よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

在郷町の佇まい-福岡県うきは市:筑後吉井

2018年01月31日 | 福岡
Chikugo Yoshii, Ukiha City, Fukuoka Pref.

さてさて、ワタクシは元日の朝、福岡県うきは市の筑後吉井を訪ね、
重要伝統的建造物群保存地区にも選ばれた歴史を感じる町並みを歩いていました


筑後吉井はもともと城下町である久留米と、天領の日田を結ぶ豊後街道の宿場町として栄えたのですが、
江戸時代末期からは次第に酒・油・櫨蝋等の商品作物を加工する産業が集積されて、在郷町として繁栄します


莫大な富を得た吉井の商人たちは明治2年の大火を契機にその資力を誇示するかのように、
「居蔵屋」と称される贅をつくした蔵造りの商家を建てました。
その町並みが今に残り、このような美しい景観となっているのですね


ところで、歴史的な街はその形成過程で様々な種類に分類されます。
一番有名なのは城下町でしょうが、それ以外にも街道の宿場として栄えた宿場町、
お寺や神社の周囲に発展した門前町、地方行政の中心として陣屋や代官所が置かれた陣屋町など、
皆さんも歴史の授業などで学んだことだと思います


ここ筑後吉井のように農村部などで商品生産の発展に伴って発生した町・集落を在郷町と言い、
城下町などと違い、商工業者のほかに農民が多く在住していることや、都市と農村の性格を併せ持つことが特徴です


関西には城下町、門前町、寺内町などはけっこうあるのですが、在郷町というのは少ないんですよ。
ですので、ワタクシはとても興味深く筑後吉井の街を歩いていたのでした


西鉄のローカルバスがやって来ました。車体に飾られた日の丸が、正月らしさを醸し出します。
こういうローカルバスを見ると、太川陽介さんと蛭子能収さんが出ていた旅番組を思い出します


また、西鉄という文字を見るとワタクシなどは「西鉄ライオンズ」を思い出してしまいます。
ワタクシは稲尾、中西、豊田などが活躍した、西鉄の全盛期はリアルタイムでは知りません。
ワタクシが知っている西鉄ライオンズは、黒い霧事件で数人の選手が永久追放された後でして、
毎年最下位争いをしていた印象が強いです


初めて訪ねた筑後吉井の街…なかなか素敵な街でした

使用したカメラ:1,8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


ここ十数年で、元日を自宅で迎えたのは2016年だけで、他はどこか旅先で元日を迎えています。
また来年もどこか旅先で元日を迎えることが出来ればいいなと思います。
そのためには健康であることと、普段は質素倹約につとめないといけませんね



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美しい径-福岡県うきは市:筑後吉井

2018年01月30日 | 福岡
Chikugo Yoshii, Ukiha City, Fukuoka Pref.

さてさて、福岡県うきは市の筑後吉井を訪ねたワタクシは、白壁が続く美しい町並みを散策しておりました


玄関先に門松が飾られ、「ああ、今日は元日だなぁ」という気持ちになります。
大阪などでは門松はもちろん、しめ縄を飾る家もずいぶん少なくなったんですよ


仏様に鏡餅やお酒が供えてありました。こういうのを見ると、ホッとした気持ちになりますね


メインストリートの国道210号線から、北側へ狭い道を入って行きました。
写真に写っている信号がある場所を東西に(写真で言うと左右に)走っているのが国道210号線です。
ワタクシが歩いている径を「白壁通り」と言いまして、通りに沿って白壁の民家が並んでいます


小川に写り込む白壁が美しいです。こういう町並みが今も残り、そこに人が暮らしているのがいいですよね。
いくら美しい町並みであっても、それがテーマパークのように作られた町並みであり
人々の暮らしを感じることが出来ないと、ワタクシはさほど興味を感じないんですよねぇ


歩いていると家の中からテレビを見て談笑する家族の声が聞こえてきました。
どうやら「ニューイヤー駅伝」を見ながら、家族で声援を送っているようでした。
テレビドラマの『陸王』の影響でしょうか。今年は社会人駅伝にも注目が集まりましたね


『陸王』のようなドラマを見ていると、あらためて日本人は「勧善懲悪」ものが好きなんだなぁと思います。
そういうワタクシも「勧善懲悪」ものは大好きなんですがね


ワタクシは川や水路がある街が好きなのですが、ここ筑後吉井は川が流れ古い町並みが残っています。
ワタクシ、また一つ好きな街が増えました


行ったことが無い街を初めて訪れるのは楽しいです。そして、その街が予想以上に素敵な街だと
すごくうれしい気持ちになるのです。この日はまさに、そういう日でありました

使用したカメラ:3,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


白壁通りを歩いていると、飲食店の前で掃除をしている女性と会話を交わしました。
「関西の人ですよね。発音でわかりますわ」と言う女性の言葉も関西弁でした。
「奈良の出身なんですよ。人生いろいろあって、去年からこっちで暮らしてるんです」と笑顔で話されていました。
九州の小さな街で関西弁を聴くのは、なんだか不思議な気がしました



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白壁が続く町並み-福岡県うきは市:筑後吉井

2018年01月29日 | 福岡
Chikugo Yoshii, Ukiha City, Fukuoka Pref.

さてさて、大分県日田市にある家人の実家で平成30年の元日の朝を迎えたワタクシですが、
この日の夕方に新門司港からフェリーで大阪に向かう予定でありました。
ですので、日田を昼過ぎに出発すればいいので、午前中は自由な時間があったんですよ。
ワタクシ、日田から車で30分ほどの場所にある福岡県うきは市の筑後吉井に向かいました


筑後吉井は江戸時代に久留米城の城下町と、天領である日田を結ぶ旧豊後街道沿いの宿場町として発展しました。
江戸時代中期以降には商品作物の栽培・加工及びその集散や、
「吉井銀(よしいがね)」と称された有力商人の金融活動などにより大いに繁栄したんです


筑後吉井には豊後街道(現国道210号線)の街路沿いに漆喰塗の重厚な町屋が残っていて、
「吉井町筑後吉井伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されているんです


ワタクシは重要伝統的建造物保存地区はもちろん、重伝地区ではなくても古い町並みが好きで、
日本各地の街並みを訪ねてきました。ここ筑後吉井のように、幹線道路沿いに昔ながらの町並みが
残っているのはさほど数多く無いように思います


普段ですとこの町並みを散策する観光客もそれなりにいるのでしょうが、元日の早朝に訪れる人も無く、
すれ違うのは地元の人ばかりでした。おまけにこの日はすごく冷え込んでいまして、
歩いていても手がかじかむような寒い元日の朝だったんですよ


元日の朝9時。多くの人はおせち料理やお雑煮を食べたり、初詣に行ったり、
家でのんびり過ごしたりしている時間なのでしょうね。
国道210号線も走っている車の数は本当に少なかったです


白壁、黒い瓦屋根、なまこ壁…いい町並みですねぇ。筑後吉井を訪ねるのは初めてなのですが、
素敵な町並みだなぁと感じました。福岡というと博多、小倉などの大都市のイメージが強いですが、
県の南部の方は温泉があり、長閑な農村地帯が広がり、ローカル線が走っているんですよ


福岡県にはここ筑後吉井をはじめ、八女市の八女福島、黒木、うきは市の新川田篭、
朝倉市の秋月と5カ所の重要伝統的建造物保存地区があるんです。5カ所すべてが県の南部に集中していますね


ではでは、元日の筑後吉井の街を散策するとしましょうか

使用したカメラ:1,2,6,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


街を歩いていると地元の人とすれ違います。都会では見知らぬ人と挨拶を交わすこともありませんが、
地方を旅すると会釈をして挨拶を交わします。「寒かですね」「どちらから来なさった」と、
耳に響くその土地の言葉が実に心地いいんです



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紋と過ごす元日の朝-大分県日田市:三隈川

2018年01月28日 | 大分
The Mikuma River, Hita City, Oita Pref.

さてさて、平成30年の元日は、家人の故郷である大分県日田市で迎えました。
ワタクシは今年の初日の出を見ようと、朝6時半に家人の実家から外に出ました


家人の実家からほど近い場所を、三隈川という川が悠々と流れています。
日田市は「水郷」と呼ばれるほど水が豊かな地なのですが、その中でも三隈川の流れが目を惹きます。
三隈川といってもピンとこない人が多いでしょうが、筑後川の上流部を大分県では三隈川と呼ぶんです


ワタクシ以外にも数名、初日の出の写真を撮ろうと川沿いの亀山公園に人が来ていました。
しかし、この日の日田は分厚き雲に覆われ、初日の出は拝めそうにありませんでした


川沿いの大きな建物は、日田温泉のホテルや旅館です。温泉宿で元日を迎えるのもいいでしょうな


初日の出を撮ろうと粘ったのですが、結局お日様を拝むことは出来ませんでした


撮影の時、ワタクシの横には助手として紋クンがいたんですよ。
頼りにならない助手ですが、傍にいてくれるだけで心が癒されます


ジッと待っていてくれていた紋クンを、早朝の誰もいない広場で走らせてやりました。
紋クンは今年の3月で8歳になります。人間で言えば中年のオッサンです


とはいえ、ワタクシ達には今でも可愛い紋クンです。どうか今年もよろしくお願いしますね


実家に戻り、熱いお雑煮をいただきました。冷えた身体が暖まります。
大阪は白みそ仕立てのお雑煮なので、すましのお雑煮はワタクシには新鮮なのです


おせちもいただき、ワタクシはちょっと行きたい場所があったので、一人で出向くことにいたしました。
元日の朝からのんびり出来ないワタクシでした

使用したカメラ:1,8,9枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


今年こそいい年でありますように」…正月の初詣で、そんなことを毎年のように願ってきました。
でも、なかなかその願いは叶うことなく、毎年、世の中は悪い方向に向かっている気がします。
今まで当り前のように思っていた「平和」さえも、どうなるかわからない世の中です



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大晦日の夜-大分県日田市

2018年01月27日 | 大分
Hita City, Oita Pref.

さてさて、大晦日となったこの日、鹿児島県霧島市の霧島神宮を後にしたワタクシ達ですが、
霧島高原を標高の高い場所に行けば行くほど、濃霧も発生してきて運転に支障が出るほどでした


道脇には温泉が噴煙を上げて湧いていました。周囲に猛烈な硫黄の匂いがします。
ワタクシ達は「これからどうしようか」と考えたのですが、けっこうな雨の中、散策することも出来ないので
ちょっと早めですが大分県日田市の家人の実家に戻ることにしました

実家に戻り、近くの温泉に行き、あとはのんびりテレビでも見て酒を飲むだけですな。
まあ、そういう日があってもいいでしょう


実家ではワタクシは相当の酒飲みだと思われているようで、いつもお酒に合いそうな料理が出されるのです


どーですか。まずは「馬刺し」をいただきました。
馬刺しは淡白なので、いくらでも食べてしまいそうになります


どーですか。鶏肉をよく食べる大分県です。次は「鶏のたたき」をいただきました。
新鮮な地鶏ですので、身がコリコリして美味しいんですよねぇ


どーですか。お義母さんが作る「がめ煮」が美味いんですよねぇ。
大阪では「筑前煮」というのですが、この界隈では「がめ煮」と呼ぶんですよねぇ。
九州の醤油って関西の醤油に比べて甘いんですよ。ですので、料理が優しい感じがします


どーですか。これは「スジ肉の煮込み」です。大阪ではスジ肉を煮込むときは、味噌を使うのですが
ところ変われば味変わる…ですね。スジ肉が柔らかくて、これは焼酎が進みました


どーですか。ワタクシの大好物の「高菜巻き」です。巻き寿司なのですが海苔ではなく高菜を使うんですよ。
具は細かく叩いた納豆、そして山芋なのですが、これが実に素朴で味わい深いんですよねぇ


どーですか。これは何といえばいいのでしょう「いりこ、ピーナツ、干しブドウの炒め物」なんですよ。
これはおかずというより、酒のあてにいいんですよねぇ。カルシウムが多そうでいいですな


どーですか。大分県といえば「鶏のから揚げ」は外せません。サクサクっと揚がったから揚げは最高です。
から揚げが次々運ばれてきて、ビールが次々と胃袋に消えていったのでありました。
かくして、大晦日の夜は楽しく更けていったのでありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


普段は歌番組を見ない私ですが、この日はみんなで「紅白歌合戦」を見ました。
半分以上が知らない歌、知らない歌手だったような気がします。
それでも、年末の風物詩として見るのは悪くは無いですね



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