ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の壺等(2)

2023-08-15 19:45:52 | 水戸

 壺と甕(かめ)の違いは、大きさのようで、水甕などというように、容量の大きなものを甕というようです。気をつけて見ていると、いろいろなところで壺などを見ることがあるようです。

 

藍甕(あいがめ 民家庭 内原町)
 底が斜めになったり、ゆがんだりしていますので、たぶん、土に埋めて使われたのでしょう。それで、藍甕ではないかなと思いました。民家に庭に並んでいました。

 

水甕(愛友園 緑町3-9-35)
 写真だけでなく、もっとたくさんの甕が並んでいました。瓢箪形の甕もありました。釉薬(うわぐすり)を垂れ流した意匠は、梅漬けの壺でもよく見ますね。写真の甕は備前焼なのでしょうか。

 

天水桶(てんすいおけ 民家前 中丸町)
 樽の形を模した、素焼きの大甕のようです。たぶん、雨をためて防火用水とした天水桶(天水受け)なのでしょう。今は使われていないようで、さかさに置かれています。

 

火消壺(大塚農民館 大塚町1223-2)
 後で再び使うために、密閉して炭の火を消す壺です。これは鉄製ですが、表面を黒くした陶製のものを以前はよく見ました。

 

紹興酒甕(中華料理 福客来 栄町1-11-34)
 紹興酒の甕にも、蔵によってなのでしょうか、いろいろな種類があるようです。24ℓ入りという表記を見ましたので、日本流の1斗甕ではないようです。ひと頃中華料理店の店頭によく飾られたようですが、最近はあまり見ないようです。

水戸の壺等(1)

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