Ganryujima Island, Shimonoseki City, Yamaguchi Pref.
さてさて、門司港レトロでの散策を楽しんだワタクシ達ですが、この後は下関に戻らなければなりません。
往路は関門トンネルを歩いて下関から門司へ来たのですが、復路は違うルートを考えました。
関門海峡連絡船に乗って下関に船で向かいます。門司の町が遠ざかっていきます。
下関の町が近づいてきます。とはいえ、これで下関の町にすんなり戻るわけではないのがワタクシ達の旅なのです。
相棒さんが「せっかくここまで来たんやから巌流島に行って見いへんか」と言うんです。
ワタクシも反対する理由はないので、下関で船を乗り換えて巌流島へと向かいます。
巌流島は関門環境にある無人島ですが、この島が有名なのは「宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘」、
いわゆる「巌流島の戦い」が行われた場所だということです。
巌流島の決闘とは、宮本武蔵と佐々木小次郎が慶長17年(1612)に行った果たし合いのことですな。
武士道を極めるため、一心に鍛錬してきた両者が激闘を繰り広げ、ついに武蔵の一撃に小次郎が敗れた…というのはあまりに有名な話です。
真剣を使う小次郎に対して木刀で挑んだ武蔵。約束の時間に大幅に遅れてきた武蔵が勝ったという逸話は皆さんもご存知ですね。
ところがこの巌流島の決闘、一体どこまでが事実なのか、本当のところは分かっていません。
武蔵の自著『五輪書』にも巌流島の決闘について触れた箇所は全く無いそうですし、
当時の船島(巌流島)が属していた長府藩の初代藩主・毛利秀元の言行を記した「毛利秀元記」にも記録が残っていないとか。
決闘当日の武蔵の様子や、遅れてきた武蔵に小次郎が怒るなどの詳細が『二天記』という書物にあるそうなのですが、
これがまとめられたのは宝暦5年(1755)のことです。決闘から100年以上経って書かれたものでした。
ですので、かなりの部分が創作なのは間違いないでしょう。
ただ、この巌流島から眺める関門海峡の美しさは価値のあるものでした。
関門海峡を多くの船が行き来する様子を眺めながら、潮風に吹かれるとほんの僅かですが爽やかさを感じました。
この後は関門連絡船で下関に戻り、唐戸港からバスに乗って下関駅に向かい、ホテルに戻ったのでありました。
ホテルでお風呂に入り汗を流した後は、夕食に出かけていくことになるのですな。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
最近はテレビでも「時代劇」が放映されることがめっきり少なくなりました。今ではNHKの大河ドラマくらいでしょうか。
時代劇はセット、衣装、時代考証などに費用もかかるでしょうし、殺陣が出来るような俳優さんも少ないのでしょうね。
もう「水戸黄門」「暴れん坊将軍」なんて時代ではないのでしょうが、良質な時代劇を見たい気もするんですよ。
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さてさて、門司港レトロでの散策を楽しんだワタクシ達ですが、この後は下関に戻らなければなりません。
往路は関門トンネルを歩いて下関から門司へ来たのですが、復路は違うルートを考えました。
関門海峡連絡船に乗って下関に船で向かいます。門司の町が遠ざかっていきます。
下関の町が近づいてきます。とはいえ、これで下関の町にすんなり戻るわけではないのがワタクシ達の旅なのです。
相棒さんが「せっかくここまで来たんやから巌流島に行って見いへんか」と言うんです。
ワタクシも反対する理由はないので、下関で船を乗り換えて巌流島へと向かいます。
巌流島は関門環境にある無人島ですが、この島が有名なのは「宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘」、
いわゆる「巌流島の戦い」が行われた場所だということです。
巌流島の決闘とは、宮本武蔵と佐々木小次郎が慶長17年(1612)に行った果たし合いのことですな。
武士道を極めるため、一心に鍛錬してきた両者が激闘を繰り広げ、ついに武蔵の一撃に小次郎が敗れた…というのはあまりに有名な話です。
真剣を使う小次郎に対して木刀で挑んだ武蔵。約束の時間に大幅に遅れてきた武蔵が勝ったという逸話は皆さんもご存知ですね。
ところがこの巌流島の決闘、一体どこまでが事実なのか、本当のところは分かっていません。
武蔵の自著『五輪書』にも巌流島の決闘について触れた箇所は全く無いそうですし、
当時の船島(巌流島)が属していた長府藩の初代藩主・毛利秀元の言行を記した「毛利秀元記」にも記録が残っていないとか。
決闘当日の武蔵の様子や、遅れてきた武蔵に小次郎が怒るなどの詳細が『二天記』という書物にあるそうなのですが、
これがまとめられたのは宝暦5年(1755)のことです。決闘から100年以上経って書かれたものでした。
ですので、かなりの部分が創作なのは間違いないでしょう。
ただ、この巌流島から眺める関門海峡の美しさは価値のあるものでした。
関門海峡を多くの船が行き来する様子を眺めながら、潮風に吹かれるとほんの僅かですが爽やかさを感じました。
この後は関門連絡船で下関に戻り、唐戸港からバスに乗って下関駅に向かい、ホテルに戻ったのでありました。
ホテルでお風呂に入り汗を流した後は、夕食に出かけていくことになるのですな。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
最近はテレビでも「時代劇」が放映されることがめっきり少なくなりました。今ではNHKの大河ドラマくらいでしょうか。
時代劇はセット、衣装、時代考証などに費用もかかるでしょうし、殺陣が出来るような俳優さんも少ないのでしょうね。
もう「水戸黄門」「暴れん坊将軍」なんて時代ではないのでしょうが、良質な時代劇を見たい気もするんですよ。
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