二の丸は石垣のみや雨涼し
涼しさの思い出に沁みる城の垣
父母死後の故郷を訪わず花茨
利一
先日東京の小中学時代の友人からしばらくぶりにメールが入った。彼の両親の御法事があり故郷へ来たとのことだった。懐かしい「飯山城跡」の二の丸にある石垣に会いに行って来たと言っていた。彼にしてみれば、城跡のすぐ南が小学校でしたので、この石垣で遊んだ思い出が色々あるのだろうと思う。メールの中で石垣を登る途中に私に落とされて痛かったことを思い出したと言っていた。私はすっかり忘れていましたが、笑い話ですが、六十年近く経って初めてメールで謝っておいた。私は病後、小中学校の同級会には出ないので、彼と長い間会っていないので、近いうちにお互いに会おうと約束をした。彼は私よりずっと長く俳句をたしなみ、私なんか足元にも及ばない。追伸にこんな俳句をメールしてきた「父母死後の故郷を訪わず花茨」この句は父、母の亡くなった後、色々都合があり故郷の父母の仏壇と墓お参りに来れなかった茨の花のような憂いを詠ったと思うが、ここで、父母の御法事にお参りが出来てホッとしているであろうと推察する。
故意にやったのなら記憶にあるのでしょうが
そうでなければこんな物なのでしょうね。
60年ぶりに謝られたご友人も、苦笑いでしょうね。
楽しく読ませて頂きました。
です。くれぐれも時間がある時で結構です。矢印方法でけっこうですので、無理なお願いですみません。