東京都の小池知事は、希望の党の両院議員総会で、新しい執行部が発足したので今後は都政運営に専念したいとして代表を辞任する意向を表明しました。 選挙から1か月も経っていないのに、早くも小池代表は国政の表舞台からの退場ということになった。
本当にところは、新執行部に結党時のオープニングメンバーが1人も入らず、しかも日曜日に行われた区議選の惨敗で東京都でも退潮が明らかになったので、小池氏がこれ以上影響力を行使することが難しいから逃げただけのこと。本当に無責任だとしか言いようがありません。
それにしても、この希望の党は酷い。無責任な小池代表だけでなく、自分たちがそれまで言っていた憲法＆安保政策を覆した書面にサインしながら｢風｣が吹かなければ選挙中から覆す議員たち。思ったような結果にならなければ、その責任を風を求めて変節した自分たちでなく、全て小池代表が悪いのだと開き直って執行部からオープニングメンバーを排除した。小池氏にしても、そもそもこんな連中に頼ったのが間違いだったのだろうが、ほとほと旧民主党の連中には嫌気がさしたというのも辞任の理由の一つだったろう。
代表は辞任しても、今度は都知事として茨の道が続く。マスコミにとっては改憲＆安保容認を訴えて総選挙で自民圧勝させた戦犯の小池都知事は、当分叩く相手であろうからだ。そうなると議会も思う様にはいかないだろうし、下手すれば予算も通らずに3代続けて都知事がその職を任期途中で放り出すことにもなりかねない。
いや、都議会が荒れると、マスコミが自民叩きの好機と見てまた小池推しに転じる可能性もある。そうなると、マスコミの思い通りに動く馬鹿な東京都民たちはまた小池氏に熱狂するだろう。もうずっと東京都政はマスコミのおもちゃだ。無責任な小池氏にもそこにまだワンチャンスがあるのかな。
