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議会事務局研究会に参加

今日は午前中は応援団の幹事会でした。
午後からは、大阪府議会会館にて、議会事務局研究会の定例会でした。

今日は九州からも参加された会員さんもいらっしゃっていて、総勢21名と大賑わいの定例会でした。

最初に、近畿大学の辻先生が書かれた著書についての概要の説明と解説があり、その後、大津市議会事務局の清水さんによる書評がありました。

辻先生が研究されてきた成果をまとめられた内容は、政党政治、また首長の提案議案がどのような状況で否決されやすく修正可決されやすいか、また、政党支持の首長の出現率など、1955年体制から2011年統一地方選までの間を4つの期間に分けて分析されていました。

政党政治ということでいえば、私は政党には属していませんから、政党だけで政治が進められてもいいのだろうか?という素朴な疑問があります。

選挙中も訴えて回ったのですが、市民の中で政党の党員になっている人の割合は低いと思うのです(確かめたことがありませんが)、しかし、市議会の議員の中で政党に所属する議員が多いという現状があります。
政党が訴えることは、国政政党が多いですから、国の政策については決め事があるでしょうが、地方自治体の政策は地方自治体によって詳細は異なるわけですから、政党政治で地方政治が進められるとすれば、それは本当に市民のための政治になっているのだろうか、と思うところがあります。

今日の話の中では、たとえば地方自治体の選挙を比例代表制のようにしてはどうだろうか?という話もでてきました。その場合、政党に属していない候補者は、とりあえず政策の似通った候補者で仮の政党を作って、得票数(率)に応じて、議員数を割り振ってはどうか?という案です。

が、今でも、たとえば吹田市議会は、一人会派が5人いますが、それぞれが一人ひとつずつの会派であり、複数人で会派を組むことはできていません。それが選挙の時だけ、たとえば5人が一団体になるというのは、現実的ではないと思います。

また、選挙制度とは別の話になりますが、政党に属している候補者で、その政党の政策がいいから投票するという人もいるでしょうが、政党ではなくその候補者の人物、あるいは地域で投票するという人もいますから、すべて比例代表制のような選挙制度に変えてしまうというのは、無理があるのではないかと思いました。

清水さんの書評は、議会事務局職員は議会のサポートをするために、議員から、議会から何か言ってくるのを待っていればよい、それまで用意周到に準備しておけばいいということではなく、職員から議員、議会に仕掛ける、提案することも必要ではないかというような話でした。

私も同感です。議員、議会の発意を待っていたら、議会の中の力関係で何も動かないこともありますし、そもそも、議員、議会が考え付いていないけれど、大切なこともあるわけで、それを議会事務局職員が気づいているのであれば、どんな形、ルートがいいのかはあるとは思いますが、ともかく、議員、議会に提案してほしいと思うのです。
そのことによって、議会改革も、議会の活性化も、そして審議の活発化と深化もできると思うのです。

今期(5期)から一人会派になってしまい、議会での発言力、機会もこれまでよりも小さくなる可能性のほうが高いですが、それでも、できることから、気づいたことから、改革を進めていきたい、そう思っています。

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