青菅まちづくり協議会の防災訓練は井野中学校で行われたが、幸い天気に恵まれて快晴。暑い中、中学生の活躍が戦力になることを示す避難訓練だった。茨城県や千葉県東方沖の地震や、異常気象による豪雨などが続いていることで、避難所への関心が高まっているのだろう、参加者が昨年よりも増えているように見えた。
避難所を開設した時に、近くに住む職員が駆けつけて担当する所長と副所長が参加するようになったのは、市の対応として大きな進歩だ。私たち小竹小学校まちづくり協議会の防災訓練にも副所長が参加することになっている。
避難所となる体育館に段ボールで作る寝床はクッションが効いて、床に直接寝るのと違う快適性(?)があるだろう。私たちはできるだけ避難所には来ないで在宅避難をしてもらうことを訴えたいので、床にブルーシートを敷いただけで横になってもらう。
素晴らしいと思うのは中学生の活躍だ。担架や車いすの訓練を交代で行っていたし、トイレや脱衣場に利用するクイックブースの組立に汗を流していた。平日の昼間に起きた災害の場合、一番の戦力は地域にいる中学生だ。頼もしい。
ある役員の方から「避難所に来たら一人1帖くらいのスペースを貰えるのだろうか?」と単純な、しかし基本的な疑問を質問された。その広さを確保すると体育館に収容できるのは200人程度でしょう。「越えたらどうするの?」
教室の開放を考えるのでしょうが、その前に一人のスペースを狭くして、例えば500人の人でも収容しなければならないのではないですか?「それではゆっくりと寝られないじゃないの?」。そうだと思いますが、避難所間の調整ができるまではやむを得ないでしょうと答えた。
避難所の運用に絞った訓練は参考になった。