カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

韓国人の法意識

2015年02月27日 06時10分07秒 | アジア

みなさまはシンシアリーという人を御存知ですか。 

英語で「心から」の意味をもつ副詞「sincerely(シンシアリー)」は、手紙の末尾で「Sincerely yours」と使えば、形式的な言葉「敬具」あたりの意味になろうかと思います。 

事情があって本名を明かすことができないらしく、朝鮮半島でよく見られる姓「李(リー・イ)」をもじって、シンシアリー〔SincereLee〕としたわけです。まずは、これからして、やるな、と思ったものです(笑)。

とはいえ私がこの人を知ったのは、せいぜい1年くらい前で、2015年1月に仕事で東京へ出たときに運良くこの人の著作(新書版)を2冊買ってきて、すべて読み終えました。

その書名は「韓国人による恥韓論」と「韓国人による沈韓論」です。日本語の2冊の題名からして韻を踏んで「韓(ちかん)」「韓(ちんかん)」とするなど、もう読む前からキラメく著者の才能を感じました(笑)。

日本人の多くが、薄々分っていましたが、韓国為政者や政治家たちのあまりにもひどすぎる放言・ウソ八百・被害妄想・隠蔽体質・歴史捏造などの実例を、韓国人の観点から細かく日本語で描写しております。

これよりずっと前に済州島出身で、すでに日本国籍を取得している呉善花(オ・ソンファ) の著作をもう5冊以上読んでいて、しかもこの人が里帰りしたときに「売国奴」ということで入国を断わられそうになったことがあるのを聞いて、やはり「ありのままを言われることを極端にいやがる」未熟な地域、まるで子供のようだと思ったものです。

私は、

    • シンシアリー・・・・韓国ソウル生まれ(本記事で詳細引用)
    • 呉善花(オ・ソンファ)・・・・韓国済州島生まれ、日本国籍取得済み
    • 金文学・・・・中国瀋陽生まれの朝鮮族、日本在住、日本国籍取得済み

のことを信用できる人たちだと思っております。いずれも並の日本人より遥かに立派な日本語を書け話せ読める人です。

別に日本のありのままを、いいところも悪いところも、見ていただいて構わないのですが、普通の朝鮮半島人はそれとは大きく異なり、あまりにも一方的すぎる、という印象をもってかなりの年月が経過しました。これを、「そうではない」と分りやすく詳細に反論を加えたのが、上記3人なのです。

折に触れて、シンシアリーの上記2冊書から引用させていただきますが、今回まずは、韓国人の「法意識」について。


「有銭無罪、無銭有罪」という意識

2011年4月25日の〔韓国〕聯合ニュースという新聞に、次のようなデータが載っていました。法律専門市民団体が2011年4月25日に発表した、全国の成人男女2937人を対象にした法意識に関するアンケート調査結果であります。

「韓国社会では法がちゃんと守られていると思いますか」という質問に、回答者の77%である2251人が「そうじゃない」と否定したとか。8割近くの人が、韓国は法が守られていない社会だと思っているわけですね。

さらに、42%(1219人)が「法を守れば損をする」と答えました。また、回答者の81%は「有銭無罪、無銭有罪(お金があれば無罪、お金が無いと有罪)」と答え、回答者の67%は「ポピュリズム的な、または不当な裁判結果が多い」と答えました。・・・・中略・・・・

もっとも大きいのは、「お金があれば無罪」という認識です。国内のマスコミはもちろん、「フィナンシャル・タイムズ」(2007年9月11日)なども楽しく(?)報道していますが、

「韓国の財閥総帥たちは、何かあれば患者になって重い判決から逃げる」。

裁判直前に何かの病気を謳(うた)い、車椅子に乗って法廷に入ってくることが多いのですよ、財閥さんたちったら。すると、あら不思議、「病気のことを考えて」、または「経済的貢献を考えて」と、執行猶予になったりします。・・・・

政治家たちの無罪判決も多く、また、何かあればすぐ赦免されます。近い実例だと、李明博(イ・ミョンバク。17代)前大統領も、2008年と任期切れ直前の2013年、財閥とマスコミ社主、彼の側近たちを対象に赦免を実施しました。2009年には、サムスンの会長1人のために特別赦免を行ったこともあります。これは大統領の権限で、国会の同意なしでもできます。・・・・中略・・・・

では、国民はその法律を信じていないから、まったく利用していないのだろうな……と思うと、そうでもないようです。

韓国人は、口では「情(ジョン)に弱い」とか言っていますが、実は告訴・告発が大好きなのです。2012年2月15日の「ヘラルド経済」紙が紹介しているデータによると、韓国の告訴・告発は乱発されており、なんと人口比で日本の146.4倍! 韓国、凄いでしょう。しかも、それらの起訴率は20%にしかならないから、もうどこからどう突っ込めばいいのか、よくわかりません。

年度によってデータに差はありますし、報道している新聞などによっても少し違いますが(たぶん、同じ内容でも別の機関で集計したデータを使っているのでしょう)、韓国の告訴・告発件数は、いつも日本の百倍を軽く超えています。

もともと詐欺などが多い国ですから、別に告訴すること自体が間違っているとは言いたくないですが、実際の起訴率は非常に低く、どこのデータを見ても 20~25%にしかなりません。その分、誣告(ぶこく★)が多いという意味です。しかも、偽証で起訴された人の数が、日本の数百倍で、年度によっては 600倍を超えたりします。相手が気に入らないから、取りあえず告訴し、嘘をついてでも(偽証してでも)落とす!という心理が見えてきますね。 :P.49-52 シンシアリー「韓国人による恥韓論」扶桑社2014年6月10日初版第7刷発行

★ぶこく【誣告】わざと事実をいつわって告げること。 :広辞苑第六版

これでも長文に過ぎるため途中をいくつも省略したほどです。気になるかたは是非とも原典にあたってください。

もとより

法律とは、ともにうまくやってゆくための約束事であり、法律を無視する人が必ずいるものの、最終的には法に従ったほうがより安全だ、という思いに至るものです。

しかし韓国では

    • 「法を守るのは損」が42%
    • 「法は守られていない」が77%
    • 「金があれば無罪、金がないと有罪」81%

というのです。韓国での極端に多い(うそでもいい)告訴数が、同国の偽証・パクリ・捏造の国情を端的に示していて、少ないながらも国全体の虚言癖を憂えている健全な韓国人もいることを、みごとに証明しています。

なぜ韓国・中国では、事実と異なることを平気で公言できるのか、と私は疑問をもっておりましたが、結局は自分の利益を最優先するあまり、利益が反する相手を貶(おとし)めるのに快感をもっているのだろう、と想像することにしています。それ以外では理解不可能だからです。

よく言われるのが「歴史認識」の問題ですが、こんなレベルだと、客観性(きゃっかんせい)の「き」のかけらさえも持ち得ず、自分勝手な、呆れかえるような根拠薄弱な暴論を展開するのみならず、絶対に相手の話は聞かないという本質が、少しは分ってきたような気がします。

これは中国の事情と瓜二つにみえてきます。そんなのどこにでもある、という人に申し上げますが、中国や朝鮮半島では、いわば、賄賂〔わいろ〕・天下り・いつわりが常態化していて、法治主義など、夢のまた夢、危険な人治主義が機能する地域なのです。

今の日本にも

無数の問題があり、まだまだ足りないことが多く、解決を急がねばならないのは事実ですが、それでも50年前よりは法意識が相当マシになっています。これを50年前の日本のいいところが失われて今では相当ひどい国になった、と「ものごとを混同する人がいる」のです。何かがよくなれば、何かが悪くなる、そう考える人がいるのは当然ですが、それぞれの「何か」を充分に見極めてとらえる必要があると思うのです。

国会討論で、何かを突っつくだけの質問をする人がいますが、どうしても私はそういう人を信頼できません。ただし不正に対して「甘い」判断をする、という意味ではありません。

アメリカも相当変わってきました。

ようやく公民権運動の成果も見え始めております。ただしソ連との緊張がなくなり、アメリカのボロが見え始めたことも事実で、国際関係をやたらとかき混ぜて相手を対立させようとするなど潜在的な意識において問題がたくさん残るアメリカの為政者たちですが、それでも50年前と比べて、そうとう透明になってきたと見ています。

このように日米とも、50年前はかなりひどかったのですが、今では様々な問題はあれ、かなり改善されてきています。問題は韓国が50年前より相当悪くなっていることで、改善されたことがほとんど何もない、というのは、どうも気になります。

いや韓国では今、100年前のほうがましだったのでは、とさえ思えるのが不思議なのです。一体何が原因で、韓国はこうなってしまったのでしょうか。もちろん北朝鮮に関しては、ここでは論外ということで申し上げないことにしておきます。

「併合時代は良かった」と話した95歳の老人が、30代の若者に殴り殺された事件で、犯人を擁護する多数の意見をネットで読んだ時、私は反日の力に改めて恐怖しました。そこには反日という「孝」がありました。 

日本から盗んできた仏像を「日本に返すな」という地方裁判所の判決の中で、私は反日という「法」を見ました。・・・・中略・・・・ 

あの東日本大震災の夜、サッカー応援などに使う「デーハン・ミングック(大韓民国)」という喜びの叫びを何度も耳にした時、この国は狂ったと、私は泣いてしまいました。 

:P.54-59 シンシアリー「韓国人による恥韓論」扶養社2014年6月10日初版第7刷発行

かりに「併合時代は良かった」という老人がいたとしても、「この人はなぜそう考えたのか」と想起する知性を欠いているし、洗脳された「正しい」内容を否定する人間を殴り殺す人がいること、それに賛同する人があるとは、もう狂気の時代か。安易に「善」や「真理」を叫びすぎるのでは、犯罪集団だったオウム真理教を思い出してしまいます。

窃盗を正当化する裁判所の判断、人の不幸に歓喜するに至っては、もう「残念」を通り越して「もののあはれ」さえ感じます。どうしてこういう国になってしまったのか、元々そういう国だったのか。尤も、そういう人ばかりではない、と信じたいのはやまやまですが、いつも見事に裏切られてしまうのです。

「洗脳されるという特技」をもつ韓国人たちは、アメリカによる「戦後の日韓を対立させ、日本を台頭させない」という例のかき混ぜ外交方針にすっかり洗脳されてしまったのか、それとも今は完全に廃れてしまった儒教の悪い影響(例えば序列意識など)だけが韓国にまだ残っているためか、などなど様々な理由を考えています。


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