HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

セント・パトリックデー パレード

2012年03月18日 | その他日記
アイルランドの聖人、セント・パトリックの命日にちなんだお祭り「セント・パトリック・デー」。
毎年この時期に、アイリッシュ・ネットワーク・ジャパンの主催により、日本の各地で「パレード」が行われます。
東京では 表参道。
アイルランドのシンボルカラー「緑色」を身につけた人々が、にぎやかに更新します。
外国の人もたくさん、パレードや観客として参加していて、日本じゃないような錯覚に陥ります。



 ブラスバンドもいる。

 スコットランドのキルトを履いた人たちが、バグパイプを演奏しながら。

 緑のスカートでダンスをしながら。

 犬たちも緑。





 巨大なギネスビールや

 ダース・べーダーもパレード。

 パレードのあと、表参道ヒルズで アイリッシュ・ダンスの無料ショーがあった。

T&T それぞれの新しいテキストは

2012年03月06日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小6):
「もう暗譜しちゃった!」
珍しく、妹のTちゃんより先に 自分からピアノにスタンバイするとは。
Tくん、よほど自信アリらしい。
先週「くまんばちのブギ」を終わらせて、「大人のためのピアノ教本2」を無事修了。
新しいテキストとして、彼にはC.ロリンの「ジャズ!ジャズ!ジャズ!」という本を渡しました。
その名の通り、ジャズスタイルの曲ばかりが載っています。
6年生の今日まで Tくんと付き合ってきて、ヒバリ先生は、彼の今後として、この方向をオファーすることにしました。
もちろん本人も「やったー顔」でニンマリとそれを受け入れ、本日のレッスンとなったわけです。
ブレイク感が心地よい1曲目、そして左手にズン!ズン!というビート感が出てくる2曲目と、「ジャズスタイル」を感じる曲が 次々 それほど難しくなく弾けて、彼はまたもやニンマリです。
この調子で、ほんとに大人っぽくジャズが弾けるように成長していってもらいたいです。

Tちゃん(小4):
Tちゃんも「ダイアナ」を最後に 「大人のためのピアノ教本2」を修了し、先生からもらったのは・・・
「ブルクミュラー」です。
Tちゃんには、スタンダードなクラシックピアノレッスンの路線を、さらに進んでもらいたいと思って この本をわたしました。
もうかなり大人っぽくなってきたTちゃんなので、ブルクミュラーの色彩豊かな表現の世界を味わってもらいたい。
Tちゃんが第1曲「素直」のページを開くと、そこには 赤エンピツで もうたくさんの書き込みがしてあってびっくり!
間違いやすい箇所を目立つようにチェックしてあったり、読みにくい音符の読みが書き込んであったり、注意事項を書き込んでいたり、もうもうバッチリと勉強してあるのです。
「すごいねー。いっぱい勉強してきたね」
「うーん、まちがえそうなところがあったから・・・」
こう言いながら、Tちゃんが「素直」を弾くと、指使いにも注意し、リピートの場所も間違えず、ミスタッチもほとんどなく、本当にバッチリと予習ができてました!
さっそくマルがついて、2曲目の「アラベスク」は 2年前ぐらいの発表会で弾いたのでもうマル、で、早くも宿題は3曲目の「牧歌」です。

横からTくんが、「おい、T、今度何番目の曲? 俺、もう3番目だぞ」と自慢そうに言っています。
そう、二人とも、もう3番目の曲だよ
二人とも、ほんっとによく練習してきたんだね~、と褒めたたえつつも、(実はこれだけやってこれるってことが実証されたわけだ。これで、普段どんだけ練習してないかってことも判明したな)とひそかに思う先生であった。

Y子ちゃん復帰

2012年03月04日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小6):
受験のため、1年ほどピアノを休んでいましたが、もう受験も無事終わり、中学も決まってホッとしたので、またピアノに復帰することになりました。
今日は、復帰第1回のレッスンです。
「ずーっとやってないから、指が動くかなあ」と言いながら弾いた「バーナム」ですが、大丈夫、ちゃんと指も動くし、音符もスラスラ読めます。
「ブルクミュラーはどこからだったっけ?」
「ここからだと思う」とY子ちゃんが開いたのは「心配」のページです。
「『心配』かあ・・・復活していきなり『心配』とは暗いね・・・」
「そうだね」と Y子ちゃんは笑っています。

「最初の方は、次々湧き上がってくる心配な気持ちが表れてる感じだよね?それを2回くり返して、中間にきたら 少し明るくなった。ね?」
「うん、明るい」
「『心配してたけど、でも意外と大丈夫かも』って、ちょっと明るい希望を持ったんだね。だけどやっぱり、すぐまた不安がふくらんでくる」
「ああ、ほんとだ、うんうん」

うち消してもうち消しても膨らんでくる心配や不安。
「大丈夫!」と自分に言い聞かせて希望を持っても、それはつかの間で、すぐまた不安はあとからあとからわいてくる・・・
この、ブルクミュラーの短い小品の説明をしながら、Y子ちゃん自信が経験した「受験」と それに対しての思いは、この曲に重ね合わされるものだったのではないかしら・・・と思ってしまった。
これから中学生になり、多感な時期を迎えるY子ちゃん。
こうしたブルクミュラーなどの曲を勉強することが、彼女のこれからの豊かな精神生活を育む上で 大いに役立ってくれることを願っています。

キャサリン・ロリン ピアノdeプレリュード

2012年03月04日 | レッスン日記(小中高生)
Tさん(大人):
2月から 月2回のレッスンを始めたTさんは、コンピュータの設計をする人なんだそうです。(すごい!)
ピアノは、ショパンなどのロマン派が好きとのことなので、キャサリン・ロリンの「ピアノdeプレリュード・ビギナーから弾ける14の小品」をやってみることにしました。
キャサリン・ロリンという作曲家は、ショパンやシューマンなどと同時代に生きた「ロマン派」の作曲家ではなく、現代のアメリカに生きている女性作曲家です。
けれど「ロマン派スタイル」や「古典派スタイル」などの雰囲気のある小品を、ビギナーのためにたくさん書いています。
まだ、それほど知られてはいないかもしれませんが、彼女の曲は どれも易しいテクニックで弾けて、それでいてピアニスティックでおしゃれ。
ビギナーでも「ピアノを弾いた!」という満足感が得られる、嬉しい曲集なのです。
今日、Tさんは、第13曲の「ヘ短調のプレリュード」を弾きました。
こういう、しっとりした曲は、ピアノタッチの良さが音の美しさを際だたせます。
逆に言えば、スピードを出さなくていいので指がもつれる難しさはない反面、繊細なタッチの難しさがある、ということですね。
右手と左手での音色やタッチの弾き分け、声部によってのフレーズ感の区別、曲の部分によっての表現など、音使いはシンプルでも 難しさは限りなくあります。
でも、だからこそやりがいもあるというものですね。
これぞピアノ!という感じの、ロマンティックな「プレリュード」は、将来のショパン演奏への第一歩となることでしょう。
がんばりましょう!

Sちゃん・となりのトトロ

2012年03月03日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小2):
「こどものポピュラーピアノ曲集」の中から、「これが弾きたい」と「となりのトトロ」を選びました。
「もう両手で弾いてきた」と、Sちゃんは とってもがんばって見開き2ページの曲の最後まで、両手で弾きました。
この「トトロ」の編曲は けっこう難しいのです。
右手は、みんなもよく知っているメロディーなので、なんとかすぐに弾けるのですが、問題は左手・・・
8分音符の分散和音の形でアレンジされている左手パート、音が次々変わり、臨時記号がたくさん出てきて、ものすごく集中して楽譜を凝視してないと、正しい音が弾けません。
Sちゃんは 楽譜に吸い付けられるように 真剣な顔で音符を見ながら、本当にいっしょうけんめい弾きました。
「うわあー、がんばったねえ。」
「うーん、ちょっと大変だった」
「そうだよね・・・来週は、全部最後まで両手でやってこなくてもいいよ。とっても難しいんだから、半分までとか、区切りながら仕上げていくのでいいからね」
「はーい、わかった・・・」
楽譜を拾い拾い、頭を使って神経を使って、たどたどしく最後まで弾くよりも、半分でいいから 音楽を感じながら生き生きと弾けるように練習する方が 楽しいし効果的です。
特に、年齢の低い子どもたちの場合は、集中力も大人ほどはないので、1曲分集中しているのは 大変神経を使うことだと思います。
Sちゃん、来週は、半分だけ、だけど伸び伸びと弾いてみようね。

Nちゃん新しい本

2012年03月03日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小1):
「あのね、学校で「よろこびの歌」っていうの、合奏するの!こんな曲だよ」
Nちゃんは、レッスン室に入るとすぐに、その曲を弾いてくれました。
ベートーヴェンの交響曲第9の4楽章を簡単にした その「よろこびの歌」、とても生き生きと弾けています。
「へー、この曲弾くんだ。じゃあ・・・」
先生は、Nちゃんのために用意してあった、新しい楽譜を取りました。
「この本、今日Nちゃんにあげようと思ってたんだけど・・・それじゃあ、いきなりこの曲から始めちゃおうかな?」
そう言って開いたのは、新しいテキストのまん中ぐらいにある曲・・・「よろこびの歌」です。
「ほら、見て。『よろこびの歌』だよ。Nちゃん、もう右手弾けてるんだもん。だから、まん中ぐらいだけど、最初にこの曲やっちゃおか?」
「うん、そうしようか!」
Nちゃんはニコニコうなずきました。
そこで、いきなりだけど 左手のCのコード、そしてG7のコードを押さえられるように練習し、その形で、伴奏をつけて練習してくることにしました。
ただ、Nちゃんはまだ手が小さく指も細くて、Cはまだしも G7のシ・ファ・ソという3つの音を同時に押さえるのが ちょっと苦労です。
そこで、G7は シを抜かして ファソ だけで弾くのでいいことにしました。
そのうち、指が届くようになったら、シの音を加えればいいのです。
Nちゃんは、もう1冊、オレンジのバーナムももらいました。
本を開くまでは「むずかしそうかな~」と不安そうだったNちゃんですが、本を開けて最初の課題「あるこう」と 次の「はしろう」をやってみたあとは、
「おもしろそうな本だね!」と元気に言いながら帰っていきました。
Nちゃんも、もうすぐ1年生が終わり 2年生になります。
前によくベソをかいたり、自信をなくしたりしていた頃とは格段にしっかりと成長してきています。

M&M 楽譜書きにチャレンジ

2012年03月02日 | レッスン日記(小中高生)
将来は音楽の学校に進みたい、という希望を表明したM3ちゃん(中1)のため、レッスンの中でも少しずつ、そのための準備を始めていかなきゃな、と考えていました。
音大や音高の受験には、ピアノや歌などの実技だけじゃなく 楽典とか音楽史とか、ソルフェージュとかのテストも受けなければなりません。
その中に「聴音」という科目があります。
ピアノで弾かれたメロディーや和音を聴き取って、それを楽譜に書く、というものです。
M3ちゃんも 仲良しのMちゃんも、すでに「絶対音感」が身についており、聴いた曲をすぐに歌ったりピアノで再現したりすることもできます。(前に試してみたんだ。)
あとは、それを楽譜に書きさえすればOK!

ところが!
ためしに楽譜を書かせてみると、M&Mは二人とも、楽譜の書き方はテンでダメ、ということが判明したのだ。
特に音大目指すM3は、課題の曲を書こうと 小さな頭をひねりまくっているうち「♪タッピオカ~、タッピオカ~、タッピオカくん~」と 意味不明の歌を歌い始め、自分で作り出したキャラ「タピオカくん」に取り付かれてしまう始末。
「じゃあ、その『タピオカくん』の歌を書いてごらんよ」と先生。
「ええっ。どんなリズムかわからない・・・」
自分で作った歌でも書けないのだ。歌えても書けないのだ。そういうことなのだ、楽譜が書けないというのは。
「それじゃ、しゃべれるけど書けない、っていうのとおんなじだよ。文盲だよ」と意地悪に突っ込む先生。
うろたえたM3は、五線紙に「タピオカ君」の絵を描いてしまった・・・
「絵で描いてどうすんのさ。楽譜で書いてごらんよ、『タピオカくん』を!」と、先生はどこまでも厳しい。
「うわあ~」

・・・と、これが先週の様子。
今日は、M3ちゃんMちゃん一緒に、ごく初歩的に「リズム聴音」をやってみました。
Mちゃんの方は、別に音大志望ではないのですが、彼女もまた優れた音感を持っています。
近い将来には、TVやネット、CDなどで聴いた音楽を耳コピして、どんどん新譜を弾いていけるようになってもらいたい。
そのためにも、この機会に「聴音」を学習してほしいと思います。

今日はメロディーを付けず、リズムだけを聴いて 書き取っていきます。
M3ちゃんが先生から、「ト音記号がこんなちんちくりんじゃダメだよ」
「小節の中で、音符がはじっこにクチャッと固まっちゃってる」とあれこれ言われてるのを、先に書き終わったMちゃんが見て 大受けしています。
楽譜書き・・・なかなか難しいもんですのう・・・

M4ちゃん新しい本

2012年03月02日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小1):
いつもは水曜日がレッスン日なのですが、今週は地域で催されたイベント(タップダンスだって♪)に参加したいから、ということで 今日の金曜日に振替えました。
先月、「2月いっぱいで 今のテキストを終わらせる」という目標を易々とクリアして、月末を待たずに新しい本をもらったのでした。
それも3冊も!
「ぴあのどりーむ」「併用曲集」そして「バーナム」のオレンジ色です。
「本、一気に増えちゃったけど、多すぎ?」
「ううん、大丈夫!」
元気いっぱいに答えて、3冊もの本を手提げにつめこんで帰っていったM4ちゃん、その言葉通り、3冊の新しい本を、それぞれ2曲ぐらいずつ しっかり弾いてきてました。
1年生がもうすぐ終わるM4ちゃん、確実に、バッチリ実力がついています。
もう、多少長い曲でも難しい楽譜でも、恐れず弾きこなしていけそうです。

次々とマルをもらって、レッスンが終了したM4ちゃん、後から来たM&MのM3ちゃんと並んで ちょこんとソファーに座り、おねえさんが「食べる?」と分けてくれた袋菓子をポリポリ食べながら、行儀良くママのお迎えを待ってました。
普段は会うことのない 中学生のおねえさんたちと同席して、緊張と嬉しさがいっしょになった興奮で、M4ちゃんの顔は はち切れそうに上気してました