よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

モンテの丘へ-マカオ:聖ポール天主堂跡とその周辺

2011年12月29日 | 海外旅行-マカオ
さてさて、昨日アップしたセナド広場がマカオの中心地だとすれば
マカオのシンボルとも言えるのが聖ポール天主堂跡なのです。


1582年に聖ポール天主堂は完成したのですが、その後、度重なる火災に遭いまして、今はファサード(建物の前面部)だけが残っています
今は高層ビルが建ち並ぶマカオの街ですが、かつてはマカオのどこからでもこの天主堂を見ることが出来たのではないでしょうか。


ファサードの壁面に彫られた魔物の彫刻。実はこの魔物、徳川家康を表しているんです
このファサードが作られ始めたとき、日本では家康がキリスト教禁教令を発布し、キリシタンに大迫害を行った時期なのですね。
キリスト教徒にとって、家康は悪魔に見えたのでしょう。


天主堂跡から少し歩くと、風情ある路地がいっぱい。ウロウロ歩くだけで楽しいです。


ポルトガルのカルサーダス(石畳)と花火や爆竹を売る中国人のお店。
いかにもマカオらしい光景です。


夜の聖ポール天主堂跡。ライトアップされ、一層立体感が引き立ちます。
そうそう、この天主堂跡も世界遺産に登録されているんですよ。


天主堂の下からマカオの街を見下ろしてみました。カジノでボロ儲けしている巨大なホテルが目につきます。


レンズベビーという特殊なレンズで遊んでみました

使用したカメラ:Canon EOS40D

しばらく大阪を離れますので、いただいたコメントに返事を書くことが出来ません。
また、皆さんのブログを訪ねることも出来ませんが、大阪に帰ってきたらまた訪ねさせていただきます。


この地にやって来たイエズス会の修道士達は間違いなく宗教的情熱に燃え、異国での布教に生涯を捧げたのでしょう。
その真摯で純粋な思いには尊敬の念を感じずにはいられません。
しかし、その一方で異教徒を野蛮人と決めつけ、虫けらのように殺戮した事実には怒りを禁じ得ません。
宗教というものが互いにもっと寛容であれば、世界も今より平和になるように思うのですが…。



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石畳に浮かぶポルトガルの面影-マカオ:セナド広場とその周辺

2011年12月28日 | 海外旅行-マカオ
さてさて、いよいよ年の瀬も押し迫ってきましたが、ワタクシは今日から家人の実家である大分県日田市に帰省します。
しばらくの間、ブログに新しい写真もアップできないのですが、ちょうど年末年始と言うこともあり
2年前に年末年始を過ごしたマカオの写真を、大阪に不在の間アップさせていただきます。
予約投稿というのは便利ですね


マカオは現在、中華人民共和国の特別区になっていますが、その前は400年にわたってポルトガルの統治を受けていました。
そのために、街の至る所にポルトガルの面影を感じ取ることが出来るのです。
ここはセナド広場と言いまして、マカオの中心地とも言うべき場所なのです。
ポルトガルから運ばれた石が、波のような規則正しい紋様で敷き詰められていますが、この石畳をカルサーダスと言います。
コロニアルな風情漂うこの広場は世界遺産に登録されています。


広場の近くにカテドラル(大聖堂)がありました。考えてみれば、ポルトガル人やスペイン人の海外進出はキリスト教の布教も大きな目的でしたね。


この時期のマカオは日本で言えば春のような気候で、街の至る所に花が咲いていましたよ


このような絵タイルはアズレージョと言いまして、ポルトガルの伝統的なものだそうです。


ちょっと路地裏にはいると、色落ちした素敵なパステル調の民家がありました。
外国へ行っても路地裏歩きはやめられませんね


夜のセナド広場も素敵な雰囲気でした。日本では25日を過ぎるとすぐにクリスマスの飾りつけが片付けられますが
外国へ行くと新年までクリスマスの飾りつけが残っていることが多いように思います


夜のカテドラル。古き良きマカオと、その向こうには今のマカオを象徴する巨大なホテルが見えます。


初めて訪れたマカオですが、私はこの街が気に入りました。

使用したカメラ:Canon EOS40D

しばらく大阪を離れますので、いただいたコメントに返事を書くことが出来ません。
また、皆さんのブログを訪ねることも出来ませんが、大阪に帰ってきたらまた訪ねさせていただきます。


マカオはわずか28.6k㎡の面積ですので、大抵の場所にはこのセナド広場から歩いて行くことが出来ます。
歩いていても危険を感じるようなこともまずありません。
食べ物も美味しく、ヨーロッパとアジアが混ざり合ったような町並みは独特のものでしょう。
機会があればもう一度行ってみたいです。



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