HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

アルペジオを 早くきれいに弾くコツ ♪

2019年06月23日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス

Tさん(大人):

今週は少しだけ練習時間が捻出できたか、久しぶりに「チェルニー30番」を持参しました。

練習曲は15番、両手の三連符によるアルペジオの課題です。

ちなみに、チェルニーに限らず、Tさんがレッスンに曲を持ってくるということは、ほぼ暗譜してるということなんですよ。

すごいですね!生徒の鑑(かがみ)!

熱心によく練習してるだけあって、音は大体取れています。

ただ、1つ気になったのは、アルペジオで和音を分散させながら弾いて行く時、微妙に前の音が残ってしまうこと。

そうすると、音が重なって濁(にご)ってしまうし、手の重心移動にも影響が出てしまいます。

アルペジオをきれいに、しかも速く弾くコツは、弾き終わった音を速やかに離し、ただちに手の重心を次の音へと移動していくこと!

さっきの音に重心が残ってしまうと手に重りがついたように動きが制限されて、クリアなアルペジオが弾けません。

「ちょっと、この辺を弾いてみてね」と、両手ユニゾンでのアルペジオ部分を弾いてもらい、その手の様子をiPhoneで動画撮影し、Tさんにも見てもらいました。

すると、音が少しずつダブっている、特に、真ん中の3の指が離れずに残っていることが見て取れます。

この点に注意して、音の移動と重心の移動をすばやく行うように心がけると、音を残していた時とは比べ物にならないくらい手が軽く感じられるようになります。同時に、弾くスピードも驚くほどアップできることがわかると思います。

Tさんが並行してレッスンしている「革命のエチュード」も、アルペジオをきれいに弾く練習曲ですので、このチェルニーでの注意ポイントを生かして、同様に軽やかなアルペジオを弾くことに役立ててくださいね。

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Tくん ピアニカ製作マエストロ♪

2019年06月23日 | レッスン日記(小中高生)

Tくん(小1):

そろそろTくんが来る時間になったので、玄関に行って、靴箱の陰に潜んでました。

来た来た。

玄関ドアがそーっと開きました。

そーっと入ろうとしたTくんが顔を上げたら、ヒバリ先生と顔が合って「わっ」とびっくり、二人で大笑い。

「ほらっ」

Tくんが手に持ってきて見せてくれたものは、ダンボールで作った

「ピアニカだね!!」

ヒバリ先生は叫びました。

「すごーい!作ったの?」

Tくんは慎ましやかにうなずきました。

それはそれは素晴らしい作品で、Tくんの情熱と工夫が満載されています。

 

ダンボール箱をピアニカの大きさに切った土台に、鍵盤の大きさに切ったボール紙がズラリと並んでいます。

横にはストローを2本繋いだ「吹き口」も取り付けられています。

白鍵は「折り紙のパッケージの土台」を切ったもの、そして黒鍵は、それを黒く塗って作ったとのこと。

きちんと正確に白鍵と黒鍵が配置されていて、それだけでも素晴らしいのですが、最高なのはそれらの鍵盤がちゃんと弾けるように工夫されていることです。

なんと1つ1つの鍵盤の下には、丁寧にジャバラ折りした紙が貼り付けてあって、指で鍵盤を押すとちゃんと下に押せるようになっているのです。

「すごいねー!!これ作るの、すごーく時間かかった?」

「うん」

小学校に上がって3ヶ月足らずの子が、白鍵を1枚1枚、これだけの枚数 小さく切り揃えるだけでも、どれだけ根気がいったことでしょう。

黒鍵の1枚1枚、黒く塗るのに どれだけ時間がかかったことでしょう。

細かいジャバラ折りを 全部の鍵盤の数分 根気よく折りたたむのに、どれだけ神経を注いだことでしょう。

この力作を6歳のTくんが作ったかと思うと 泣けそうです。

「ちゃんと弾けるようになってるんだね。弾いてみてよ」

偉大な楽器制作者は、誇らしげに自作のピアニカで音階を弾いてくれました。

Tくんの、ピアニカへの想いがどれだけ熱いものか。

皆さんにも、よーくおわかりいただけましたよね?!

 


「舟歌」の世界観 ー ロマンチックすぎ?

2019年06月22日 | ブルクミュラー

Mちゃん(中3):

「残ってるブルクミュラー一気に終わらせよう作戦」続行中。

今日は1ヶ月前にこの作戦が開始されてから4曲目、22番「舟歌」です。

前回「私にはとても無理〜似合わない〜」と言っていた、天上の音楽のように美しい「天使たちの合唱」が意外にもきれいに弾けて、「美し系の曲だって弾けるじゃん!元気いっぱいの曲しか似合わないわけじゃないじゃん」と大いに褒められ、「意外と弾けた\(^o^)/」と自信をつけたのでしたが。

今回の「舟歌」、「なんかあんまりわかんない」と本人が言うとおり、一応音は弾けているんだけれども、何というかこう、うっとりするようなロマンチックさや、ゆらゆらとたゆとうようなまろやかさがうーん

ヒバリ先生としても、イメージをかきたてるべく色々がんばったんですが(汗)

ベネチアのゴンドラのこと、たそがれ時のゴンドラデートのこと、粋な船頭さんが舟を漕ぎながら歌ってくれるラブソングのこと、ゆらゆら揺れる二人だけの世界のこと、とうとう船着場に到着して名残惜しいお別れの余韻のこと

Mちゃんだって、「そう言われればそうかも」と感じてはきたらしい。

けれども、いざ自分で、ピアノの音色に刻々と移ろいゆく和音の変化に寄せた微妙なうっとり感やラブラブ感や切なさ感を乗せて表現するのは

「無理〜」でした….(>_<)

「私が船に乗ったら『わーい、船だー』ってはしゃいじゃいそう

「そうだ、だから、こんなにリズムが元気にはずんでるし、和音がガーン!と力いっぱいなんだな」

唯一、Mちゃんが心から「うん、わかる!本当にそんな感じ!」と叫んだのは、序奏の終わり(8小節目)、メロディーに向けての前奏が始まる前の部分です。

 

「船着場から二人がゴンドラに乗り込んで、船頭さんが竿を大きく押して、さあ、出るよ!ってところ。ほら、ディズニーのアトラクションで、目の前の扉がガーッと開いて、さあ、スタート!って、あの感じだよ」と言った部分でした。(^^)

結局「この『舟歌』の世界観は 小中学生には到底無理。難し過ぎ」とヒバリ先生が結論を出し、「Mちゃん一人で美しく弾くのはムリだから、伴奏してあげるよ」と、先生が伴奏を甘く切なく奏(かな)で、Mちゃんがメロディーで必死にその表現についてくる、という形をもって「舟歌」は修了としました。( ̄ ̄;)

もっと何度もレッスンして、表現を追求してもよかったんだけど、今テストや塾でアタマが疲れ切ってるMちゃんに、これ以上の混乱を強いるのは苛酷な気がして

この場はひとまず舟歌のロマンチック世界を後にし、その次の「帰郷」に進んで明快・元気に弾んだ世界にワープしよう、ということにしました。 

「うん、これなら弾ける!単純だもん!」

Mちゃんも元気にガッツポーズで決めました。

今度は表現しっかり頼むよ〜


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テイクファイブ、アドリブに入ってます♪

2019年06月22日 | レッスン日記(小中高生)

Nちゃん(中3):

ジャズの「テイクファイブ」を練習しています。

リズムは4分の5拍子。

Nちゃんはジャズやアドリブも慣れてるし、簡単に弾けるよね、と思って選んだ曲でしたが、最初のうちは思ったほど順調に進まず

今までやったことのない 5拍子のリズムに、戸惑ってしまったようです。

そうか。5拍子は難し過ぎたのか大丈夫かな

楽観していた先生も、ひそかに案じたりしましたが、大丈夫。

Nちゃんは、毎日の熱心な努力で、ちゃんとリズムを克服したのです。

テーマ部分は もうすっかり良いノリ。そして今は、アドリブ部分を 少しずつマスターしていっています。

かなり大人っぽい曲だと思うけど、Nちゃんが「難しそう」とか「できない」と言ったことは これまで一度もありません。

どんなにややこしいリズムやテクニックが出されても、ニッコリ笑って「がんばります!」と言うNちゃん。

そして本当に、がんばって克服していってる。

誠実な努力家Nちゃんなのです。


晴れの日とくもりの日・Cm気に入った?

2019年06月21日 | レッスン日記(小中高生)

Rちゃん(小3):

このところ、バーナムを順調に進めています。

今日はオレンジのバーナム、先週残しておいた、グループ3のまとめ「元気いっぱい、さぁひこう」をすんなり合格して、続くグループ4に入りました。

まずは「深呼吸」で、今までに習っていたCのコードに加え、新しくG7のコードを習いました。

CとG7、それぞれ3音を同時に押さえるのは、初めてのときはなかなか大変です。

苦労しながら2種類の和音をやっと弾き分けたと思うまもなく、次の「晴れの日とくもりの日の散歩」ではドミソのミにのついた「Cm(シーマイナー)」の和音が。

「え〜、何これ?」と恐れをなしたっぽいRちゃん。

まずは楽譜を見ながら、そろそろと弾いてみます。

「晴れ」は明るいCの響き。

「くもり」はちょっと暗いCmの響き。

最後のリピートマークで、もう一度初めに戻ります。

2回目は、先生も伴奏を添えて一緒に。

難しいのをやっと弾き終えて、もうこれで限界かな….と思ったその時、Rちゃんは言いました。

「もう1回、弾いていい?」

えっ、いいよ、もちろん。

「はい、はい、せーの、ほら!」

鍵盤にスタンバイしたRちゃんは、弾き始めるテンポをとりながら、こっちを向いて、一緒に弾こうと誘っているのです。

Rちゃん、CとCmの響きが気に入ったんだね!

先生が伴奏して、Rちゃんがメロディーを弾いて、二人で何度も「晴れの日とくもりの日」を弾きました。

今日は猫ちゃんの病院に行くから、ちょっと早く帰るね、と言っていたRちゃんなのに、ギリギリまでレッスンを楽しんでいきました。


新しい本もらえるように がんばろう♪

2019年06月20日 | レッスン日記(小中高生)

Mちゃん(小4):

Cちゃんより少し後に教室に着いたのですが、先生から「Cちゃんね、先にエレクトーンで練習したいんだって。だからMちゃんから先にレッスンやろう」と言われると

「はあい!」と気持ちよくピアノに向かって、さすが上級生です。

「今日は『サラスポンダ』終わるかなあ。終わったら何の本になるの?」と期待しながら弾いたのですが、教本の最終曲だけあってやはり手ごわく、コードの変わり目やサビの部分など、毎回同じ所で何度も引き直してしまいます。

「うーんマルあげたいのは山々なんだけどやっぱりもうちょっとつっかえずに弾かないとね?」

「うーん

Mちゃん、自分でも「ここでつっかえる」というのがわかっているので、何とかクリアできないかと懸命にその部分を繰り返し弾いています。

「やっぱり、来週までもう一度がんばってこよ?!ね、そしたら、新しい本あげるからさ。ほら、もうここに用意しといたんだけどなー」

先生は奥の方に積んである本を指差します。

先生だって、Mちゃんに新しい本あげたいけど、ズルはできないもんね。

来週、もう一度がんばって、つっかえずに弾けるようにしようよ。

上手に弾いてくれるの、楽しみに待ってるからね。


トトロのリズム できました♪

2019年06月20日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小2):

先週から、Mちゃん(小4)と二人、同じ時間に来て二人で1時間過ごす、というレッスンスタイルを取り入れています。

今日は、Cちゃんが一足早く教室に着いたので、

「じゃ先にレッスン始めよう」と誘ったら、Cちゃんは「私、先にあっちで練習したい」とエレクトーンを指差しました。

「そう?Mちゃんが先でいいの?」と言ってるところへMちゃんが来たので、Mちゃんから先にレッスン、Cちゃんはエレクトーンに向かって練習を始めました。

しばらくしてMちゃんと交代、今度はCちゃんのレッスンです。

先週右手と左手の合うタイミングが取りづらかった「トトロ」のリズム。

今日、Cちゃんの楽譜見たら、「トットロ、トットオーロ、だよ」と先生から教わったリズムの読み方が、赤エンピツで音符の下に書いてありました。

それも、同じリズムのところ全部に、「トトオーロ」と書き込んであるのです。

「わあ、すごい。これ、誰が書いたの?」

「Cちゃんだよ」

Cちゃんは涼しい顔で言いました。

一人で、ちゃんとポイントをノートしてるなんて、几帳面で大人な学習ですね。

「トトロ」が上手に弾けてマルがついたところで、Cちゃんは言いました。

「もう、あと簡単な歌しか残ってないよ」

確かに「夢キラ」の本の後半はほとんどマルがついて、残っているのは前半の幼稚園ぽい歌ばかりです。

「そうだね。そろそろ『歌はともだち』をあげようかなあ

「うん、それがいい。それほしい」

ということで、学校でも使っている小さな本「歌はともだち」を渡しました。

これからは、バーナム、アルフレッド教本、そして歌はともだちの3本立てです。

 バーナムも今日「グループ2」が終わり、来週からは「グループ3」に進みます!


ラウンドコードで「ダイアナ」弾き語り♪

2019年06月20日 | ジャズ・ポピュラーその他の曲

Kさん(大人):

「弾き語り」を素敵に出来るようになりたい、という目標で、コード奏法をメインにレッスンしています。

ここ1ヶ月ほどは「ラウンドコード」に慣れるよう、曲を選んで練習してきました。

ラウンドコード日本語では「循環コード」といって、トニック〜ドミナントまで、普通は4つのコードをグルグル何度も循環させてると伴奏ができちゃうスタイルのことです。

いくつかパターンがあるのですが、代表的なのは

    Am     G7  という形。

このパターンをマスターしただけで弾ける曲がたくさんあります。

例をあげると、Kさんも練習した「花はどこへいった」とか、連弾遊びでよく弾かれる「ハート&ソウル」、オールディーズの「シェリー」、「オー・キャロル」、日本の古い歌謡曲「女ひとり」もラウンドコード。

カーペンターズやビートルズも歌った「プリーズ・ミスター・ポストマン」もラウンドコードなんですよ。

今日は、そのラウンドコードの代表的なナンバー「ダイアナ」をやってみました。

コードは簡単ですが(繰り返すだけだから)、アップテンポで、その上ヒバリ先生がいきなり難しい「ルンバリズム」みたいな伴奏形で弾くように振っちゃったので、難易度ハネ上がってる。(汗)

「どうでしたか?難しいですよね?ダメならコード押さえるだけでもいいですよ?」とビクビクしながら聞いてみたんですが(だったら振るなよ)、Kさんは

「いや、がんばってやってみました」と、ほんとにほんとにがんばって、その伴奏を弾きながら「ダイアナ」を歌いましたヽ(;▽;)ノ

すごい!がんばりましたね〜

ラウンドコード、覚えておくと便利なスタイルです。

いずれ「プリーズ・ミスター・ポストマン」とかサラッと弾き語れるようになったらカッコいいですね〜


インターホンはお客さん用だから…♪

2019年06月18日 | レッスン日記(小中高生)

Sちゃん(高1):

夕方、♪ピンポンが鳴ったので、宅配便かなんかかなあ、と思ってインターホンを取り「はい?」と言ったら、「はい。」という声がボソッと返ってきました。

Sちゃんです。

「えー、今日は早かったねえ。いつももっと遅いから、時間前にSちゃんが来るとは思わなくて、わざわざインターホン出ちゃったよ(笑)」

いつもはピンポンが鳴ると、時間でSちゃんとわかるので、インターホンに出ず地声で「はーい、どうぞー」と返事してるから

「今日は早く来れたんですよ〜」

笑いながら入ってきたSちゃんはセーラー服のままで、家に帰ってすぐレッスンに来たようです。

レッスン時間に間に合って、しかも10分も前に来るなんて久しぶりのことです。

いつも忙しいSちゃんなので、これだけのことでずいぶん気分的にゆったりとレッスンに入れました。

Sちゃんに限らず、現代の子どもたちはみんな忙しい。

いつも、時間との追いかけっこの間を縫ってレッスンに来ている様子が伺えます。

せめてレッスンに来てる時間、日常から離れてゆったり過ごしてもらえるといいな

そんな意味で、今日は貴重な10分間でした。

 

そういえば、最近はインターホン使わず地声での返事になっちゃってるけど、以前インターホンに出ていた頃、Sちゃんとのやりとりは

 

ピンポ〜ン

「はい?」

「はい。」

「はい!」

 

の三言で用が済んでたのを思い出しました(笑)


Lちゃん アルフレッドピアノライブラリ2修了

2019年06月18日 | レッスン日記(小中高生)

Lちゃん(小4):

「アルフレッドピアノライブラリー2」の、最後に1曲残っていた「カリプソ・カーニバル」を、今日終えました。

先週、テキスト2の最後の曲「サラスポンダ」が終わったのでてっきり修了だと思ってたんですが、前にやる順を入れ変えたりした時  抜けたままになっていたようです。

今日は正真正銘、2の本が終わったので、来週は、並行して使っている「リサイタルブック」を進めていきましょう。

Lちゃん、これまでに、「ゆめキラキッズピアノ」2冊など補助教材もたくさん修了していて、数多くの曲を経験してきました。

これからも、リズム感やコード奏の力を向上させるのと同時に、よりピアニスティックな曲も弾いていってもらいたいと思っています。


おにのパンツを弾こうよ♪

2019年06月16日 | レッスン日記(小中高生)

Tくん(小1):

本日の登場は、先週と同じ「ウインドチャイムバージョン」でした(笑)

今日も「ピアニカのガイドブック」を持ってきていて、そこに載っている歌を弾いているのですが、以前に比べて手や指の動きがこなれてきた、という感じがします。

「そういえばさ、このごろ『おにのパンツ』弾いてないね」とTくんが思い出したように言いました。

「そうなのよ。たまには弾こうと思ってたんだ!」と先生。

そこで、ファイルから楽譜を出して譜面台に並べました。

1枚、2枚、3枚、4枚、5枚。

こんなにあったのかー。

ちょっとした大曲だ。

しばらくぶりに、二人で歌いながら、今まで弾いた部分を弾いてみました。

Tくんのお気に入りは「あなたも、わたしも、あなたも、わたしも〜」というところ。

ララララ、ララララ、ララララ、ラララファ〜

と、ラばっかりの連続で大盛り上がりです。

「ほかの所も弾いてごらんよ。もうたくさん音符習ったんだからさ。ほら、ここも読めるよ。ここも」

先生が指差したり印をつけたりした部分を、Tくんが見ると、もうちゃんと読める音、読めるリズムです。

弾いてみたら、前に弾いた時とは違って指を置き換えたり、なめらかに続けて弾いたりすることができるようになってきています。

「あのね、いいこと考えたんだけどさ」

先生が言いました。

「え?なに?」

「おにのパンツをさ、発表会に弾こうよ」

「えー、やだー無理ーできないー」

「一緒に伴奏してあげるよ?それに、全部弾かなくていいよ、難しい所は弾いてあげるから。できる所だけ弾こ!どう?」

そこまで聞いて、Tくんはコックリとうなずきました。

先生が再度誘います。

「ね?」

「うん」

これで決まりです。

さあ、「おにのパンツ」どこまで弾けるか。


天使たちの歌声・コードで弾けば たちまち完成♪

2019年06月15日 | ブルクミュラー

Mちゃん(中3):

「残ってるブルクミュラー一気に終わらせよう作戦」実行中。

1回のレッスンで1曲仕上げていくペースで進んでいます。

えっ?そんなにどんどん進めちゃって、いい加減にすっ飛ばしてるんじゃないの?って?

いいえ、大丈夫。毎回1曲、ちゃんと完成できるだけの実力は充分あるMちゃんなのです。

っていうか、これだけの力があるのにまだブルクミュラー終わらせてなかった、っていう方がツッコミどころなのです。

さて、今日は「天使たちの合唱」です。

先週、先生が「こんな曲だから」と弾いてあげた時、その華麗さ(?)に驚いたMちゃん、「えー、こんなの無理!私には弾けない」とびびったもんですが、1週経った今日はちゃんと弾きこなしてきていました。

 

それというのも、先週、ある程度の「コード分析」をやっておいたからです。

「こういう音型、『バーナム』でたくさんやったよね?」と思い出させてみます。

「ああー、やった気がする

「ねっ?ほら、最初はGだよね。Gのコードを、バラして弾いてるだけ。次はCでしょ。左手がソドミ、と弾いたら右手がミドソ、と返す。でも、つかんでる音はどちらも同じCの転回形」

「あ、本当だ!意外と簡単かも

こうして、「コード」の視点からアプローチして練習したMちゃんは、一人で練習しただけで、1週間後には美しく優雅に「天使たちの歌声」を完成できたのです。

先週聴いてびっくりした、先生の華麗なアルペジオに限りなく近い演奏ができましたよ。

さて、来週は、「天使たちの歌声」に続いてもう一つ優雅な「舟歌(バルカローレ)」です。

弾いてあげると

「えっ、無理こんなロマンチック系、私には一番無理」と、またしても怯えたMちゃんです。

さて、来週どう弾いてくるか。

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リードシート楽譜のススメ・その2(初心者向け)

2019年06月15日 | おすすめ楽譜・アイテム
※クリックでAmazonのページに行けます。

以前に「リードシート楽譜のススメ」として、「スタンダードジャズのすべて1.2」と 「永遠のポップス1.2」をご紹介しました。
あれは、ほぼプロユースで、上級者やセミプロの人までが使える楽譜でしたが、今回はもっと初心者、初めてピアノに触れる人でも使える楽譜のご紹介です。
 
「3コードから弾ける やさしいピアノ名曲150」
(ヒバリ教室では、M子さんが使っています。)

■映画音楽
■洋楽
■フォーク・歌謡曲
■J-POP
■クラシック
■外国民謡
■唱歌

のジャンルがあります。
この楽譜の良い点は、全部で150曲が網羅されていて、習う人が好きなジャンル、好きなタイプの曲を楽しんでレッスンできるということ。
残念な点もあって、曲のラインナップがちょい古め、ということと、「3コードから弾ける」とうたっていますが、3コードでは無理な曲も、3コード、あるいはプラス数種類のコードで弾くようにコードづけされている場合があること。
独学だと書いてあることだけしか読み取れないと思うので、指導者について、「行間を読む」というか、書いていないこと、楽譜に現れていないことなどを、的確なコード使いやアレンジを教わりながら弾けば、ずいぶん幅広い学習ができると思います。
初心者の「大人」の方に良いと思います。
特に「大人歴の長い方」には、知っている曲ばかりだと思うのでおススメです。

リードシート楽譜、小学生には、学校で配布される「歌はともだち」の方がいいと思うし、中高生くらいの人には、同じく小冊子の「ニュー・スクールソング」の方が合ってると思うけど、それ以上で、シルバー以下の「若い大人」の初心者の人たちに向いてる かっこいいリードシート楽譜がほとんどないのが、ヒバリ先生の目下の悩みです・・・


夢路より(ビューティフル・ドリーマー)分散和音で美しく

2019年06月15日 | レッスン日記(大人)
M子さん(大人):
半年ほど前にヒバリ教室に入門し、初めての「リードシート楽譜」「コード奏法」を学習しています。
まず、スマホの「ボイスレコーダー」の録音ボタンを、ピッ!と押してからレッスン開始です。
M子さん、レッスンを全部録音して、お家で聴きながら復習しているんですよ。
熱心ですね!
「録音・録画お断り」の教室もありますが、ヒバリ教室ではOKですよ~
 
今日の課題は「夢路より」。
スティーブン・フォスター作曲で、「夢見る君」とか「ビューティフル・ドリーマー」などのタイトルでも知られているかと思います。
 
楽譜には、C、F、G7・・・などのコードネームと、簡単な和音伴奏が書いてあるのですが、M子さんは少女の頃にピアノを習っていたというので、少しバージョンアップした伴奏を提案しました。
 
左手のコードを ジャーン!と押さえるのではなく、Cならドミソ、ドミソ、ドミソ・・・と三連符の分散和音にして弾くことを、前回のレッスンのときに「できたらやってみてください」とお伝えしておいたのです。
今日、弾いてみたM子さんの伴奏はとてもきれいでした。
特に左手の分散和音が、柔らかく流れるような響きでメロディーを邪魔せず、よく引き立てています。
すごい!
さすが、昔ピアノを習ったことが、音色に生かされていますね! 素晴らしい。
 
きれいに出来たので、今日はコードをところどころ変えて、より美しい響きと流れが出せるようにしました。
「まあ! ちょっと変えただけで、とっても素敵になるんですね!」と顔を輝かせるM子さんですが、
「でも、できるかしら。ほんとに、なかなか音やコードが覚えられなくて・・・トシを感じます~」と 時おり弱気。 (笑)
「『トシだから』って言っちゃダメ! 今日は、これからの人生で一番若い日なんだから。絶対できる!若いんだから」
ヒバリ先生の激励に、M子さんも
「そうですよね。がんばります。チャレンジします!」と燃えてます。
次回、またさらにバージョンアップした演奏を聴かせてもらうのを、楽しみにしてますからね~♪

「テイク・ファイブ」が入ってるジャズアルバム「タイム・アウト」

2019年06月15日 | おすすめ楽譜・アイテム
※クリックでAmazonのページにいけます
 
先ほどの日記で紹介しましたが、モダンジャズの超有名曲「テイク・ファイブ」が収録されているアルバム「タイム・アウト」。
ちょっと実験的というか面白い企画をしています。
収録されている曲は、1曲をのぞいてみんな「イレギュラー・タイム(変拍子)」・・・9拍子とか、その他 複合拍子とかなのです。
4拍子とか3拍子などの一般的な拍子じゃなく。


「テイク・ファイブ」もその中の1曲なので、「コレは5拍子。テイク・ファイブね」と アッサリ名付けたんでしょうね。


そもそも「タイム・アウト」という言葉自体、「休み時間」というイミがあるので、このアルバムが なかなかおちゃめなスタンスで作られたのがわかりますよね。
「テイク・ファイブ」が投入されたのもうなずけるというものです。


ちなみに、この「テイク・ファイブ」は、一度聴いたら忘れられないようなインパクトがあり、この曲が入ってる「タイム・アウト」は、ジャズのインストアルバムで初めて、ミリオンセラーとなったのです。
「テイク・ファイブ」以外にも、チャーミングな(変拍子の)曲たちが収録されているので、興味のある人は聴いてみてください。