秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

卯から連想してたどりついた禹

2011-03-14 | 古代史のミステリー
卯の刻って朝6時ごろ、方角は東。
気持ち的に朝できるだけ早く大阪より東の奈良へ行くっていうのがミソでした。

昨日お参りした大神神社は、
午前10時半から始まる三卯大祭の準備中でした。
それに参加される崇敬会・各講社の方々が予約されたお弁当を用意したテントだけでもたくさんありました。
  
祈祷殿前の広場は何百もの椅子がぎっしり並べられていて通れないほどだった。

午前中に皆でお祈りをささげられ、午後からは「出雲國 大原神主神楽」の奉納があったようです。
検索してて見つけたものを無断でもらってきたのが最初の画像です。
午後から用事があってどちらも残念ながら見てません。

卯の日は大神様のご神威が高まる日であり、最上の吉日となるというのでお参りできたことを良しとしましょう。

しかしなぜ卯の日が特別なのか、昔から気になってました。
大神神社のしおりなどにはこう書かれています。
崇神天皇の御世、卯の月卯の日に天皇おんみずから八百万神に卜問いして、神意を伺われたとき、
倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)に神がかりして
「天皇何ぞ国の治まらざるを憂うる。若し能(よ)く我を敬い祭らば必ず平らぎなん」と大神神社の大神・大物主神が自称り出られた


住吉大社も卯之日祭と卯の日が特別だとされています。
神功皇后が卯月上卯日に創建されたといわれ卯の葉神事が執り行われます。
なぜに卯の日なんでしょう。

機会があるごとには検索の対象でした。

まずWikiでは
「卯」は『史記』律書によると「茂」(ぼう:しげるの意味)
または『漢書』律暦志によると「冒」(ぼう:おおうの意味)で、
草木が地面を蔽うようになった状態を表しているとされる。
後に、覚え易くするために動物の兎が割り当てられた。
なお、フランス、中国の一部チベット、ベトナムでは兎ではなく猫が割り当てられる。

「う」という音つながりで「禹」がヒット。

「禹」という文字の古い形は二匹の蛇(龍)が交差した形をしており、
夏の民族が二匹の龍をトーテムとしていた可能性も高いと知った。
ウズベキスタンでみた蛇の天然石像を思いだしました。
そのときの記事は→イスラムのプライド2009/3/30 

大神神社はみ~さんの神様でもあります。
  

中国古代の三皇五帝の後をうけて、初めての世襲王朝である「夏」を創始した人物が「禹」です。

夏王朝(B.C.2069~B.C.1600)
1950年代末に考古学者の徐旭生が河南省で二里頭遺跡を発見。
二里頭文化が夏王朝の存在を証明することが明らかになりました。
黄河の大洪水が起こったため、禹が黄河の治水に成功し、王に即位、
陽城(現在の河南省登封)に建国したとされています。


  

禹は、九つの州(冀州/沇州/青州/徐州/揚州/荊州/豫州/梁州/雍州)をことごとく回り、九山を治め、九川の水路を定めついに全土をひとしく治めることに成功した。
治水工事を行った際、禹は熊の姿に変身して工事にあたったという。

天下をめぐって治水に奔走した禹は、病み疲れて足を引きずる独特の歩き方をするようになってしまった、という伝説があり、この歩き方をまねたのが「禹歩」と呼ばれる歩き方です。
その後、場を踏み清める呪術として民間信仰に取り入れられ、後に道教の祭祀の際にしばしば行われる呪法となったそうだ。


古い文献に禹の姿を「人面にして足無し」と記されているということで、禹の原形は人面魚身の洪水神であったという説もあるそうです。
倭人が鯨面という刺青を施すようになったのと関係あるのかな?

  

「夏の后少康の子会稽を封じられ断髮文身を以て蛟龍の害を避ける。
今倭の水人好んで沈没し魚蛤を捕えるも文身は亦以て大魚水禽を厭う。
後に稍以て飾りと為すも諸国の文身各異なる。
或いは左、或いは右、或いは大、或いは小、尊卑に差有り。
其の道里を計るに当に会稽東冶の東に在り」

2 コメント

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Unknown (りひと)
2020-05-19 19:49:08
興味深い記事ですね。
継体系が入ってそうですよね、大神さんには。
ある意味凄いコラボだったでしょうね。それゆえ大変な事もありそれをうさぎさんがグッジョブしたんでしょうね。

あと正倉院展の東京に来なかった卯の関係の物、あれも気になってきましたよ。

で私大原って文字見るとなんかワクワクするくらい出会う事が多いんですけど、記事であったんですよ。

出雲國 大原神主神楽、これが気になりますね。
調べてみます。
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りひとさんへ (ulala)
2020-05-20 18:05:05
2011/3/11 東日本大震災発生、度肝抜かれる大惨事でした。
その二日後は日曜日で三卯の日でした。
大神神社へ参拝し原発制御を祈りました。
https://blog.goo.ne.jp/goo3820/e/fc8f11deec387e50f08505dcb2cf1f96

その次の日、以前から不思議に思ってた卯について考察した記事です。

りひとさんにご指摘いただくまで、
出雲国 大原神主神楽、スルーしてましたわ。
なんなんでしょうね。
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