カタルーニャ州で変化がありました。
バルセロナで大規模な独立反対集会 スペインの結束求め
プッチダモン氏がカタルーニャを離れようとしている様子は見受けられない。:BBC 2017年10月30日
カタルーニャ州政府は徹底抗戦していましたが、カタルーニャ州議会が独立宣言を採択したため、スペイン中央政府がカタルーニャ州の自治権を剥奪しました。
独立反対のデモもあり、まだプッチダモンがスペインを離れていない段階です。
カタルーニャ州前首相らを反乱罪で在宅起訴へ 現地報道:朝日新聞 2017年10月30日11時08分
前カタルーニャ州首相を逮捕しようとすると、それを阻止しようとする独立支持派が抵抗して暴力沙汰が予想されたため、在宅起訴になったと報じています。
罷免のプチデモン州首相らを反逆罪で捜査 州首相らはブリュッセルに移動か:産経新聞 2017.10.31
この段階では、プッチダモンが国外へでたらしいとしています。
中央政府は、州の予算を使って違法な住民投票をしたとして公金を不当に使った容疑でも前首相を調べる模様です。
またスペイン上院で2017/10/27に自治権が停止されています。
スペイン:カタルーニャを掌握、混乱なく-焦点は州議会選挙に:bloomberg2017年10月31日
スペイン政府は暴力ざたなく統治できたようです。
カタルーニャ州前首相が出国、亡命申請か:朝日新聞 2017年10月31日02時01分
反乱罪で前州首相を起訴する予定ですが、ベルギーへ入国したらしく、亡命申請することになるのでしょうか。
プチデモン氏、12月のカタルーニャ議会選挙実施を受け入れ:ロイター 2017年10月31日
記事では、中央政府による12月21日の州議会選挙実施を受け入れるとし、中央政府の保証があればカタルーニャへ戻るとしていますが、中央政府は反逆罪で調べるとしており、どういう「保証」なのかわかりません。
これが他の分離独立にどう影響を与えるかですが・・・・・・
- イギリスのスコットランドでは、あくまでも合法的に住民投票するでしょう(いつとは決まっていませんが)から、問題は発生しないと思われます。
- イラクのクルド人分離独立の住民投票は、イラク政府が認めないまま2017/09/25に行なわれ、9割以上が独立に賛成したとされます。しかし独立派を率いていたクルド人自治政府議長のバルザニが明日付で議長を辞任するとしており、独立問題に影響を与えるかも知れません。国なきクルド人であり、各国にまたがって生活していることを理解しているつもりですが、急激な国境変更は好ましくありません。
さてさて、皆様はどう思われますか。