先日、福島の農業について取材した番組を見ました。米作りを再開して、その米は検査しても他地区と比べても放射線量が低いぐらいなのに、今でも価格が上がらない上に売れない状況が続いているという事への苦悩でした。
そうなった、そもそもの原因が原発事故であるのは確かな事だと思う。そこに疑問の余地はない。しかし、一向に福島産を避ける動きが治まっていないのは、今回福島産の苦悩を放送した同じマスコミが原発反対の方向にしたいがために必要以上に事故の影響を大きく強調しているのも大きいのではないだろうか。今現在 被害は拡大しているわけではなく、自治体だけでなく反対派の放射線量モニタリングも続けられているが問題は出ていない。仮に出ていたのならマスコミが黙ってはいないはずだ。
同じ放射能の広島に対しても結婚や出産で長い間 差別的な事があったようですが、少なくともその被害をこのような報道でいつまでも実際の被害より大きく報道したり、過剰に心配してみせたりはしていなかったはずだ。今では広島に対して差別的な感情を持つ人はほとんどいなくなった。
よく福島産に対して「風評被害はいけませんね」と事故報道と矛盾するような事も放送していますが。それはある種の罪滅ぼしのつもりなのかもしれませんね。
