秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

世界の質屋★ロシア

2009-05-28 | シチの目
以前アメリカで高校生の銃乱射事件があり、質屋で銃を購入したと報じられていました。
アメリカの質屋はPAWN SHOPと呼ばれ、様々な銃が置かれていることは、少林寺拳法同志のアメリカ人に聞いたことがあります。

質屋といえどもお国が違えば質草も異なるもんだと思ったものでした。

1週間ほど前の読売新聞でロシアの質屋についての記事を見ました。
ネットでもご覧いただけます。→こちらから

「質草の変遷は、ここ数年でロシアの消費者が獲得した「豊かさ」を物語っている」と書かれていました。
企業の解雇や賃下げが深刻化するロシアでも、定番の質草の貴金属、時計、古銭から、最近はデジタル家電が増えているんだそうです。

去年11/16のロイター通信でも、質屋の好況を伝えています。
「2カ月前は1日約13万ドルだった貸付金額は、現在では同20万ドル前後に拡大しており、これまで年配層が中心だった利用者も、最近は貴金属などを持ち込む中流層が増えているという」


20年ほど前ゴルバチョフからエリツィンに変わった頃、ロシアを訪問した当店の専務さんの話によると、家具工場へ見学に行ったら、1日の生産ノルマは重さが基準になったという。
そのため数を作るのではなく、一つの家具を重くするためテーブルなどの天板厚さも尋常ではなかったそうだ。
そしてなんとノルマってロシア語だそうです。

その後ふんだんに採掘される天然資源でロシア経済は超活況。
イギリスや中東でロシア人が闊歩していたんですよね。

今は不況で大変らしいけれど、
自由経済になってからのロシアと、かつての共産圏で計画経済だったころのソ連邦。

自由経済になって初めて質屋が誕生したはず。
質草は世情を写します。
かつてノルマとして生産されたものも、今や質草となっているんだろうか?

4 コメント

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Unknown (TM)
2009-05-28 21:30:55
質屋というビジネスには、時代や国・地域の社会の実情がストレートに反映しているんですね。「世界各国の質屋のドキュメンタリー」を、本か映像にまとめたら面白いんじゃないかしら。

私もゴルバチョフからエリツィンに変わる少し前に、モスクワに行きました。赤の広場にある「グム百貨店」には、金目のものなんか何もなかったですわ。
あれじゃ質屋は成り立ちませんね。

ところで、「1日の生産ノルマは重さが基準」のお話はけっさくですね。
「ノルマ」がロシア語とは初耳でしたが、やたらピッタリなんで感心しちゃいました。
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TMさんへ (おざさ)
2009-05-31 18:05:50
日本の質屋は鎌倉時代からといわれています。
貨幣経済が発達したら、世界中どこでもものを担保にお金を融通するということはあるということですね。

ソ連も中国も自由経済になって質屋が大繁盛してるみたいです。
次は中国について書こうかな。
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Unknown (質屋の買取)
2010-07-04 02:30:47
いつも参考にしております。
また遊びにきます。
ありがとうございます。
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質屋の買取さんへ (おざさ)
2010-07-05 08:43:31
コメントありがとうございます。
今までも見てくださっていたとのことうれしいです。
もの・ひとそして時代の流れを見逃すと質屋の買取は失敗します。
少しでもそうした視点に繋がる記事になるよう努力したいと思っています。
これからも時々のぞいて下さり、ご意見ご感想いただくとありがたいです。
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