HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Rくん、両手そろえてドレミファソ

2020年11月30日 | レッスン日記(幼児)

Rくん(年長):

このところ一気にレベルが上がってきたRくん。

やる気・実力ともに満々です。

教室に入って、まずはさっさとピアノの所へ行き、発表会に弾く「ビッグ・ベンのかね」と「ハッピーバースッデー」を弾いて、もうOK。

先生が「じゃあ、いつもの本出してね。あの、黄色い本」と言う間もなく

「わかってるよ!」と譜面台に本を広げて、次々ページをめくっていきます。

丸のついたページをめくっていったら、先週やった「いっしゅうかん」のページが開きました。Rくんの知らなかった歌だけど、みょーに調子よく、楽しそうに弾いていた曲です。

「これ、マルがついたけど、おもしろかったよね」と先生が誘い水。

「もう一回、やってみようか?」

「うん、いいよ」

♪ にちようびにいちばへでかけ いととあさをかってきた

テュリャ、テュリャ、テュリャ、・・・

イラストと歌詞を見ながら大きな声で歌い、そのあと楽譜を見ながらピアノで弾きます。

慣れるとどんどん弾ける調子よい曲。

Rくん、その勢いで次々ページをめくり、ロンドンばし、かたつむり、めだかのがっこう、とけいのうた、おおきなふるどけい、ハイホーと弾き進めていきます。

「あっ、次の曲はもう『パート3』だよ。左手の場所が変わるんだよ」先生が言いました。

もう1冊使っている「たのしいピアノレッスン」でも この前ポジションが変わりましたが、ここで再度確認します。

「今まで、この音符(左手のソの音)は4の指で弾いてたよね?」

「うん」

「だけど、今度は1の指で弾くの。ほら、左手のソの音を4の指から1の指に変えて。そしたら、今までド、シ、ラ、ソ、って弾いてたのがソ、ファ、ミ、レ、ってなって・・・全部の指を使ったらソファミレドになるでしょ。ほら、こっちから弾いたら、ドレミファソ。」

「ほんとだー!」

Rくん、大発見!という声で叫びました。

「右手といっしょに、そろえてやってごらんよ」と先生から言われて、両手ユニゾンでドレミファソ、を弾いてみます。

うわあー、すごい音だ。

「かっこいいよね」先生から言われて、Rくん誇らしげに目を輝かせています。

「こっちの本もやってみるよ」と、「たのしいピアノレッスン」の本を譜面台に置いたところで、お迎えの時間となりました。

来年の春には小学校に上がるRくん、今ちょうど「伸びるモード」に入ってきたかもな、と思いました。

いろんな曲のページをめくる間、楽譜をさがす間、ちょっとした合間ごとに、Rくんは「テュリャ、テュリャ、テュリャ、・・・」と口ずさんでいました。(笑)

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Tさん、練習UP!

2020年11月29日 | クラシック曲

Tさん(大人・男性)

以前はヒバリんちの並びのアパートに住んでいて「一番近くの生徒」だったTさんですが、今は引っ越したので、電車で通ってくる「遠くの生徒」です。

会社のお仕事がとても忙しく帰りも夜遅く、なかなかピアノの練習ができないという悩みの中、何とか時間を捻出して努力してきました。

今日は、発表会前最後のレッスン日です。

曲はベートーヴェン作曲ピアノソナタ「悲愴」の第一楽章。

Tさん自ら「弾きたい」と選んだ曲です。

まずは通して弾いてもらいました。

重々しい和音で始まる、グラーヴェ(重々しく、荘重に)の序奏。

さすが大人の男性なので、低音が響く迫力のサウンドです。ちびっこのヒバリ先生には出せない音。

間合いもいい。

続いて... 来ました、急速テンポの第一主題。

この部分の左手トレモロに、何度泣かされたことでしょう。悪魔もおびえる「伝説のトレモロ」とは、この「悲愴第一楽章」のことです。

そのトレモロも克服してます。がんばった!

両手が目まぐるしくクロスする第二主題、メロディーとトレモロ伴奏を弾き分ける推移部を経て、次々展開していくソナタの世界。

転調につぐ転調、トレモロにつぐトレモロ、そして大迫力のフィニッシュ和音。

いやー、がんばりました。

Tさんご本人は、「まだまだ弾けてない。前より弾けなくなった所もある・・・」と自信なさげですが、ヒバリが前回聴かせてもらった時よりずっと良くなっているのです。

テンポが上がり、旋律もクリアに響き、トレモロだってなめらかに弾けてる。

「前より下手になった」と感じるのは、こうして曲を仕上げていくときに多くの人が感じることで、曲に慣れてテンポが上がってきてるため、つまずく箇所が出ることがあるためです。

そういう部分を拾い出してミスしないように強化しておけば、全体的に見たら大変良いペースになってることが実感できると思います。

これでTさん、練習UPです。

来週の今日、自信もって弾いてください。

ところで、今回、発表会での「悲愴」ですが、今年がベートーヴェン生誕250年という記念イヤーであることにちなみ、1楽章ずつ分担して、全3楽章通し3人リレーで弾こう、と計画しています。

第一楽章Tさん、第二楽章ドクター、第三楽章Mちゃん(高1)。

通常、ソナタの演奏では、全部の楽章を通して一人の奏者が演奏し、楽章ごとに拍手はしません。

全部通しての作品、であるからです。

でも今回はプロではなく生徒の発表会だし、分担だしね・・・

と思ってヒバリ先生が考えたのは、

全3楽章まで 3人の演奏が終わったら、改めて第一楽章、第二楽章、第三楽章の演奏者が並んで、一緒に礼をする。だけど、各楽章ごとに終わったときも、せっかくだから拍手は送ろう。ということでした。

でも、Tさんは「ソナタだから、やっぱり拍手は無しで、最後に3人で礼と拍手がいいです」と言いました。

拍手もらわないの寂しいかな、と思ったけど、ご本人が拍手無しでいいなら、それはもう文句なしです。

正統派スタイルでいきましょう!

ドクター、Mちゃん、よろしくです。

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Tちゃん、Oちゃん練習UP!

2020年11月29日 | レッスン日記(幼児)

Tちゃん(小1)とOちゃん(年長)、いとこ同士の二人です。

ヒバリ教室で二人一緒のレッスンを始めて、やっと3か月。

しかも月に2回だけのレッスンなので、ほかのみんなに比べてレッスン経験がとても少ないですが、がんばって初めての発表会に出演します。

今日は発表会前、最後のレッスンです。

「おふねにのって」という歌をいっしょに弾くのですが、この歌はもともと、ラップランド(サンタが住んでいる、寒い北の国)に昔から伝わる歌なのです。

  ♪ おふねにのって、おふねにのって、みんなで みんなで さかなつり

この日本語歌詞は、小さいTちゃん・Oちゃんが曲を覚えやすいように、ヒバリ先生が作ったものなんですが、もともとのオリジナル歌詞もこのような内容です。

ただ、ラップランド地方の古い言語でできていて、意味不明なおまじないみたいな言葉。

アチャパチャノーチャ、 アチャパチャノーチャ、 エヴェスサ テヴェスサ ドラマサデ

または

オキトゥキ ウンガ、 オキトゥキ ウンガ、ヘイミサ デイミサ ドーミサデイ

などの歌詞で歌われています。

さて、TちゃんOちゃんの二人、それぞれ1台ずつキーボードに着き、伴奏に合わせて演奏します。

打楽器で応援してくれるRちゃん(小4)が、TちゃんOちゃんの練習につき合ってくれて、「おふねにのって」のほか、オープニング、フィナーレの曲も一緒に練習しました。

どれも上手にできたので、発表会の練習はもう大丈夫。あとの時間は、普段どおりのレッスンに入ります。

「じゃあRちゃん、ありがとう。発表会の練習はこれでおしまいね」

「うん、じゃ帰るね」

先生はTちゃんOちゃんに言いました。

「来週はもう発表会だよ。Rちゃんとの練習は今日でおしまい」

TちゃんOちゃんはびっくり。

「えっ、もうRちゃんに会えないの?! やめちゃうの?!」

いまにも泣きそうな二人に、Rちゃんは優しく向き合って言いました。

「発表会で会えるよ。クリスマス会にも会えるから、その時いっぱい遊ぼうね」

「うん!」

ホッと安心した表情で嬉しそうに笑うTちゃんOちゃん。

Rちゃんも「かわいいー」と優しいお姉さんの笑顔です。

何度かいっしょに練習したことで、こんなにも交流が深まっていたこと、ほんとによかったなと心温まる思いでした。

さあ、TちゃんOちゃんも、これで練習UPです!

来週は本番。元気にがんばりましょう。

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Tくん 練習UP!

2020年11月29日 | レッスン日記(小中高生)

Tくん(小2):

来週の今日(日曜日)は いよいよ発表会。

Tくんのレッスン日は毎週日曜日なので、今日が発表会前最後のレッスンです。

1年生だった去年の発表会までは、Tくんはメロディーだけを弾いて、先生が隣で伴奏をつけてくれましたが、今年はもう2年生。

今年はついに完全ソロピアノデビュー、しかも2曲です。

さあ、今日の出来ばえはどんな具合かな。

まずは「けんばんのおどり」を弾いてみます。

前にすごい勢いで突っ走っていたような弾き方は落ち着いてきて、キーを外すこともなくなってきたね。

Tくん、弾きながらときおり、ブツブツ言ってる。

「ライオン来たぞ・・・ 1匹、2匹・・・っと次は、何だっけ、あ、これだ、ゴリラも・・・1匹・・・」

メロディーを覚えやすいようにと、前に先生がつけた「歌詞」を、ブツブツつぶやきながら弾いてる。

「トラ、シマウマ、つ、か、ま、え、ろ~ ダン!」

見事に弾き終わりました。

いいよ、歌詞つきでも(笑) 元気よく弾いておくれ。

続いて「海」。

低音とペダルを使って、深い海のイメージが出せればと思います。

「けんばんのおどり」と「海」の2曲のソロの練習が終わり、「スヌーピーのハッピーダンス」の打楽器も終わり、オープニングの練習も終わって、

「ピアノ、もう大丈夫?もう一度練習しておく?」と先生が聞いたら、Tくんは

「大丈夫!」と請け合いました。

Tくん、これで練習UPです!

1週間後の発表会では、オープニング演奏のあと、ソロのトップでの登場です。

がんばれー

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「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」、「ラプソディー・イン・ブルー」完成!

2020年11月28日 | レッスン日記(小中高生)

Nちゃん(高1)、Sちゃん(高2):

二人とも定期テスト2週間前とのことです。

ヒバリ教室のJKたちは全員、大物なので、ピアノごときで成績が落ちたりしないのです(?)

Nちゃんが先に来て発表会の曲「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を弾きましたが、文句なしの素敵なボサノヴァに仕上がっていて、つべこべレッスンする必要がなかったので、ハノンで指と頭の運動をしたり、なんか新しい曲やってみる?と、曲を選んだりしながらSちゃんを待ちました。

ちなみに、Nちゃんも「サー・デューク」のKさんと同じく、発表会当日はドラムをつけてもらおうということにしました。

Sちゃんが来たので、Nちゃんと先生が「観客」となり、Sちゃんの演奏「ラプソディ・イン・ブルー」を鑑賞しました。

どこか間違いはないか、とか、テンポが狂ってないか、などと目を光らせる「レッスン」と違って、すっかり完成している曲を聞かせてもらうのは楽しいなー♪

Nちゃんのボサノヴァとは全く違う、シンフォニック・ジャズと呼ばれる「ラプソディー・イン・ブルー」。

オーケストラの分厚い和音、ピアノで余さず表現するのは難しいですが、Sちゃんはよく検討してると思います。

たっぷりした重音の連続で迫力満点ですが、ひとつだけ・・・ちょっと椅子の位置がピアノに近いと思ったので、椅子を少し後ろに引いて、体の前の空間を大きく取り、状態がゆったり動けるようにしてみてもらいました。

そしてもう一度弾いたら・・・

思った通り!音の響きがすごくよくなりました。

ピアノを弾くときの椅子。

左右の位置とか、高さとかのほかに、前後にも気を付けてみましょう。

弾きやすさ、音の響きなどがはっきりと違ってくるのが実感できると思います。

Nちゃん、Sちゃんとも、自分のソロ曲は見事に完成です!

そのあと、JKトリオで合奏する「シング・シング・シング」、オープニング、フィナーレを二人で合わせました。

オープニングは、先日小学生たちと相談して「ややロングバージョン」に変えていました。

NちゃんSちゃんにそのことを伝えてはいなかったのですが、二人ともヒバリ教室のブログをちゃんと読んでいて、ロングバージョンに変わったことも了解してくれていました。

曲の流れやきっかけの部分もちゃんと処理して、一発で合わせてくれたので、再度ヒバリ教室のJKの大物さが再確認できました。

発表会当日、JKのみんなには、他にも小さい生徒のリードとか、キーボード設定、椅子の調整など、やってもらうことがたくさんあります。

ただピアノを弾くだけじゃなく、こうやって裏方の仕事や下級生の指導など、あらゆる面で優秀な音楽人に成長していってもらいたいです。

あとは来週、本番前日の「JKリハ」を残すだけ!

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Mちゃん 悲愴第三楽章、ゴールは目前

2020年11月27日 | レッスン日記(小中高生)

Mちゃん(高1):

「寒い~、外めちゃくちゃ寒い」と、暗くなった中自転車をこいでやってきました。

Mちゃんは高校の定期テスト1週間前だというのに、こうしてピアノのレッスンを休まずがんばっています。

まずは先にレッスンを終えて待っていたRちゃん(小4)の伴奏「WAになっておどろう」のキーボード。

それから、オープニングとフィナーレで「やってね」と先生から渡されている「デジタルホーン」の練習。この楽器はサックスみたいなデジタル楽器で、かっこいいです。

そしてRちゃんがレッスンUPして帰った後、本命「悲愴」の第三楽章のレッスンへと進めました。

ずいぶん練習を重ねたんだなー、と思える細やかな指運び、Mちゃんの長所が光っています。

一番最後のページ、ここからどんどん盛り上がっていって、最後のクライマックスからフィニッシュへ・・・となだれ込むところ。

前回は「キメ!」というところでの和音をつかむのにかなり時間がかかっていましたが、今日はほとんど追い付き、続く数小節のパッセージも、あとほんの少しでテンポが整いそうです。

「テスト前なのに大丈夫?練習できる?」と先生が心配したのですが、

「大丈夫、これだけのことだから練習できます」との返事。さすがヒバリ教室の上級生、大物だ。

実は、今年Mちゃんが「悲愴第三楽章」を弾く、というのは、今年がベートーヴェン生誕250年、という記念イヤーにちなんでのことです。

ヒバリ教室の大人の生徒Tさんが「悲愴の第一楽章を弾きたいです」と言ったので、記念イヤーだしせっかくだから、分担して3楽章全部弾こうよ、とヒバリ先生が思いついたのがきっかけです。

言い出しっぺTさんの第一楽章は文句なしとして、続く第二楽章・第三楽章を弾く人材は・・・と考えた結果、癒しの第二楽章にドクター、そしてハイスピード&細かいスケールいっぱいの第三楽章に、唯一ジュニアクラスからMちゃんを抜擢したのです。

いつもみんなの曲を決めるにあたっては、1.その人の長所が引き立って 2.短所がバレなくて 3.弾き映えがして 4.その割に難しくなく などの事を考えながら1人1人、曲を決めているのですが、今回Mちゃんにとっては、曲の方が先に決まっていて、条件も何もあったもんじゃなかったので、いつもの年に増して苦労が多かったと思います。

考えてみると、上記の曲選びの条件で合ってるのは、1.と3.だけかもしれませんね(長所が引き立って、弾き映えがする)...

2.と4.をクリアするのは正直きびしいかもしれませんが(短所がバレるし難しい)、その代わり1.長所が引き立って 3.弾き映えがして は間違いなくクリアしてる曲ですので、がんばってもらいたいです。

この曲を弾きこなすことによって、Mちゃんのレベルは飛躍的に向上すること間違いナシですので!

がんばっておくれ~

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Rちゃん、「パイレーツ・オブ・カリビアン」完成!

2020年11月27日 | レッスン日記(小中高生)

Rちゃん(小4):

先生がRちゃんのピアノタッチを生かしたくて、発表会の演奏曲に選んだ「パイレーツ・オブ・カリビアン」。

繰り返しのパーツがほとんどなく、常に新しい流れを覚えていかなければならなかったので、大変だったと思います。

楽譜から読み取るだけではとても難しいリズムやニュアンスがたくさんあったので、歌詞をつけ、歌いながらがんばりました。

一人で練習するのが苦手で、新しいメロディーが出るたびに「難しいー」「練習できないー」と言っていたRちゃんですが、曲が少しずつできてくるにつれ、どんどん本来の良さが出てきました。

今日のレッスンには「めっっちゃ練習してきたよ!」と、見違えるような演奏を聞かせてくれました。

ソロ曲の「パイレーツ・オブ・カリビアン」だけでなく、オープニング曲、フィナーレのリコーダー、その他のデュエットや伴奏など、どれも完成しました!

今年、大成長したRちゃん、来週のレッスンが済んだら本番です。

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Cちゃん、ソナチネ完成!

2020年11月27日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小3):

今月最後のレッスン。

発表会に弾く「ソナチネ6番・ハ長調」第一楽章、指使いでずいぶん苦労しました。

音楽センスのとてもいいCちゃんなので、ともすると楽譜の指示と違うことで、なんとなく曲が弾けてしまったりすることがあります。

ポピュラー系の曲ならそれでも大丈夫な場合がありますが、クラシック、それも古典派のソナチネとなるとそうはいきません。

「ソナチネ」は純然たる器楽曲、ピアノならピアノという楽器の魅力を100パーセント表現するために作られています。

細やかな音の並び、速いスピード、何もかも、演奏者の華麗な指さばきを引き立てるためのもの。

計算されつくしたパッセージを弾くためには、1つでも指づかいをまちがえると先に進めない、あるいはミスタッチをおかす、などの不具合がかならず起こってきます。

Cちゃんの音楽センスの良さが、逆に苦労を生んだようなところもありましたが、格調高いクラシックを学ぶことができたし、早いテンポのスケールも弾けるようになったし、何より正しい指づかいを身につけることもできたし、よい機会になったと、ヒバリ先生は思います。

長い間苦労しましたが、ついにきれいな指使いで、ソナチネを最後まで弾き切ることができました!

「よしっ、できた!全部ちゃんと弾けたね!」

「やったー\(^o^)/」

Cちゃんは先生とハイタッチしました。

来週、最後のレッスンを残すのみ。

セーフで間に合いました!

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ドクター、練習UP!

2020年11月26日 | レッスン日記(大人)

ドクター(大人・男性):

クリスマス発表会まで、あと2週間と迫りました。

みんなは来週、もう1回レッスンがありますが、ドクターは月2回のレッスンなので、今日が発表会前最後のレッスンです。

ドクターが弾くのはベートーヴェンの「悲愴」第二楽章。

ゆったりした音色のピアノ、おだやかなお人柄のドクターに、癒しの「悲愴第二楽章」はピッタリです。

それだけではなく、ドクターはとても練習熱心で、コツコツ練習を重ね、発表会に出るみんなの中で誰よりも早く、曲が仕上がっていたのです。

なので、「悲愴」をキープしながらも、並行して「月光」第一楽章も練習しているのです。余裕ですね!

「月光」は、途中に何か所か、右手だけでオクターブ以上、9度の音程の音を同時に弾かなければいけない部分があり、手が届かない人泣かせです。

ヒバリは手がとても小さいので、もちろん右手だけでは弾けません。

左手も使ってカバーするか、右手だけだったら音を抜くか、で、しのいでいます。

ドクターも、初めのうちは左手をつかって補っていたのですが、練習を重ねるうち なんと前よりも手が拡がるようになって、前には両手で弾いていた部分も右手だけで弾くことにしました、と言うのです。

すばらしい!

大人になってからでも、手を拡げることができるのです。

ドクターの努力の賜物(たまもの)ですね。

こんな優等生のドクターなのに、

「昨日、夢見ちゃった…ピアノの発表会なのに練習か間に合わなくて、どうしよう、って焦ってる夢」と言うのです。

そして、「先生のご機嫌取っておこう🎵」と、ステキなケーキをお土産に買ってきてくれたんですよ〜

ドクター、ヒバリにミツギモノしても、ご利益はないですから〜

それに、もうピアノ充分間に合ってますから~

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サー・デューク完成!

2020年11月26日 | ジャズ・ポピュラーその他の曲

さん(大人・男性)

今月最後のレッスン日となりました。

苦労して練習してきた「サー・デューク」、全部上手に弾けるようになりました!

歌+ピアノの後のピアノソロの部分、あんなに大変だったのに、軽々と弾いてる(ように見える)ようになりました。

イントロのピアノはもっと短くてもっと簡単なんですが、それでさえ「こ、これを自分で弾くんですか?」とびびっていたことがウソのようです。

と、ヒバリ先生は思っています。

ご本人はまだまだそんな気にはなれていないようなんですけどね。

そして、Kさんはリズム感やノリ感のセンスがとてもいいので、それを見込んで、発表会当日は、Kさんの弾き語りに合わせて生ドラムを付けてもらうことにしました。

ドラム合わせは当日本番前のリハだけ、ということになりますが、Kさんはセッション感覚がいいので大丈夫です。(と思います。)

さあ、発表会まで、あと1回、来週のレッスンを残すのみ。

自信をもって、余裕の演奏ができるようにがんばりましょう。

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「チューリップ」はヨナ抜き音階

2020年11月25日 | クラシック曲

さっきの日記でちょっと書いた「チューリップはヨナ抜き音階」ということ。

「ヨナ抜き」の「ヨナ」とは、「4(ん)番目」と「7(な)番目」のことで、ヨナ抜きというのは、音階の中の4番目と7番目の音抜き、その音がない、ということです。

ハ長調のヨナ抜き音階に例を取ると、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、、ド、と、4番目のファ、7番目のシがありません。

これは日本でもともと使われていた歌や音楽に由来しています。

民謡とか演歌、それとか琴や三味線、雅楽などの古い音楽は、西洋音楽とちがった独特の音階で作られていて、それが「和風」の雰囲気を出しています。

日本に西洋音楽が入ってきて、「唱歌」などが作られ始めたのは明治時代ですが、西洋の音楽理論、記譜法を使っていても、それまでに耳なじんだ「ヨナ抜き音階」の世界観が染みついた日本人には、作る側も聞いたり歌ったりする側も、この音階による旋律が心地良かったのでしょう、そのため、そのころ作られた曲には「ヨナ抜き音階」の曲がとても多いのです。

「チューリップ」「はとぽっぽ」「おしょうがつ」「まめまき」など、文部省唱歌にたくさん見られます。

また、それ以降時代が進んでも、ヨナ抜き音階による曲は日本人の耳にとても受けがよく、歌謡曲などにもよく使われていますよ。

みんなも「ヨナ抜き音階」の曲をさがしてみてね。

ちなみに、ヨナ抜き音階の曲は、黒鍵だけで全部弾けます。

ためしに「チューリップ」を、上の画像で赤いマークのついている音を「ド」と考えて弾いてみましょう。

ねっ、ぜんぶ黒鍵だけで弾けるでしょ。

余談ですが、スコットランド民謡でも似たような音階を用いた曲がたくさんあります。
「蛍の光」とか「庭の千草」とかの曲が、なんとなく懐かしい感じを誘い日本人好みと言われるのは、この「ヨナ抜き音階」で日本の歌との共通点があるからです。

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保育園トリオ、自分たちでメロディーベル合奏考えた♪

2020年11月25日 | レッスン日記(幼児)

Mちゃん、Kちゃん、Rくんの、保育園なかよし3人組。

今日は、3人いっしょに発表会の練習をしました。

普段から仲良しの3人なので、集まっての練習は嬉しさではじけそう。テンションMaxです。

一人一人メドレーで弾くピアノ、「スヌーピーのハッピーダンス」の合奏、と大盛り上がりで進めていきます。

そしてオープニング「ウィンター・ワンダーランド」のスズとメロディーベルの練習が終わったとき、Rくんが言いました。

「このベルでさ、なんかやってみようよ。『チューリップ』やってみよう」

「いいよ!」

Kちゃん、Mちゃんもソッコー賛成。

「ウィンター・ワンダーランド」では、Kちゃんが「ド」と「レ」、Mちゃんが「ミ」、そしてRくんが「ファ」のベルをそれぞれ担当しています。

みんなで「チューリップ」のメロディーを思い出しながら、順ぐりに手に持ったベルを鳴らし始めました。

自分たちで新しい演奏を考え、取り組んでいくっていいことだ。

みんなすばらしい。クリエイティブだ!

近ごろとみに実力が上がり、自信も出てきたRくんがリーダー役です。

「ド、レ、(とKちゃんに手と目で合図)、ミ、だからこっち(とMちゃんに合図)、そんでまたド、レ・・・」

3人とも、いつ自分の音がまわってくるかと、ドキドキ最高潮。

いつの間にか、お互いが向き合った小さな輪になり、真剣にベルを振っているその姿を見ながら、先生は笑えて笑えて。

だってさ、曲目が「チューリップ」なんだもん。

チューリップがなぜおかしいかって?

まあ、もう少し様子を見てみましょう。

ドキドキしながら、指示がきたら自分の音をまちがえないように出していくKちゃん・Mちゃん。

二人に指示を出しながらも、自分も番が回ってきた時のため注意を怠らないRくん。ドキドキ。

「ド、レ、ミ、ド、レ、ミ、ソ、・・・はいないから、ミ、レ、ド、レ、ミ、レ、 ド、レ、ミ、・・・」

もう先生は大笑い。窒息死寸前だ。

チューリップは・・・

チューリップは・・・

「ファ」がないんだよぉ~wwwww

(ここで実況からちょっとそれますが、「チューリップ」は古くから日本の歌で使われてきた「ヨナ抜き音階」という、ファとシがない五音音階でできている歌なのです。

「ヨナ抜き音階」については、また改めてお話しします。)

はい、再度実況にもどります。

最後まで演奏し終わって、「アレ?」とキョトンとしてるRくん。

出番なかったね・・・

あの緊張のひとときは何だったのか。

しかしRくん、気を取り直し

「じゃ『スヌーピー』やってみようよ」と次なる曲を提案しました。

「スヌーピー」なら3人ともしっかり覚えてるし、お手のもの。

はいっ、いくよ!

ドレミ、ミレド、レードー、 ドレミ、ミー・・・

ドレミ、ミレド、レードー、 ドーレレー・・・

ファがないよ~・・・

だって、この曲は、ピアノ新入門の3人がドレミばっかりで弾けるようにと、先生が決めた曲なんだもん。

先生はゲラゲラ大笑い。

だがしかし。

ついにその時は来た!

フィニッシュ直前、Kちゃん・Mちゃんの出番がすっかり終わったその時。

メロディー最後の部分だ。

Rくんは「ファ」と「ソ」のベルを右手・左手に1個ずつ握り、

ファファファソ! 

ファファファソ!

ファファファソ!

と3連続で独壇場の音を高らかに打ち鳴らしたのでした。

すでに窒息寸前だった先生は、このダメ押しでほんまに窒息しました。

最後は3人そろってポーズ。めでたし!

あ~、ピアノ教室って何ておもしろいんだろ。

現場からは以上です。

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Sちゃん「ゴーゴーピアノ1」ぜんぶ弾いちゃったよ!

2020年11月25日 | レッスン日記(幼児)

Sちゃん(年少):

4歳のSちゃんは、ヒバリ教室の中で一番新しい、そしていちばん小さい生徒です。

毎週元気に通ってきていますが、まだ、ピアノ教室に何をしに来ているのか、よくわかってはいないんだろうなあ、と思います。

ヒバリ先生のことは「おともだちだよ!大人のおともだち」と言って、一緒に楽しく遊ぶ相手だと認識しているようです。

「先生から何かを教わる」という気持ちで来ていないので、「これをやろう」と持ち掛けても「いやだ。こっちがいい」と言ったり、教室にあるおもしろそうなものをあれこれ触ってみたりすることもあり(おもしろそうなものがいっぱいあるんだ、これがまた。)、自分の気の向くままに動いています。

でも、そこは先生との駆け引き。

Sちゃん自身は好きなことをやっていると思っていながら、実は先生の思惑(おもわく)に沿った流れにリードされているので、最終的にはそこそこの学習をしてレッスン終了、となっていきます。

今日は、最初のうち ソファーにあったたくさんのぬいぐるみをせっせと並べていましたが、並べ終えて、先生から「『ゴーゴーピアノ』の本を見てみよう。かわいい絵がいっぱいあるんだよね」などと誘われてページを開きました。

「あっ、いちごのケーキだ!」「うさちゃんだ。かわいい!」などとイラストに引き付けられ、「この歌弾いてみる?」「うん!」と音符に目を向けます。

Sちゃんは「ドはここ?」「レは・・・ここ?」と先生に確認しながら、次々とテキストの曲を弾き始めました。

「次はどんな絵が描いてあるんだろう」という興味に引かれながらどんどんページをめくり、ドだけの曲、ドとレで弾く曲、そしてド、レ、ミ、と3つの音が使われている曲、と弾き進めていきます。

弾いたページには、大きな花マルをつけてもらいます。

動物やフルーツなど、かわいいイラストのページはもれなく弾きますが、自動車、電車など、別段かわいくない絵のページはとばします。

「ゴーゴーピアノ1」では、ド、レ、ミ、の3つの音だけが使われています。

どのページを開いても、さほどテクニックの難しさは変わらないので、Sちゃんの好きなページ、好きな絵の曲だけ弾いていてもオーライです。

「すごい。じょうずに弾けるね。この本、全部弾けちゃうかもね?!」

「うん、ぜんぶ弾く!」

驚くほど集中し、Sちゃんはとうとう最後のページまで弾いてしまいました。

「すごいね。最後までぜーんぶ弾いたよね」先生は言いながら、ページをめくっていきます。

「あれ?この、電車のページは弾いてなかったんだ?花マルついてないね」

「うん、今ひく!」

こうして、最初とばしていたページも全部花マルで埋まり、この間もらったばかりの「ゴーゴーピアノ1」は今日で修了となりました。

本当は指番号と鍵盤をリンクしながら進めていくのですが、Sちゃんは1本指です。

でも、今日弾いているうちに、ド、レ、ミの鍵盤、そしてそれに対応するド、レ、ミ、の音符を自然に覚えられたようなので、まずはそこからでもよし。

たくさん音符を読んで、たくさん集中して鍵盤を弾いて、がんばったね。

最後は元気に「はしのうえで」を歌って、弾いて、今日のレッスンはおしまいです。

さあ、この続きどんな風に、鍵盤や音符を進めていくか。

それは、また来週からの敵、いえ、Sちゃんの出方次第です。

来週もまた、ピアノで楽しく遊ぼうね。

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オープニング、ロングバージョンに変更するよ🎵

2020年11月24日 | レッスン日記(小中高生)

11月最終火曜日の今日、Mちゃん(小5)、Lちゃん(小5)、Cちゃん(3)の「美女と野獣チーム」が合奏練習に集まりました。

自分たちの持ち曲「美女と野獣」の他、下級生たちのための伴奏、オープニングと、順にリハを進めました。

オープニングの「ウィンター・ワンダーランド」練習用の伴奏音源に合わせ、3人が着実に役割をこなしていきます。

今日は、本番で使うキーボードを全部並べて音色もちゃんとセットしてあったので、一気に臨場感ありあり。

へー、なかなかイイじゃん。

と思ったら、もう演奏終了。

そうだよね。

オープニングはサッと終わるつもりで、1コーラスだけのアレンジにしているのです。

「ねえ、なんか短くない?これじゃ」

先生は3人に聞きました。

せっかくの演奏、1コーラスじゃもったいない気がしてきた

「いまさらだけどさ、こういうのはどうかな。最後まで行ったら、そこで終わらないで、もう一度Bメロに戻るの(LちゃんとMちゃんが登場するとこ)。それから後は今まで通りの流れで終わりってどう思う?長いかなあ?」

するとLちゃんが「私は長い方がいいと思う」と意見を。

「その方が、収まりがいいかな?」と先生。

「うん、収まりがいい感じ」とLちゃん。

「私もいいですよ、長くして」MちゃんもOKです。

「じゃ、大きい人たちはみんな変えても大丈夫だね」みんなの頼もしい返事に、先生は安心して言いました。

「問題は小さい子たちだ今から変えても大丈夫かな」

「私は長くたっていいよ」

3人の中で一番年下のCちゃんが言いました。

Cちゃん、自分は『小さい子』だと考えて、その意見を言ってくれたわけじゃないよね?

Cちゃんも『大きい人』だからね?

ちょっと前までLちゃん・Mちゃんは「新人」、Cちゃんは「小さい子」という立場だったそれが、今では3人とも、ヒバリ教室の立派な中堅となっているのです。

ってことで、このブログを読んでくれたヒバリ教室のみなさん、オープニングは、ちょいロングバージョンとなりました。

次のレッスン(って、ほとんど発表会前最後のレッスンだけど)でやってみるので、うろたえないようにお願いします。

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K子さん、イタリア協奏曲がんばります

2020年11月24日 | レッスン日記(大人)

K子さん(大人):

今日が今月最後のレッスンです。

発表会は12月の第1日曜日(6日)なので、本番までは、来週12月1回のレッスンを残すのみ。

ページを削除されるかどうかの瀬戸際に立たされていた「イタリア協奏曲」、がんばって練習を重ねて命乞いをし、本番では全曲通して弾くことに決まりました。

暗譜はもうできている、それがすばらしいです。

全曲通して弾くこともできています。

ただ、問題の2ページ、一生懸命弾いているんですが、どうしても16分音符の連続が大変なので、他の部分から少しずつテンポが落ちてしまうのです。

苦労してようやく最終ページまでたどり着き、冒頭と同じ主題のメロディーを再現すると、アレ?なんだか最初に弾いたときよりテンポが遅い…

うーん、途中で少しずつ少しずつテンポが落ちていって、その流れでテーマを再現することになるので、その時に「テンポが落ちてる」ということが明らかになるんですよね・・・

そして、自信がない所は、つい音も小さくなって、「自信ないです」ということがバレてしまう。

K子さん自身もそれらのことに気づいていて、「本番間に合うかしら」と心配になってる様子。

でも、K子さんはそんなことでめげない気力の持ち主!

それにまだまだ時間はある。

本番まで、2週間近くあるんだから。

「そうね、焦ってもしょうがない。がんばるしかないわ」

そうそう。

持ち時間いっぱい、がんばって努力を続けましょう。

きっとやれるよ!

本番まで、レッスンは来週1回です。

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