カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞58

2018年01月01日 19時05分45秒 | アジア

 


北がミサイル発射準備か 米報道 米軍は軍事演習の情報公開を制限する方針:iza 2017.12.28 08:56


米韓軍は「北朝鮮が軍事演習を先制攻撃だと勘違い」するのを防ぐため

事前に軍事演習の予定を公開していたようですが、それさえ制限するようになるとのことです。

北朝鮮は

  • 事前の予告があれば、「反発として更なる挑発」ができますが
  • 事前の予告がないと、「米韓軍の攻撃」と勘違いし「北朝鮮が先制攻撃」してくる恐れも出てきました。その場合「自分の先制攻撃を正当化」する目的でその勘違いを利用する偽装もまた得意です

もしもこれに「米軍兵士家族の帰米」が重なると、かなり危険な兆候だとみなされます。

さらに言えば

「米韓軍が、軍事演習と見せかけて、先制攻撃するのではないか」と北朝鮮が恐れていることそのものが、とりもなおさず自分たちが「いつ先制攻撃しようかと狙っている」ことを、「正直に告白」するようなものです。

「ロシアのクリミア半島併合も先制攻撃のひとつ」でしたね。

  • ロシアの場合、成功した先制攻撃あとで経済制裁が4年も続いており、国家としての存続さえ危ぶまれる事態です。
  • 北朝鮮の場合、先制攻撃前に経済制裁が続き、国家としての存続さえ危ぶまれております。 

この軍事演習日程の公開がなくなると

北朝鮮が一方的に朝鮮戦争(1950-1953)の休戦の破棄宣言(cnn 2013.03.12)をしていることなどから、なおさら心配されます。


北朝鮮、国連の追加制裁は「戦争行為」:afp 2017年12月24日


アメリカ主導とは言え

国連決議を何度も無視する北朝鮮で、今回の追加制裁が「戦争行為」だとしていますが、それだけ制裁によって追いつめられているのでしょう。

いったいどちらが戦争行為なのかわからない独裁国家の怖さですが、擬似民主国家である韓国も同じ韓族なのです。

北朝鮮と韓国は、ともに通常の話が通用しないという共通点をもっており、この点にご注目下さいますよう。

自らが「戦争行為」に走りながら必死で相手が「戦争行為」に走ったとする典型的な「独裁政権」。

北朝鮮では

「暗殺」されるかも知れないという恐怖心のあまり、金正恩が周辺官僚の粛正を繰り返し、側近さえ信用できずに負の連鎖で、ますます独裁色を強めています。

しかし

この制裁に加わっているはずの、ロシア・中国が、さらなる北朝鮮貿易をなくすようにとのアメリカの要請を拒否したことは、いったい何を意味するかですね。

独裁国家から発する言葉として主権というのがあります。多くの場合

  • 国際法を無視する、好き勝手な「主権
  • この「主権」を前提とした「正当な権利」が怪しいのはいうまでもなく
  • したがあって「正当防衛」も思いつきのものに過ぎません
  • そもそも法律に従って何かを考えるのではなく、必要ならばいつでも恣意的に法律を作ることができる独裁政権の危うさを秘めています。

こういうのは

北朝鮮・ロシア・中国・韓国といった独裁国家

を見る場合に、重要なヒントを与えます。

私たちは、北朝鮮とは「法治国家と異なる対応」をしなければならないのです。 


金正恩氏「大胆な作戦展開」=制裁・圧力に対抗-北朝鮮:時事ドットコム 2017/12/24←リンク切れ こちら

24日の北朝鮮国営・朝鮮中央通信に伝えるところでは「金正恩が元気よく放言」をしたようで、いつものことですね。

国連制裁決議にもかかわらず、中国・ロシアとの密輸が続いているようですが、そのしわ寄せは一般民衆にも及びつつあり、これが北朝鮮木造船の異様な数の日本漂着に表れています。

もう少しの辛抱です、韓国平昌で開催予定の

    • オリンピック2018年02月09-25日
    • パラリンピック03月09-18日

までがいっときの平穏な時期になるのでしょう。

しかし北朝鮮がこの時期におこなうミサイル発射は、さすがに「ミサイル発射」とは言えず「人工衛星発射」と言うことでしょう。

もしそうでなければ、オリンピック・パラリンピックの否定となり、ボイコット国がでてきて、北朝鮮は多くの国から攻撃され滅亡してしまうでしょう。それを待っている多くの国がありますね。


こういっためちゃくちゃな論法を駆使する北朝鮮ですが

  • そういった不可解な北朝鮮をなんとか取り込もうとしながら、北朝鮮や中国から軽んじられ続ける韓国
  • そして前大統領朴槿恵(パク・クネ)時代には限りなく中国に接近していたのに、中国からは長く経済制裁されつづけ、新しく左翼文在寅(ムン・ジェイン)政権ができても、なおかつ中国からは冷遇されバカにされっぱなしの韓国
  • そうした韓国が、唯一「堂々と胸を張ってすること」、それが「反日」行動でした。これが唯一「中国・北朝鮮」から奨励されることだと考えているため、安心して進めるのでした。情けない外交関係では、唯一のなぐさめになりそうな「反日」行為なのでした。
  • しかしもうだまされるほどお人好しの日本ではなかったのでした。慰安婦に関する日韓政府合意を破棄すると大統領候補時代から主張してきた左翼文政権が、いよいよ平昌(オリンピックは02/09-25、パラリンピックは03/09-18)終了後、新しい日韓関係へと進むようです。これは4年前にロシアがウクライナ領クリミア半島を武力占拠して経済制裁されてきたのに匹敵する出来事になりそうです。
  • 繰り返しますが、平昌オリンピック・パラリンピック終了後のアジア情勢にご注目下さい。
  • もちろんさらなる時間稼ぎのため(北朝鮮の発表「実戦配備」が真っ赤なウソだったことが判明か)、金正恩が「前提つき」で交渉に応じるそぶりを見せるかも知れませんね(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


アメリカの醜聞 73

2018年01月01日 07時05分01秒 | 海外

正月早々の話題としてふさわしいかどうか分かりませんが、「米大統領トランプの支持率が、回復し上昇している」らしいですね。その理由について 


▲私の考えでは

金正恩が強硬すぎるほどに反発しているため、反動として米国内で支持派が増えたのではないか、でしたが・・・・・・

米国での弁護士活動が長いとされている日本人は

  1. オバマ時代の、ミュラーとクリントンなどの関係(本当のロシア疑惑)で民主党離れが再燃した(詳しくは後述)
  2. ハリウッド大物プロデューサーであるワインスタインのセクハラ問題で一般米国人のメディアへの信頼度が下がった

などが追い風になっているとします。

さらにトランプがツイッターでこう述べているようです。 


トランプ氏1年目支持率、オバマ氏と同水準とツイート

【ワシントン会川晴之】トランプ米大統領は29日、自身の支持率は、47%だったオバマ前大統領の就任1年目の同時期とほぼ同じ水準にあるとツイートした。世論調査会社ラスムセンが28日に発表した調査では、トランプ氏の支持率は46%だった。これをもとに、支持率低迷と報じる米主要メディアを「フェイク(偽)ニュース」と批判している。:毎日新聞2017年12月30日 


このツイッターでは

支持率に関して、いつも共和党(保守派)に有利な結果を示す傾向があるラスムセンの支持率が、同じ1年後のオバマの47%と比べて46%と「ほぼ同じ」とし、他の調査会社が「支持率低迷」というのをフェイク・ニュースだとトランプが述べた(2017年12月29日)ようです。

ただし記事では、米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が、ラスムセンを含む11社の平均値支持率が39.4%だと報道しているとも紹介しており、これら情報が正しいとすると、いつものクセでトランプは「自分に有利なデータだけ」に基づいて他社の報道をフェイク・ニュースだとするのですが、「トランプ自身がフェイク・ニュースの発信者ではないか」と私は判断しております。

このように

誰をも信用できない人間は、「ヨイショしてくれる人たちのデータだけしか見ない」傾向があり、実はこれが最大の不信感となっております。都合の悪いことに向かっていける人にこそリーダーとしての資質が認められ、もしもトランプがそうでないならば、中国やロシアや北朝鮮そっくりになってしまうのですね(笑)。

米国内の事情については、以下のリンクを御覧下さい。 


トランプ大統領の支持率が上昇しているワケ :湯浅 卓(米国弁護士) 2017年12月01日

著者は、アジア歴訪後のトランプが「自信たっぷり」に変貌したとして、歴訪終盤には保守系調査会社で46%に達し、その後も40%くらいを推移しているとしています。

民主党のクリントン夫妻や同財団とロシアとの関係をとりあげ、当時のFBI長官が現在の特別検察官ミュラーであり、オバマ政権の司法長官が議会への証言を脅迫で阻止したという噂を報道しています。オバマ大統領ミュラーは切っても切れない関係にあったとし、共和党の有力議員が「本物のロシア疑惑に関してはミュラーの足元が危うい」のでミュラー以外にもう1人の特別検察官も必要だ、としているようです。

これとワインスタインのセクハラ問題の2つの追い風があり、トランプの支持率が急上昇し、メディアの信頼度が下がったことをとりあげています。

さすがに私は、いまのところこれを補足する材料を持ち合わせておりませんので、必ずしも信頼されているとは言えないトランプの支持率が「30%台から40%台へと移りつつある」程度で受け止めているとしておきます。 


過去70年で最低支持率37% トランプ大統領、米ワシントン・ポスト調査:産経新聞 2017.11.6

ワシントンポスト紙が伝えているところを、報道していますね。 

世間でよく見られますが

「坊主にくけりゃ袈裟までにくし」とは正反対の今回の私のブログ記事でした。

何回も言うようですが、

引用したからといって、私がその引用先のすべてに賛同しているわけではないこと(そんなことをし始めると引用などできなくなります)

場合によっては、ある人の欠点をあげつらいながら、好ましいことについても書くという「是々非々」の姿勢ですね(それも政治家が自分擁護のために言っているのと意味が違うのです)

世の中には

年をとるにつれ「より先鋭」化する人がいて、そんな人に限って若い頃は何も判断できていなかったようです。

私自身のことを思い出せば

限りある情報に基づいていた若い頃のほうが今よりももっと「先鋭」だったようで、その後いろんな人の意見を理解できるようになってきました(笑)。

若年→老年で

①融和的→先鋭

②先鋭→融和的

どちらがいいのでしょうか、何とも言えませんが・・・・・・。

さてさて、皆様はどう思われますか。