宿題」としました。
「いつも何度でも」を聴き取り、コードで伴奏をつけて弾いてくる」
「えっ、伴奏なんて無理・・・でも最初はCかな(M3ちゃんはハ長調で弾いているので)」
「そう、わかってるじゃない。Cでいいのよ。そしてその続きも、自分の耳で『これが合ってる』と思うものをつけてみて。どうしても変なところは、メロディーの音を含むコードの中から探してごらん」

さあ、今週のM&M3は、それぞれにオリジナルのミッションが課せられました。
来週、二人はミッションを遂行してこれるでしょうか。わくわく。

※「耳コピ」については、HP「「ピアノのすすめ」」の「音楽のツボ」の中にもコラムがありますので、見てください。