ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸・偕楽園で見た梅花の後ろ姿

2024-02-28 21:22:34 | 水戸

 偕楽園の梅は、今ほぼ満開になっているようです。そうした梅の花を裏側から萼(がく)をおもに見てみました。名前の後にある咲き方などの説明は、園内の掲示板や、偕楽園のHPにあるものです。

 

月影(つきかげ)  中咲き・青白色・野梅系・一重
 青白色や緑色の花といわれる月影ですが、萼の緑色が白い花弁を通して見えるということもあるのでしょう。水戸六名木の一つだそうです。

 

白加賀(しろかが)  中咲き・白色・実ウメ系・一重
 今の偕楽園は、花を楽しむための梅が多いようで、白加賀のような、徳川斉昭がふやそうとした、軍糧としての実を食べる梅の木は少ないようです。花は大輪で、実も大きいそうです。

 

月影枝垂(つきかげしだれ)  中咲き・青白色・枝垂れ系・一重
 この枝垂れと表示のある月影は、萼が緑色でなく、あまり、青白色の花といった感じはないようです。枝は緑色のようです。

 

虎の尾(とらのお)  早咲き・白色・スモモ系・八重
 白梅の萼は、このような、赤茶色に緑色が見える姿が多いように感じます。花弁が散った後に、木が赤っぽく見えるのは萼のせいなのでしょう。

 

水心鏡(すいしんきょう)  中咲き・黄白色~白色・野梅系・八重
 開花時、花は黄白色で、白色に変わっていくそうです。水心鏡というのは雨乞いのときに使われる鏡のことだそうです。右側は、花弁が散って残った萼です。

 

月宮殿(げっきゅうでん)  中咲・乳白色・野梅系・八重
 30~40mmの大輪の花を咲かせるようです。これも萼は赤茶色に緑色があるようです。

 

道知辺(みちしるべ)  中咲・紅色・野梅系・一重
 紅梅の萼は、花弁と同じように赤い色素がはいっているようです。このような濃くない紅色の花では、萼の方が濃い赤色に見えるようです。

 

玉光枝垂(ぎょっこうしだれ)  中咲・紅色・枝垂れ系・一重
 これなどは、がくは花弁とほとんど同じ色のように見えます。江戸時代からある品種のようです。

 

見驚(けんきょう)  中咲・薄紅色・野梅系・八重
 30~40mmの大輪だそうで、目を驚かすという意味の名前なのでしょう。これも萼の赤色が目立ちます。

 

鹿児島紅(かごしまこう)  中咲・濃い紅色・スモモ系・八重
 鹿児島紅は紅梅の中でもひときわ紅色が濃い品種のようです。萼もそれにともなって紅色が濃いように見えます。

水戸・偕楽園の梅の花(3)
水戸で梅を楽しむには

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